【東京・荻窪】あなたはどっち派?『麺処 鳴神』の濃厚白湯とあっさり上湯は、こだわりを追求した絶品スープ
荻窪駅北口から続く、荻窪・協会通り商店街。約80ものお店が軒を連ねているそのなかに、2010年から営業を続けるラーメン屋があります。それが『麺処 鳴神(なるかみ)』。白湯と上湯の2種類のスープにこだわった、自慢の一杯を提供しています。
老若男女問わず幅広い世代のお客さまが訪れている同店。ラーメン激戦区と言われている荻窪で、それだけの人気を誇っているラーメンとはどのようなものでしょうか。こだわりについて、店長・佐藤さんにインタビューしてきました。
ラーメン激戦区の厳しさを痛感
佐藤さんは、以前からラーメン屋の経営をしており、長いことラーメンに携わっています。チェーン店の経営経験を積んだのち、新たに自分でお店を開こうと思い立って『麺処 鳴神』をオープンしました。
しかしオープンに至るまでには苦労も多かったそう。特に、物件探しにはかなりの時間を費やしたそうです。良いと思う物件があっても競争率がとても高いうえ、ライバルは大手のラーメン屋ばかり。なかなか契約を勝ち取れず、ラーメン激戦区の厳しさを痛感したといいます。そんな苦労もありながら、ようやく現在の場所に決まり、新たなスタートを切りました。
ちょっとした工夫でお客さま満足度アップ!
同店は外からでも中の様子が見えるため、初めて訪れる方でも入りやすいのがポイントです。しかし窓の一部を曇りガラスにしているので、店内で食事をしている姿が丸見えになるわけではありません。これから来店される方と、店内で食事をされている方、両者への配慮を感じられます。それもあってか、女性がおひとりで来店されることも多いそうです。
店内はテーブルやイス、床などが木目調で統一されており、ゆっくりと落ち着いて過ごせる空間となっています。席はカウンターとテーブルの2種類。おひとりさまでの利用はもちろん、グループでの利用にもぴったりです。
白湯と上湯の2つで勝負したラーメン
提供するラーメンは、白湯と上湯の2種類です。スープで勝負しているため、メニューもシンプル。白湯をベースにした白湯しょうゆらーめんと、上湯をベースにした上湯しょうゆらーめんがメインです。あわせて、それぞれに味玉をトッピングした味玉らーめんも用意しています。
白濁したスープが特徴の白湯しょうゆらーめんは、鶏ガラを一日かけて強火で煮込んでおり、鶏の旨みがスープにたっぷり溶け込んでいます。濃厚でありながら重くなく、とても食べやすいです。
上湯しょうゆらーめんは弱火でゆっくりと煮込んでいるため、スープが透き通っています。あっさりとした優しい味わいでありながら、鶏の風味とコクをしっかり感じられる一杯です。
どちらも、チャーシューの代わりに揚げ鶏がトッピングされています。サクっとした食感とジューシーさも楽しんでください。
お手頃価格で楽しんでほしい
同店のメニューはどれも、できるだけリーズナブルな価格設定。高校生なら大盛がサービスになるので、さらにお得です。ここまで太っ腹なのは、“ラーメンをあまり高級なものにしてはいけない”という想いからなのだとか。
以前に消費税の増税があったときも、メニューの値上げはしていません。需要の低かったサービスを廃止し、できるだけお客さまの負担にならないように工夫をしながら価格を維持しているのだそうです。
この地で末永く続けていきたい
「チェーン店を経営していた時は新店を出さなきゃという気持ちが大きかったですが、今はひとりなので良い意味で気楽になりました。いずれはアメリカ進出できたらいいなと思いつつ(笑)、しばらくはこの場所でしっかりと続けていきたいです。そして、これからもお客さまにおいしいと喜んでいただけるラーメンを提供していけたらと思います。」
メインメニュー以外にも、白湯のつけ麺や、ラーメンのお供に欠かせない餃子、つい食べたくなるそぼろ丼など、サイドメニューを用意しています。佐藤さん自慢のラーメンと一緒にぜひ注文してみてください。
リーズナブルでありながら、徹底的に味にこだわったラーメンづくりを続けている『麺処 鳴神』。ラーメン好き、特に白湯や上湯が好きな方は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
店舗名 | 麺処 鳴神(なるかみ) |
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住所 | 東京都杉並区天沼3-4-11 |
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電話番号 | 03-6915-1821 |
アクセス | JR中央線・地下鉄丸の内線荻窪駅から徒歩2分 |
営業時間 | 11:00~翌0:00(スープ切れ次第終了) |
定休日 | なし |
ホームページ | https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131906/13122625/ |