【兵庫・神戸】兵庫の味に魅せられて。生まれ変わった『KNOT』で日本酒×イタリアンのマリアージュを
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2012年の創業以来、神戸で愛されてきたイタリアンバル『KNOT(ノット)』が、2018年2月6日に移転リニューアルオープンしました。“本物を身近に”をコンセプトに掲げる同店の自慢は、丹波の食材を駆使した本格イタリアン。灘の酒蔵とのコラボイベントでは、日本酒とイタリアンのペアリングを楽しむことができます。ファンの熱い声援を受けて生まれ変わった同店の魅力を、シェフの藤葉さんが教えてくださいました。
“予約の取れないイタリアン”が拡大リニューアル
店名『KNOT』の由来は、船の速度の単位“ノット”から。“日々の速度を緩める気持ちで、ゆったりと食事を楽しんでほしい”そんな願いを込めて名づけられました。
「移転する前は、カウンター席に座ると、お客様同士の肩がぶつかるくらい小さいお店だったんです。すぐに満席になってしまうから、なかなか予約をお取りできなくて…。より多くのお客様に、広々とした空間で料理を味わってほしいと考えて、移転リニューアルを決めました。」と藤葉シェフ。
同店は、名古屋や山梨などの遠方にも、大勢のファンを抱えています。『KNOT』での食事を目的に、神戸旅行に訪れるお客様も多いのだとか。
ソムリエでもある藤葉シェフは、大阪の有名イタリアンで10年の修業を積んだ経験の持ち主。『KNOT』のリニューアルにあたり、“生産者と繋がり、食材を直接仕入れるルートを築く”、“未来ある若手料理人を育てる”という新たな挑戦を始めました。
「クラウドファンディングで資金を募ったんですが、本当にたくさんの方からご支援をいただきました。応援して下さる皆さんの存在が、僕たちの日々のやりがいになっています。」お店の拡大に伴い、色々な方と対話する機会が増え、料理人生活の中に毎日刺激を受けているそうです。
音、視覚、香り…待つ時間も楽しみの一つ
カウンター、テーブルを合わせて25席の店内は、普段使いにも、特別なシーンにもふさわしい洗練された雰囲気。無機質な壁に植物の緑が映え、シンプルながら温もりを感じる空間です。
オープンキッチンが見えるカウンター席では、シェフの手さばきを間近で眺めることができます。お肉や野菜の焼ける香り、フライパンが立てるジュウジュウという音、ゆでたてのパスタから立ち昇る湯気が、食欲を刺激します。できたての料理を直接受け取る喜びに加え、間近でシェフの話が聞けるとあって、カウンター席は大変人気なのだとか。
幸せと感動を生み出す渾身の一皿
「外食という行為が、もっと“文化”として根付いていけばいいなと思っています。当店でのお食事を通して、何か新しいことを感じていただけたらうれしいですね。」チェーン店には真似できない、想いが込められた料理、空間、お酒。それらに触れることで、食べることの幸せや感動を発見してほしい。それが、藤葉シェフの願いです。
『KNOT』のメニューには、季節の素材を駆使した多彩なイタリアンが登場します。色とりどりの美しい野菜は、丹波の生産者を訪ねて仕入れルートを築いた、“顔が見える”ものばかりです。
料理に華を添えるのは、素材自体の彩りや盛り付けの美しさだけではありません。丹波の窯元が誇る“tanba style”の食器は、藤葉シェフが現地で買い付けてきたものです。シンプルで味のあるデザインが、料理の美しさを際立てています。
おすすめの料理を伺うと、“うーん、選べませんね…”と微笑む藤葉シェフ。“天然ブリとカブのタルタル仕立て”は、脂の乗ったブリにカブのほのかな苦みがアクセントになった、爽やかな味わいです。器とのコントラストも美しいですね。
オープン以来の人気メニューは、“和牛ラムジンのアフェッタータ 温泉卵とトリュフのソース”(2,200円)です。お皿一面に削られたチーズの中から、和牛の薄切りと温泉卵が顔を覗かせます。よく混ぜて、トリュフとチーズの香りを楽しみながらいただきましょう。
特別な日には、お客様の希望に応じてメニューや品数を決める“シェフのおまかせコース”が用意されています。コース内容の相談は1週間前まで可能とのこと。ぜひ問い合わせてみて下さい。
酒蔵とのコラボイベントで特別な夜を
地産地消にこだわる同店は、歴史ある酒蔵で有名な神戸の魅力を活かし、4つの酒蔵とコラボレートしています。その第一弾として登場しているのが、神戸酒心館の“福寿”というお酒です。3か月に一度のディナーイベントでは、蔵元のお話を聞きながら、その日だけのオリジナルコースと日本酒を味わうことができます。
「灘のお酒は、全国に誇れる神戸の文化です。イタリアンやお洒落な器と組み合わせることで、日本酒になじみのない若い女性にも、身近に感じていただければと思います。」
日本酒のおともには、“カヴァテッリ ホタルイカと菜の花のソース 柚子の香り”(1,700円)がおすすめです。こちらは“福寿”の酒粕を練り込んだショートパスタで、サーブされた瞬間に鼻をくすぐる芳醇な香りがたまりません。
何かを発信し続けるお店でありたい
藤葉シェフの課題は、飲食業界をどのように活気づけていくかということ。リニューアルのお知らせを多くのファンが喜んでくれた時のように、これからもお店から様々なことを発信し続けたい、と意気込みます。
「地元の食材やお酒の素晴らしさ、そして、和とイタリアンの融合がもたらす新しい感動を味わってください。時間に追われる日常をほんの少し忘れて、当店でのお食事を楽しんでいただければうれしいです。」と、お客様への想いを話してくださいました。
兵庫が誇る味、そして生産者やお客様への感謝を大切に歩む『KNOT』。食を通して新しい感動をもたらす、何度も足を運びたいお店です。
店舗名 | KNOT(ノット) |
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住所 | 兵庫県神戸市中央区山手通2-16-6 |
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電話番号 | 078-331-3220 |
アクセス | 東海道本線元町駅から徒歩5分、三宮駅から徒歩7分 |
営業時間 | 16:00~23:00(LO 22:00) |
定休日 | 月曜日(仕入れのため日曜日が月1回お休み) |
ホームページ | http://knot-kobe.com/ |
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