※閉店※【沖縄・那覇】学習やワークショップなど。使い方は十人十色『Cafe 3-PLANT』の楽しみ方を聞いてみた！

歴史を感じる遺跡や昔ながらの店と現代的な店が混在する首里赤平町。
首里城からおよそ1.5ｋｍの場所に店を構える『Cafe 3-PLANT』は、人々の成長を見守る拠点としておよそ2年前にオープンしました。
『Cafe 3-PLANT』の代表を務める上原さんに、店内での過ごし方を教えていただきました。

『Cafe 3-PLANT』に込められた想い

もともと大手の外食チェーンに勤務していた上原さんは、店長としてスタッフ教育や経営に関わるうちに、自分のお店を持ちたいと考えるようになりました。

飲食店の魅力は自由度が高いこと。カフェで勉強をして過ごすことの多かった上原さんは、ゆったりとくつろげるカフェのオープンを決意し、実現しました。『Cafe 3-PLANT』のPLANTは植物という意味です。３は、“地域の人々”、“スタッフ・家族”、“自分”を表しています。
店名には、お店がプランターのような役割を果たし、植物が育つように、人々の成長の拠点となる場所というメッセージが込められています。

売上アップのために回転率を重視する飲食店も少なくありません。『Cafe 3-PLANT』は、一人ひとりがゆったりと過ごせる空間作りがコンセプト。カフェで勉強や仕事ができて、ご飯も食べられる環境を提供しています。

上原さん直伝！３つの空間の活用法

理想のカフェをオープンさせるために、居抜き店舗で駐車場付きを条件に物件探しからスタートしました。
居抜き店舗は、厨房などがそのまま残っているため出店コストがかからない点が魅力です。しかしその反面、前のお店のイメージが残ってしまう可能性があります。
内装は、前のお店のイメージが残らないように、そして上原さんの想いが伝わるように工夫されています。友人の手助けもあり、あたたかみのある居心地のよい空間が完成しました。

客席は、全部で３タイプにわかれています。
１つ目は、集中して勉強できるボックス席。２つ目は、ハンモックなどがセンスよく配置された芝生の席。３つ目は、個室です。

ボックス席は、中学生や高校生に利用されています。家ではテレビやゲームなどの誘惑がありますが、木のぬくもりのある店内なら、リラックスして集中して勉強できると人気。定期テスト前はもちろん、普段からも部活帰りの学生で賑わいます。 また、現役大学生がサポーターとなり、中高生を見守ることも。
店長は、中学・高校の教員免許を取得していることもあり、塾ではありませんが、学習室として、自主学習のできる環境が整っています。

一方、芝生の席は赤ちゃんや小さな子供を連れたママに人気です。個室は、教室や会議、ワークショップなどに利用されています。
店での過ごし方は一通りではありません。何か目的を持って訪れてほしいと上原さんは語ります。勉強、仕事、ママ友とのランチなど。使い方は十人十色です。

2019年4月20日で2周年をむかえる『Cafe 3-PLANT』。リピート客も増え、個室を使ったパーティやカフェを貸し切りにしたイベントも増えています。
個室を貸し切りにすると1人1時間300円。6名以上から1時間1500円となり、人数が増えても値段は変わりません。店の居心地のよさが伝わり、オープンからおよそ2年、知名度も上がっています。

リーズナブル＆スピーディに食事を提供

『Cafe 3-PLANT』の最大の魅力は空間です。食事は、おいしさや安心はもちろんのこと、リーズナブルでスピーディな提供を心がけています。
人気のメニューは、“ごろごろ野菜とチキンの黒酢あんかけプレート”や“自家製タルタルのチキン南蛮プレート”です。

学生には、“エッグインクラウドの炙りチーズサーモン丼”が人気。また、デザートの“クロワッサン専門店クイニーさんコラボカスタードデニッシュ”もおすすめです。
忙しい中高生がしっかり食事をとり、安心して学習できる環境、子育て世代がほっとできる環境、芸術家たちが集まり作品を展示できる環境。すべての人がここから旅立ち、大きく飛躍できるように、上原さんは見守っています。また、このような場を広げるためにも、多店舗展開を視野に入れて活動しています。

上原さんからのメッセージ

「それぞれの空間で自由に心ゆくまでお楽しみください。店内はWi-Fi完備。ボックス席は勉強やノマドワークにおすすめです。個室では、動画も流せます。疲れたら芝生のハンモックでぼんやりしてもいいですね。目的があればより充実したひとときを過ごせます。」

一人ひとりがゆったりと過ごせる空間作りがコンセプトの『Cafe 3-PLANT』。使い方は十人十色。自由な時間を過ごしたいときは、同店に足を運んでみてくださいね。