【宮城・国分町】ここでしか食べられないオリジナル創作おでんが絶品!『おでんとおばんざい魔法のたまご』で会津の地酒と郷土料理を楽しんで♪

 仙台市営地下鉄南北線広瀬通駅から、広瀬通を西に晩翠通りまで進み右折。定禅寺通りに向かって進むと、ぽっかりと空いた暗がりに提灯の明かりが灯っています。提灯には卵のイラストが描かれ『魔法のたまご』という文字が。このちょっと怪しげな雰囲気漂うお店が、今回ご紹介する『おでんとおばんざい魔法のたまご』です。いったい何のお店なのかというと、魔法のような美味しさの“オムレツのおでん”が一番人気という、創作おでんと会津の郷土料理がいただける居酒屋なのです。気になる同店の魅力について、オーナーの佐藤さんにお話を伺ってきました。

お母さんの美味しい晩ご飯を届けたい

 独立のきっかけは、自由に自分の料理を振舞えるお店を持ちたかったからだと語る佐藤さん。これまでも飲食業界で働いていた佐藤さんですが、雇われの身でいることに窮屈さを感じていたそうです。この場所で店を営んでいた以前のオーナーから店舗を譲ってもらい、2017年3月5日に『おでんとおばんざい魔法のたまご』をオープン。コンセプトは「毎日食べられるのは、高級な外食より母親の作ってくれた晩ご飯。毎日ご飯を食べに帰ってきたくなるお家のような、ほっとする料理を作ってお客さまを迎えたい。」というもの。佐藤さんは、いつもお母さんのような気持ちで「今日の晩ご飯は何にしようかしら。」と考えながらお客さま一人ひとりと向き合い、厨房に立つのだそうです。

女性のおひとりさまでも入りやすい立地と店づくり

 東北随一の繁華街・国分町は、賑やかな反面女性のひとり歩きはちょっとためらわれます。しかし、晩翠通りに面した同店は繁華街の喧騒から少し離れて、女性だけでも安心して入れるのが嬉しいポイント。ビルの間のちょっと奥まったところに入り口があるのも、隠れ家的なロケーションでワクワクします。最初は怖がって入ろうとしなかったり、場所が分からなくてたどり着けなかったりしたお客さまも、一度入るとその世界観に魅了されて必ずリピーターになってくれるそうです。

“オムレツのおでん”に“三河みりんのフレンチトースト”?!

 同店のメニューは、どれも個性的です。看板メニューの“魔法のたまごおでん”は一つの鍋で煮込んだものではなく、一品料理として特別に煮込んでいるもの。常時16種類の具が選べて、ほかにも季節限定の日替わりおでんもあるとのこと。大豆を潰して乾燥させた“打ち豆”を出汁に使用したスープは、それぞれの具材から染み出す味と溶け込み、一つひとつ異なる味に変化します。
 中でも人気のメニューは“チーズオムレツのおでん”、“骨付き豚と半熟卵のおでん”、“丸ごと玉ねぎのおでん”がトップ3。「おでんなのにチーズオムレツ?!」と驚く方も多いこのラインナップ。もちろん大根などのおでんらしい具もありますが、同店に来たらここでしか味わえないおでんに挑戦してみましょう。一度食べれば、なぜお客さまがリピーターになるのか、その秘密が分かるはずです。

 また、スイーツもシメにオーダーされることが多く“魔法のフレンチトースト”は男女問わず人気のメニューです。もちろん、ここにも同店ならではの秘密があります。普通はメープルシロップをかけていただくのですが、同店では“みりん”をかけるのです。それも、ただのみりんではありません。スイーツのソースにぴったりの極上の味わいとのこと。雑味のない優しい甘さが、みりんの常識を覆す最高のソースになるのです。このみりんは味わってみないと分からない特別なものだそうで、甘いものが欲しいときはぜひ注文してみてください。このほかにも、会津の郷土料理や常連限定の裏メニューが豊富にあるとのこと。一度や二度では味わい尽くせない魅力に、ファンが急増しています。

会津の地酒が30種類以上!利き酒セットがお得

 同店のドリンクメニューのこだわりは、佐藤さんの故郷・会津の地酒を特別に地元から買い付け、常時30種類以上揃えているというところです。メジャーなお酒は宮城でも手に入りますが、小さな酒蔵のものは現地でなければ手に入らない特別なもの。そこにこそ幻の銘酒が隠れているのです。季節によって手に入るお酒は変わるので、いつ行っても新鮮な驚きが待っています。知らないお酒ばかりで選べないとお困りの方は“利き酒セット”がお得。3種類の日本酒が選べて1,000円で飲むことができます。

「おかえり」と迎えてくれる居場所

 内装のこだわりは、くつろぎの“掘りごたつ”。お年寄りでも足を伸ばすことができ、ゆったりまったりお家にいるような居心地の良さが魅力です。小さなお子さま連れでも安心してお食事ができます。席数は最大16席。和のイメージに統一された店内は、ついつい時間を忘れて長居してしまいそうですね。

 客層は幅広く、ご高齢の方やサラリーマン、学生から子供まで、男女を問わずさまざまな人が訪れるという『おでんとおばんざい魔法のたまご』。佐藤さんの譲れないポイントは、常連でも一見さんでも一人ひとりのお客さまに手を抜かないということ。お客さまと真摯に向き合い、こだわりの創作和食を振舞うことをモットーにしているそうです。「高級食材は使っていませんが、旬の地元食材で家庭料理を作っているので、気軽に覗いてみてください。」と佐藤さん。まるで実家に帰って来たかのように「おかえり。」と迎えてくれる場所がここにはあります。『おでんとおばんざい魔法のたまご』で、美味しい料理とお酒を前につかの間の魔法にかかってみてはいかがでしょうか。

店舗名 おでんとおばんざい魔法のたまご
住所 宮城県仙台市青葉区国分町2-8-12 Kビル 1F
電話番号 022-397-7410
アクセス 仙台市営地下鉄南北線 広瀬通駅から徒歩10分 
営業時間 18:00~24:00 
定休日 不定休 
ホームページ https://tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4019015/
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