【愛知・名古屋】10余年続く 栄で愛される老舗『かしの木』 名物“溶岩焼き”に舌鼓

　愛知県名古屋市。地下鉄栄駅から徒歩3分のビルの奥まったところに、小料理屋『かしの木』があります。2019年現在で、11年目を数える老舗です。

　熱々の溶岩プレートの上でじっくり焼き上げる“黒毛和牛の溶岩焼き”が有名で、和食の名店として愛されている同店。今回はオーナーの岩本さんに、同店についてお話をうかがいました。

10余年続く 栄で愛される老舗

　岩本さんは元々料理とは関係のない測量の仕事に就いていました。やがて24歳で飲食業界に転職。錦の鉄板の店で働き始めたそうです。
　その後は居酒屋などを経験し、御器所で和食の店の立ち上げに参加しました。そして30歳の時にはこの『かしの木』の立ち上げに参加し、店長として働き始めたといいます。

　開店からわずか一ヶ月ほどがたったころ、岩本さんはオーナーに昇進。それからはひたむきにお店を守り続け、気が付けば10年以上の月日が経過しました。

　「いまでも店を続けられているのは、ずっと足を運び続けてくれる常連さんがいるおかげですね。」と岩本さんは話します。

　飲み会の二軒目に利用されることが多いという同店。常にお客さまで賑わっているのは、岩本さんの飾らない性格と確かな料理の腕が、栄の人々の心をつかんで離さないのかもしれませんね。

貸し切りも可能なお店

　和の趣のある店内には、11人が座れる広いカウンター席があります。また、奥には掘りごたつの個室があるので会社の接待など、特別なシーンにも大活躍します。

　10名以上の貸し切りにも対応しているので、希望の方は事前にお店に問い合わせをしてみてくださいね。

名物“溶岩焼き”に舌鼓

　『かしの木』の名物料理と言えば、遠赤外線を発する溶岩プレートでじっくり焼き上げる“溶岩焼き”。

　肉厚霜降りの黒毛和牛と、和牛カルビ、奥三河高原の大自然で育てられた奥三河鶏の三種類からお選びいただけます。添えられたお野菜も柔らかく甘みがあり、お肉の味を引き立てます。

　“刺身盛り合わせ”はその日獲れた魚を新鮮なうちにさばいたもの。内容や価格は日によって変わります。ボリュームも満点なので、シェアして食べるのにちょうどいい一品です。

　さらに“馬肉の刺身5種盛り”は熊本直送の新鮮な馬肉を刺身にしたもの。霜降、バラヒモ、フタエゴ、心臓、タテガミといった部位がいただけます。

　このほかにも自家製の“だし巻き玉子”や“ざる豆腐”など、丁寧に作られた上品なメニューが目白押し。旬の食材を使用した日替わりメニューは、毎日お品書きを書き換えておもてなししています。

ツウも楽しめる銘酒がズラリ

　料理に合わせたお酒も品数豊富に取り揃えています。焼酎や日本酒、ハイボールが人気で、カウンターにはキープボトルがずらり！

　焼酎は芋焼酎、麦焼酎、そば焼酎など、とにかく種類が豊富。さらに日本酒は全国各地のこだわりの銘酒を幅広く置いているので、ツウの方も楽しめそうです。
　
　同店は和食がメインですが、ボトルワインも用意しているとのこと。

Drink menu

■芋焼酎
きろく
山ねこ
富乃宝山
吉兆宝山
佐藤 黒
蔵の師魂
ボトル
焼き芋 黒瀬
黒霧島
天孫降臨

■麦焼酎
中々
神の河
銀の水
百年の孤独

■その他 焼酎
鍛高譚（しそ）
マヤンの呟き（そば）

■日本酒
國盛
一ノ蔵 金龍蔵
月山
契
越乃景虎 龍
東北泉
半田郷
酔鯨
男山
正純米
北の誉 雪咲

■ワイン
アンティノリ・パイアラ・ビアンコ
サンアントニオ・ソアヴェ
バサ・テルモ・ロドリゲス
アンティノリ・パイアラ・ロッソ
シャトー・ルデンヌ・ルージュ
シャトー・モンタロン
カルチェロ・ティント

※価格等の詳細は、お店にお問い合わせください

いずれは地元で…今後の展望

　岩本さんに今後の展望をうかがうと、意外な答えが返ってきました。

　「実は通勤に時間がかかるので、店で飲みたくても飲めないのが悩みなんです。だから、２～３年したら地元で新しい店を作りたいと考えています。歩いて通える距離に店を作って、飲んで帰れるようにしたいですね。」

　これから岩本さんがどんなお店を作るのか、今から楽しみです。

　「おいしい料理を、心を込めてお出ししています。ぜひさまざまなシーンで当店をご利用ください！」と、岩本さんからのメッセージです。

　「今日は和食で日本酒を飲みたいな。」という気分の時には、ぜひ『かしの木』に足を運んでみてくださいね。