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【沖縄・那覇】『réunir』素敵なジュエリーとの出会いを楽しんで。

 住宅街の奥にお店を構える『réunir(レユニール)』。同店のオーナーである津波古さんご自身がフランス語を勉強していたさいに、繋ぐ・結ぶという意味をもつ、フランス語から店名を決めたのだそう。
 今回は、オシャレで津波古さんの想いがたくさん詰まった同店に、お邪魔して、お話をうかがいました!

販売員から店舗オーナーへ

 ずっと小売店の販売員として働かれていた、津波古さん。働く傍ら、いつかは自分のお店を持てたら…と、考えていたのだそうです。そして、何を扱うお店にしようかと考えたときに行き着いたのが、ジュエリーでした。

 「貴金属って、自分がいずれ居なくなったとしても、次の世代へ、そしてまたさらに次へ、と受け継ぐことができるものですよね。そこに魅力を感じていたので、ジュエリーのセレクトショップをオープンすることに決めました。」

 販売店時代にも、ファッションアイテムとジュエリーアイテムを取り扱っていた経験があったそう。その経験を生かし2016年3月、『réunir』をオープンされました。

店名は「人や物を繋ぐ」という意味のフランス語から

 オシャレな響きの店名は、フランス語が由来となっています。店名を考えていた時期にちょうど津波古さんご自身がフランス語を勉強していたのだそう。

 「ちょうどフランス語の勉強中だったので、先生に“なにか良いフランスの言葉はありますかね”と相談してみたところ、『réunir』という単語を教えていただいたんです!“人や物を繋ぐ”という意味合いがあるそうで、この単語の持つ意味とお店のコンセプトが合うなと思って、この言葉に決めました。」

仕切りを使って理想の空間活用を実現

 店内は2つのスペースに区切られていますが、その仕切自体はもとからあったものなのだとか。ショップとアトリエを同じ空間で開きたいと考えていたため、空間を仕切れるような物件を探していたそう。

 ワークショップを開くときや、アーティストの展示や個展をおこなうときには仕切りを使い演出をしています。

 「実はここ、以前は倉庫物件だったらしいんです。でも私はここでお店をやりたかったのお願いして、結果OKをもらえました。自分の理想形にほど近かったので、工事はほとんどせずに、そのまま使っているような感じです。」

100以上のアイテムが並ぶ店内

 オープンから約3年が経っている同店ですが、オープン当初は“まず知ってもらうこと”に苦労されたそう。

 「うちは那覇市内ではあるのですが、市街地から離れているのでまず認知していただくこと自体が大変でした。今はSNSや口コミで来ていただけるような基盤ができてきましたが、オープン当初はなかなかうまくいかないこともありましたね。」

 津波古さんご自身が制作をされているものはごく一部で、基本的には県内外の作家さんのものを多く取り扱っています。全部で約15人ほどの作家さんから商品を入れていただきながら、沖縄在住の作家さんには、新作が出来たらそのままお持ちいただくことも多いそう。

 100以上のアイテムが並ぶ店内。ジュエリーの他にも、ガラスのオブジェ。インテリア雑貨、アクセサリーのケア用品など、さまざまな商品が置かれています。多くの商品が並ぶ同店だからこその工夫は、”作品の魅力が引き立つようなディスプレイ”。お客さまが直接手にとってご覧いただきやすいようにと、津波古さんの手で並べられています。

ずっと使い続けてもらえる形で、商品を手元に

 冒頭にも書いたように、津波古さんがジュエリーでの店舗を持つことになった理由の一つには、”ジュエリーは次世代にも残るものだから”というジュエリーへの気持ちがありました。そんな津波古さんならではのこだわりが、“ずっと使い続けてもらえる、デザイン・耐久性・修理ができるということ”。
 同店では持ち込みでの修理も受けており、中にはご両親から受け継いだジュエリーをお持ちになる方もいるそうです。

 「最近は、手のお手入れ会をやったこともあります。指輪を付けているその手が荒れてたら嫌よね、というお客さまのお話を受けて開きました。参加者みんなでハンドクリームを作り、友人のエスティシャンにマッサージ方法を教えてもらう、という形で実現しました。」

 商品そのものだけでなく、商品のストーリーやハンドケアまで展開されているとのこと。津波古さんのジュエリーにそそぐあたたかな想いが感じられますね。

素敵なジュエリーとの出会いを

 そんな津波古さんがこれから力を入れていきたいのは、ブライダルのジュエリー取り扱い。これまでもブライダルの際にご利用されるお客さまが居たそうですが、その時の喜びはやはり大きいものだったそうです。

 「ご結婚を控えている、特に若い世代の方や、そのお母さま世代の方に、ぜひ足を運んでいただきたいです。」

 多くの作家さんに商品を入れていただいていることも、津波古さんの今後の展望と繋がっています。それが、”作家さんの知名度への貢献”。
 同店の物語は、まだまだ始まったばかりのように感じました。そして、このストーリーはジュエリーを通して、次の世代まで残り続けることでしょう。

 ぜひ住宅街の奥に一歩足を踏み入れて、素敵なジュエリーとの出会いを楽しんでください。

店舗名 réunir(レユニール)
住所 沖縄県那覇市若狭3-20-22 1F
電話番号 098-988-4461
アクセス ゆいレール美栄橋駅から徒歩14分
営業時間 11:00~18:00
定休日 水曜日、木曜日
ホームページ https://reunir-piece.com/