【北海道・すすきの】お酒の後の“〆コーヒー”と言えばココ！『Coffee Shop Marley』で自家焙煎珈琲を楽しんで♪

　北海道の夜の街と言えばすすきの。お酒と料理と大人の世界で賑わう街に、一切アルコールを出さず、しっとりと本格コーヒーを楽しむことができる専門店があるのをご存知でしょうか。営業時間も、昼過ぎから深夜3時まで。ここは、お酒のあとに〆のコーヒーでほっとできる癒しの場です。その名は『Coffee Shop Marley(コーヒーショップ マーレイ)』。今回はオーナーの成田さんにお話を伺ってきました。

街のクロスポイントとしてのコーヒー専門店を

　『Coffee Shop Marley』がここにオープンしたのは2011年9月2日。10年ほどここで営業していたコーヒーショップの閉店に伴い、店舗を買い取り、居抜きで使用しています。前の店舗の頃から働いていたという成田さん。ここにお店を構えようと思ったきっかけは、すすきのという賑やかな街には、ほっとくつろげるような“クロスポイント”（待ち合わせや憩いの場所）が必要だと感じていたからとのこと。

　しかし、オープン当初はお客様が来ない日も多く、苦労したといいます。バーで働いた経験からアルコールを提供したり、商品の質を上げたり、接客の質を上げたり。前の店舗がなぜ不振だったのか、その改善点をクリアしていくと、自然とお客様は増えていったのだそうです。そこから成田さんの理想のお店作りが始まりました。目指すは、一切アルコールを提供せずコーヒー専門店として営業することでした。そこで、何年もかけてアルコールの提供を少しずつやめていき、今ではアルコールは一切出していません。同店が一番力を入れているのは自家焙煎コーヒーです。すすきので、煎りたて挽きたての豆で提供されるコーヒーを味わえるのは、同店のほかにありません。「飲みの〆にコーヒーを。」というお客様も多く、同店から“〆コーヒー文化”が広まって欲しいと意欲を燃やしています。

重厚感のある落ち着いた店内

　低めのカウンター、暗い茶系のイスとテーブル、店内に漂う焙煎したコーヒー豆の香りに雰囲気のある音楽。ここは都会の喧騒を忘れさせてくれる大人の空間です。全面喫煙可能なので、愛煙家には嬉しいですね。照明も暗めで、一日の疲れを癒してくれる空間です。壁には有名なアーティストがライブペイントで描いてくれたという絵が飾られており、それもこの落ち着く空間のアクセントになっています。店内では不定期に音楽イベントやギャラリーとしての展示イベントが開催され、アートの発信地としての役割も担っています。何気なく通っているうちに新しいアートとの出会いがあるかもしれません。

おすすめコーヒーはお客様のお好みに合わせて

　同店は生豆を買い付け、店内ですべて焙煎し、煎りたて挽きたてを提供しています。ブレンドコーヒーも2種類あるので、最初はお店自慢のブレンドから試してみてはいかがでしょう。そして同店の醍醐味である、産地ごとに風味や個性の違うストレートコーヒーも楽しんでみてください。飲みやすい豆はブラジル、コロンビア、タンザニアなどが入門編として最適。マンデリンなどが飲めるようになると通です。とはいえ、酸味、香り、コク、苦みなど、豆ごとの個性によってお客様が美味しく感じるコーヒーは変わってきます。迷ったらまずは成田さんに気軽にお声掛けくださいとのこと。お客様好みの豆を選んで提供してくれます。そのコーヒーも、豆ごとにペーパードリップ、ネルドリップなど抽出方法も変えて、一番美味しい状態でいただけます。

　同店はコーヒーだけではなく、セットメニューとしてお食事もいただけます。ケーキセットはベイクドチーズケーキかチョコレートケーキから選べます。トーストセットはジャムトーストかチーズトーストから選べます。自家製ケーキはコーヒーとの相性も抜群ですよ。

お気に入りの豆をご自宅で

　コーヒー専門店として、豆の販売も行っている『Coffee Shop Marley』。成田さんが丁寧に焙煎した新鮮な豆を、ご自宅でもお楽しみいただけます。今後はネット販売も検討中とのこと。是非同店自慢の豆をご自宅で普段使いしてみてください。

　「すすきのに来るからにはお酒を楽しみに来ると思いますが、是非美味しいコーヒーでゆっくりしていってください。深夜3時まで営業しているので、〆にコーヒーはいかがですか。」と成田さん。今後のビジョンとしては店舗展開も考えており、東京オリンピックに向けて、具体的に動きだす予定だそうです。
　大人の街すすきので、大人のための珈琲専門店『Marley』で、是非大人のための憩いの時間を過ごしてみませんか？