※閉店※【東京・本郷三丁目】インド料理とフランス料理が楽しめる？『オリエンタルビストロ 桃の実』は食材を活かしたおいしさが自慢

2014年、本郷三丁目にオープンした『オリエンタルビストロ 桃の実』。フランス料理とインド料理という少し変わったラインナップの料理を揃えており、開店以来大人気のビリヤニやこだわりの自然派ワインなどを楽しめます。

水道橋には2号店『桃の実 カレー＆オリエンタル・バル』を構えている同店。代表の瀬島さんに、こだわりやおすすめメニューについてお話をうかがいました。

心がホッとやすらぐ空間

『オリエンタルビストロ 桃の実』は、全部で12席のみの小さなお店です。周辺には男性向けの場所が多かったことから、女性だけでも入りやすい雰囲気づくりにこだわったとのこと。デザインも女性設計士に頼み、要望を伝えながらおしゃれに仕上げました。
木目調や暖色系が優しげであたたかみがあり、とても居心地が良さそうな空間です。ゆっくりくつろいでほしいという瀬島さんの想いがたっぷりと込められています。

実際に来店されるのは、30～50代の大人が中心。もちろん女性客も多く来店されますが、意外にも男性客の割合が多いそうです。女性向けを意識していながら、かわいらしすぎない落ち着く雰囲気が、男性にも支持される理由となっているのかもしれませんね。

料理人としてのプライドからくるこだわり

「せっかくお金を払って食べにきてもらっている以上、それ相応の食材や料理を提供したいです。」そんな想いのもと、食材選びにはとてもこだわっています。
安いけど冷凍ものの外国産、少し高いけど鮮度の良い国産。多くの店舗はコストを考えて安い食材を選んでしまいがちですが、瀬島さんは価格にとらわれず、品質を重視した食材選びをおこなっています。

だからといって、高いものばかり仕入れては赤字に。しっかりとコスト管理をしつつ、できる範囲でなるべく良いものを選ぶよう心掛けているといいます。
たとえば鶏肉は博多地鶏、魚は近海の天然物で刺身で食べられる鮮度のものなど。高級店には及ばないものの、同価格帯の他店舗には引けをとらない、もしくは一段階上のレベルを提供しています。

イチ押しはビリヤニ×ワイン

▲ビリヤニ

ビリヤニとは、日本でいう炊き込みご飯のようなもの。濃厚に煮詰めたカレーと具材、ハーブやスパイスをインディカ米と一緒に炊き上げます。本場のインドで食べた時にあまりにもおいしかったため、メニューに取り入れたところ予想を上回るほどの大人気。注文率No.1を誇る看板メニューとなっています。

同店のものは本場の味と少し違い、瀬島さん流のアレンジを加えています。ふつうは辛みや塩味、油分が多いパンチの効いた味わいとなっていますが、それらをあえて抑えました。そうすることで、スパイスの風味や食材本来のおいしさを活かした味わいを楽しめるのです。

料理をさらに楽しむなら、一緒にワインも注文してみてください。自然派ワインを揃えており、料理との相性もばっちり。価格も抑えてあるので、気軽に楽しめます。
「小さなお店ながら種類は多めに用意しているので、ぜひお気に入りを見つけてみてほしいです。」と瀬島さん。
一緒に楽しむことで、料理とワインそれぞれのおいしさがより引き立ちますよ。

末永く続くお店を目指して

「今のところは、地道にコツコツと続けられたらそれが一番かなと考えています。背伸びをせず、できることを精一杯やっていき、より多くのお客さまに喜んでもらえるよう頑張りたいです。インド料理とフランス料理をまとめて楽しめるお店はほかにないと思うので、きっとご満足いただけると思います。まずは大人気のビリヤニを食べに、ぜひお越しください。」

瀬島さんも太鼓判を押す自慢のビリヤニ以外にも、食材選びからこだわったさまざまな料理が並ぶ『オリエンタルビストロ 桃の実』。一緒にワインも飲みながら、楽しい食事のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。