【沖縄・宜野湾】『とりの丸焼 こけこっこハウス』やんばるハーブ鶏の丸焼きが絶品!おいしいチキンに想いを込めて…♪
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宜野湾市で36年続く『とりの丸焼 こけこっこハウス』。県道330号線沿いにある、アットホームなお惣菜屋さんです。
こちらでは、自然いっぱいのやんばる地域で育ったハーブ鶏の丸焼きや、オリジナルブレンドのスパイスで作るチキンカレーがいただけます。小さな子どもからご年配の方まで愛される同店は、おかずやおつまみを買いに立ち寄る地域の人の笑顔であふれています。
家族で守ってきた『こけこっこハウス』を引き継いで
「子どものころから、お店で母のお手伝いをしてきました。こけこっこハウスっていうのは、小学5年生のときに私が考えた名前なんですよ(笑)。」と、2代目店長の池原さん。
同店は、沖縄市にあったレストラン『コッコロコハウス』の姉妹店として、1983年に創業しました。もともとは別の方が経営していたお店ですが、閉店を機に池原店長のお母さまが引き継ぎ、『こけこっこハウス』として生まれ変わらせたそうです。
創業当初は思うようにお客さまに来てもらえず、お母さまは残ったチキンを街で売り歩くこともありました。その間の店番は、幼い池原店長の役目。家族で支え合いながら、お店を続けてきたのだといいます。
大人になり、一般企業に就職した池原店長。心の片隅ではいつも、ひとりでお店を切り盛りするお母さまを案じていました。その想いを募らせ、もう一度お店に立つことを決意したのだそうです。
その後お母さまは現役を引退し、池原店長は2代目として『こけこっこハウス』を引き継ぐことになりました。
「丸鶏だから、最初は生のお肉にちょっと抵抗がありましたね。でもすぐに慣れて、仕込みの流れも覚えられました。一方で、責任ある立場としてスタッフを動かしていくのが、なかなか難しかったです。」
おいしい匂いに誘われて、街の人が通い詰めるお店
お店はもともと、いまの場所の5軒隣にありました。当時の店内はとても狭く、駐車場もナシ。そのため、駐車場があって広さに余裕のあるこちらの店舗に移ったそうです。
「ターゲット層は特に意識してないですね。常連さんも初めての方も、どんな方でもウェルカムです!」
そんな池原店長いわく、客層は“まんべんなく”。子どもからご年配の方まで幅広いお客さまが足を運んでくださるのだとか。県外や海外からの観光客も多いそうですよ。
内装はガラッと変えてはいないものの、前の店舗よりもおしゃれなカフェ風の雰囲気に。ゆっくりランチを楽しんでもらうためにカウンターの位置をずらし、テーブルや椅子を増やしました。
味のある小物、手書きのイラストが可愛いメニューボードなど、店内はほっこりする品々でいっぱい。こちらのハンドメイドアクセサリーは、いとこの作家さんが作ってくれたものだそうです。
「学校帰りに水を飲みに来たり、“トイレ貸して!”って寄ってくれる子どもたちも多いですよ。子どもからおじいちゃんおばあちゃんまでいろんな方にお会いできるのがうれしくて、毎日楽しみながら働いてます。」
そんな『こけこっこハウス』は、“子ども110番”のお店でもあります。街の人に愛され、地域をあたたかく見守る、宜野湾になくてはならないお店なのですね。
しっとりジューシー!やんばるハーブ鶏を使ったとりの丸焼き
同店の看板メニューは、創業以来愛される“とりの丸焼き”(1,800円、ハーフ900円)です。沖縄産のやんばるハーブ鶏ならではの豊かな味と、ジューシーな肉汁がたまりません。
“やんばる”とは、沖縄本島北部の自然が多く残る地域のこと。お店では、やんばるの農場でハーブを配合した飼料で大切に育てられた若鶏を使っています。
お肉自体がおいしいので、丸焼きの味付けはいたってシンプル。鶏のお腹にたっぷり詰められた、にんにくの芳ばしい香りが食欲をかき立てます。食材にこだわり続け、外国産から国産へ、そして沖縄産のやんばるハーブ鶏へと使うお肉を変えてきたのだとか。
ちなみに『こけこっこハウス』のとりの丸焼きは、宜野湾市の特産品、そして、ふるさと納税の返礼品にも選ばれています。沖縄のお墨付きのおいしさなのですね。
「国産と外国産では、まったく味が違いますよ。それに同じハーブ鶏でも、沖縄産のほうが飼料もお水もよくて、臭みがないから本当においしいんです。“子どもにも安心して食べさせられるものを”って、常に考えています。」
そう話す池原店長自身も、小学生の息子を持つお母さん。添加物の使用を最小限に抑え、地元の食材で安心・安全なとりの丸焼きを提供しています。
新商品のハーブチキンは、ミックスハーブで味付けした旨味たっぷりの一品です。しっとり柔らかな食感は、低温でじっくり熱を通すことがコツ。ひと切れ、もうひと切れと後をひきますよ。お弁当のおかずや、サンドイッチの具にもぴったりです。
ランチのカレーには、脂肪の多い市販のルーではなく、お店でブレンドしたスパイスが使われています。たっぷり入っているチキンは、ほぐしたとりの丸焼きです。
そして、サイドディッシュと侮るなかれ。サラダにも妥協せず、沖縄産の旬の野菜を使っています。
宜野湾に来たら、笑顔あふれる『こけこっこハウス』へ!
ネットショップもあり、県外にもたくさんのファンを抱えている『こけこっこハウス』。「おいしいね!」と喜んで、遠方から買いに来てくれるお客さまがいること。地域の特産品に選ばれ、街の人たちの食卓に幸せを運んでいること。池原店長はそれをやりがいに、一羽一羽の鶏を心を込めて調理しています。
「もっとメニューを充実させて、コーヒーとかデザートも出せたらいいな~と思ってます。にんにくの匂い消しにはりんごが効くらしいから、りんごを使ったデザートにも挑戦してみたいですね!」
おいしいチキンを楽しみに買いにきてくれる皆さんのために、これからも笑顔の絶えないお店をつくっていきたいと話してくださいました。
2019年で創業36年目を迎える『とりの丸焼 こけこっこハウス』。食べればきっと笑顔になれるとりの丸焼きを、宜野湾に味わいに来てくださいね。
店舗名 | とりの丸焼 こけこっこハウス |
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住所 | 沖縄県宜野湾市神山1-3-7大城店舗 1F |
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電話番号 | 098-892-1600 |
アクセス | 那覇空港から車で約1時間 |
営業時間 | 11:00~20:00(売り切れ次第終了) |
定休日 | 月曜日 |
ホームページ | http://kokekokkohouse.com/ |