【愛知・一宮】名古屋めしに新風を。幅広い世代に愛される『あんかけぱすた PaPaboo』
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愛知県一宮市、モーニング文化の白熱するこの街に新しいお店がオープンしました。その名も『あんかけぱすた PaPaboo』。名古屋市やチェーン店以外では、あまり目にすることがないあんかけパスタ。同店を営まれている佐野さんご夫婦に、お店に対する想いについてお話をうかがってきました。
名古屋のソウルフードあんかけパスタを、一宮でも広めたい
名古屋駅の某有名ホテルで働いていた佐野さん。その後、洋食店のチーフや和洋創作懐石料理店調理長、有名百貨店のカフェのオープンメニューのプロデュースなどを経て、自身の店を持つことを決意されました。
たくさんの料理に携わってきた佐野さんが、なぜあんかけパスタを選んだのか…。それは、生まれ育った一宮市にあんかけパスタをメインで営業しているお店がなかったからです。名古屋めしの一つとしてあげられるほど人気のフード。ないのであれば作ってしまえばいいと思い、始めることに決めたそうです。理想的な物件にもすぐに巡り合い、奥さまとともにお店をスタートさせました。
オリジナルソースが自慢!大盛りでもペロッと食べれちゃうあんかけパスタ
お店のメニューはとてもシンプル。あんかけパスタ、トッピング、サイドメニュー、ドリンクで構成されています。一番人気のメニューをお聞きしたところ、どうやら一つに絞ることは難しいよう。男性人気はミラネーズやピカタ、女性人気はシーフード、それに加えて月ごとで変わるスペシャルパスタも注文される方が多いそうです。
今回は、12月限定のチーズカツパスタを注文しました。チーズ、とんかつ、パスタ…と、ボリュームがあり胃もたれが心配になる組み合わせですが、なんとペロッと完食してしまいました。
そのその理由は、佐野さんオリジナルのソースにあります。あんかけパスタ独特の辛味や油っぽさが全くなく、さっぱりとしてコクが深い味わいでした。幅広い世代の方に食べてもらえるように、ホテル時代に培った技術を基に自家製のソースを開発しているのです。
このようなお店だとお客さまは男性が多いことが一般的ですが、同店では女性や年配のお客さまもよくいらっしゃるとのこと。それは、この佐野さんオリジナルのソースが要因になっています。幅広い世代から愛され、大盛りでもペロッと食べられちゃうあんかけパスタ。ぜひ試してみてください。
え、0円?思わず目を疑うドリンクメニュー
メニューの中で一際目立つ”¥0″の文字。見つけた瞬間、思わず目を疑ってしまいました。あんかけパスタを注文されたお客さまは、ドリンクバーを無料で利用できます。ドリンクメニューのレパートリーも豊富で、オレンジジュースや烏龍茶、緑茶、コーヒー、紅茶が用意されています。中でもホットコーヒーはマシーンで1杯ずつ抽出するタイプのもので、コーヒー好きを唸らせるほどの美味しさです。時間制限もないので、ついつい長居してしまったというお客さまも多いのだとか。美味しいパスタとドリンクを片手に、お話に花を咲かせてみてはいかがでしょうか。
15時〜17時は秘密の時間。お店が書道教室に?
店内の至るところに、書の作品が展示されています。作家さんの作品が置かれているのかと思いきや、なんとこの作品、奥さまの薫さんが書かれたものだったのです。それだけでなく、店内の看板やメニューなどのPOPなども全てそう。
実は薫さん、日本己書道場の師範をされています。己書とは、型にとらわれず自由に描く絵のような温もりのある書です。薫さんは書道教室や作品展示を通して、己書が生む楽しさや絆を世界に広げていく活動をされています。お客さまの要望で、店内でも書道教室を開催することもあるそうです。開催は不定期とのことでしたので、気になる方はぜひ問い合わせてみてください。
たくさんの人に愛される店に
最後に、佐野さんに今後の目標についてお聞きしたところ、「一宮という場所にきちんと根を張り、たくさんの人に愛されるお店にしたいです。」とおっしゃっていました。料理の味はもちろんのことですが、それ以外にもFacebookやInstagramで店内の様子をお知らせしたり、教室を企画したり、新しいメニューを開発したりと、飲食店運営未経験ながらも日々奮闘されている佐野さん。
その想いが地域の方々やお客さまにも少しずつ届くようになってきて、口コミで来店されたり、リピートされるお客さまも増えてきたようです。そしてわたしの取材中にも別の取材依頼が入ったりするなど、現在多方面から注目されています。
名古屋進出や店舗拡大などの未来を見据えながらも、一宮という場所でお客さまを大切にしながら営業している『あんかけぱすたPaPaboo』。今後の活躍からも目が離せません。
■文、写真・南谷有美
店舗名 | あんかけぱすた PaPaboo |
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住所 | 愛知県一宮市緑1丁目2番1号 米仙ビル105 |
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電話番号 | 0586-73-5066 |
アクセス | 名鉄バス 印田バス停留所から徒歩7分 |
営業時間 | 11:30~21:00 |
定休日 | 水曜日 |
ホームページ | https://tabelog.com/aichi/A2302/A230201/23066268/ |
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