【東京・中野】アットホームな空間♪異国情緒あふれる『Sloth』でアジア料理を堪能!

 今回ご紹介するのは、多国籍料理がいただけるカフェ居酒屋『Sloth(スロース)』です。新井薬師前駅から徒歩2分と好アクセスなのも嬉しいポイントです。店名の『Sloth』は、“ナマケモノ”。お客さまがゆったりのんびりとなまけられる、居心地の良いアットホームなお店です。そんな空気感を作っている、オーナーの古谷さんにお話を伺いました。

夫婦二人三脚でオープン!

 

 現在『Sloth』は、夫婦二人三脚で経営されています。おふたり共、以前はアパレルで働いていました。結婚を機に「ふたりで何かをやりたい。」と思い、飲食店開業を目指すことに。奥さまが先にカフェバーで経験を積み、古谷さんが追いかける形で同じお店で働き始めました。その時に1ヶ月に1回、そのカフェバーの休業日にご夫婦で間借り営業をさせてもらっていたそうです。『Sloth』の看板を掲げ、独立したら自分たちのお店で出したいメニューを提供していました。そこでお客さまの反応を見ながら、実戦でのメニュー開発をおこなっていたのです。さらに古谷さんはカフェバーともう1店舗、タイ料理店でも働いて料理の腕を磨きました。さまざまな方法で飲食店経営のノウハウや料理の知識を得て、ついに2018年2月7日に自分たちのお店をオープンしたのです。

 開店当時の苦労をお聞きすると「店づくりと引越しを同時進行させなければならなかったことが大変でした。」とのこと。引っ越しをしてまで中野に出店をしたのには、長年スケートボードを趣味でやってきた古谷さんだからこその理由があったのです。実は中野区は、日本で一番スケートボードが盛んな街なのだそうです。「店を出すなら中野に出して欲しい。」というスケーター仲間の声に応える形で物件を決めました。今ではスケーター仲間が、スケートボードに乗ってディナーの時間に飲みに来て、時にはご家族でランチを食べに来てくれることもあり、それがとても嬉しいそうです。

異国情緒あふれる楽しい雰囲気の店内

 「店に入ったら、“ここはどこの国?”と思ってもらえるような雰囲気を出したかった。」という店内は、とにかくカラフルです。さまざまな色のベトナムランタンが柔らかく店内を灯し、優しい空気が流れています。そして目を見張るのが、この鮮やかな黄色の壁です。元々、ベトナムの街にあるローカルな小さい飲食店をイメージして作ったという同店。この黄色はベトナムの飲食店で多く使われており、古谷さんのお気に入りなのだそうです。日本ではたった2ヶ所でしか手に入らない、貴重なアメリカの塗料を使用したこだわりの壁です。

 古谷さんは、アパレル時代に“ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)”を経験されていました。ディスプレイなどのビジュアル面でお客さまの購買意欲を高めるマーケティング手法です。その経験が生きたお洒落な内装は、お客さまにとって居心地の良い空間になるよう意識したそうです。「キッチリキッチリしすぎているのではなく、雑多な感じで居心地が良い方がお客さまもゆっくりできると思うんです。」とのこと。驚きなのはすべて仲間たちで作り上げたという、古谷さんの人脈の広さです。設計士の友人に設計してもらい、そこからの施工も水回りを整えるのもすべて友人の協力のもと仕上げました。夜な夜なスケーター仲間が集まり、床や壁、インテリアの設置なども自分たちの手でおこなったそうです。可愛いメニュー表も奥さまの手作り。みんなで作り上げたことで、思い入れたっぷりの愛着ある店舗となりました。

ピリ辛おすすめ鶏肉メニュー

▲カオマンガイ 950円

 同店のメニューは、タイ料理を中心に、アジア系の料理とおいしいお酒を楽しんでもらえるラインナップとなっています。看板メニューの“カオマンガイ”は、茹でた鶏肉にタイのピリ辛ソースが添えられたアジアを感じられる一品。ピリ辛のタレと鶏肉の優しい味が絶妙で、女性に大人気のメニューです。茹でた鶏肉の出汁で炊いたご飯もおいしいですよ。

▲ナムトックムー

 そして、こちらは色鮮やかな見た目のタイ料理の定番“ナムトックムー”です。焼いたトントロをタイのハーブで合えたサラダです。レモンのすっぱ辛い味がヤミツキになるのだとか。さっぱりしており、ビールとの相性も抜群です。

▲ソムタム

 美容と健康にも良いとされる女性に嬉しいこちらの“ソムタム”は、青パパイヤを使ったタイ風のサラダです。甘辛さと酸味が絶妙にマッチし、昔からタイで愛されている“シンハービール”にピッタリなのだとか。お酒は海外のものはもちろん日本酒なども取り扱っており、メニューには和食もあるとのことなので、バラエティに富んだ食事とお酒の両方を楽しめるお店です。

みんなが集えるカラフルなお店へ

 お店の今後については、もっとお客さまに喜んでもらえるように内外装に手を加えていく予定だそうです。さらに、ポップカルチャーの発信地である中野のお店として、スケボー仲間同士のコミュニティの場や音楽ライブ、アートイベントなど、さまざまな企画を考案中なのだとか。また、ライブ会場へのケータリングや屋外イベントなどで出店することも多く、毎年10月におこなわれる“中野にぎわいフェスタ”という大きなイベントにも出店予定です。『Sloth』は地域とのつながりも大切に、お客さまに愛されるお店を目指します。「おひとりさまでも気軽に飲みに来てください。」と古谷さん。とても居心地の良い雰囲気の中で、多国籍料理を堪能してみてはいかがでしょうか。

店舗名 Sloth
住所 東京都中野区上高田3-40-3 山田ビル 2F
電話番号 03-5942-7811
アクセス 西武新宿線 新井薬師前駅から徒歩約2分
営業時間 月・木~日ランチ12:00~15:00ディナー18:00~24:00、水18:00~24:00
定休日 火曜
ホームページ https://www.facebook.com/Sloth-199798800758072/
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