【沖縄・うるま】ノーマルな沖縄そばだけじゃない!『沖縄そば 笑家』オリジナルの変わり種そばをお試しあれ
うつくしいエメラルド色の海を渡って離島へ行ける、沖縄の観光名所・海中道路。『沖縄そば 笑家(わらや)』は、そんな海中道路の出発点・うるま市にある食堂です。
同店で味わえるのは、三枚肉や軟骨ソーキがのった定番の沖縄そばだけではありません。あさりそば、鶏ハムそばなどのオリジナルメニューが、冒険心をくすぐります。
笑顔の接客と味を武器にお店を切り盛りする、オーナーの小橋川(こばしかわ)さんにインタビューしてきました。
父の夢を受け継いで、沖縄そばのお店をオープン
沖縄そばのお店を出すことは、小橋川オーナーのお父さまの夢でした。「近所の人も観光客も、みんなが笑顔になるおいしい沖縄そばを」と、20年もの間味の研究を続けてきたのだとか。
ところが、年齢や体力の問題から、お父さまは夢なかばで開業を断念してしまいます。そんなお父さまの一生懸命な背中を見ていた小橋川オーナーは、その夢を引き継ぎ、かたちにすることを決意。2017年12月、父から息子へ受け継がれる味をたずさえ、『沖縄そば 笑家』が誕生しました。
「僕、飲食店でいちばん大事なのは“笑顔”だと思ってるんです。だから、“笑”という字を必ず入れたいと思っていました。」
お客さまが自分のそばを食べて、「おいしかったよ」と笑顔で帰ってくれたら…。そんな想いを込め、お店に『笑家』と名づけたそうです。
地元民、観光客、あらゆる世代に愛されるお店
お店は県道沿いにあり、駐車場も広め。ドライブや観光の合間にお腹がすいたら、ふらっと立ち寄ることができますよ。
内装はあたたかみのある木目が基調で、居心地のよい雰囲気。小さなカウンターとテーブル席、こぢんまりした小上がり席が用意されています。
「地元の人も観光客も、気軽に来られる場所がいいなと思って物件を探しました。」と小橋川オーナー。いちばんの宝物は、「おいしかったよ」「ありがとう」とお客さまがくれる笑顔です。お客さまに喜んでもらうには、どうしたらいいか。お店づくりの基準となっているのは、いつもその気持ちだといいます。
店内には、手づくりの観光案内板も。とれたての農産物が並ぶマルシェ、子どもと一緒に楽しめる動物園や科学館、世界遺産など、観光スポットへのアクセスがまるわかりです。しっかりお腹を満たしたら、次のスポットに向けて出発しましょう!
「壁にかけてある飾りは、僕の母のハンドメイドです。販売もしてるので、気に入ったものがあれば声をかけてくださいね。」
ハンドメイドだけあって、一つとして同じ表情のものはありません。お母さまのあたたかな人柄が伝わってきますね。料理を待ちながら、ゆっくり小物を眺めるのも楽しいですよ。
食べればふふっと笑みがこぼれる沖縄そば
『笑家』の魅力は、初めての方も常連さんも楽しめる豊富なメニューです。変わった具材をのせた沖縄そばやオリジナル餃子など、定番にとらわれない自由なメニューづくりをしています。
沖縄そばは大が650円、小が550円。+100円で白いご飯またはジューシー(沖縄風炊き込みご飯)を追加できるのも、粋なサービスです。
あっさりした透明なスープは、豚骨やカツオのだしが奏でる優しい味。長時間煮込んで雑味をとばし、最後の一滴まで飲み干したい上品な味に仕上げています。
“軟骨ソーキそば”は、ほろほろに煮込まれたソーキ(骨付きあばら肉)がのった沖縄そば。王道の“三枚肉そば”とともに、不動の人気です。
数量限定の“あぶり軟骨ソーキそば”(780円)は仕込みに3日かかるため、いつ出会えるかわからないレアメニューです。
お店に来たら、まずは“あさりそば”を食べてみてください。上品なスープに貝ダシの深みが加わり、ホッとする味わいです。「笑家に来たらあさりそば!」と、常連さんの支持も熱い一杯です。
“ゆず香る鶏ハムそば”も、お店ならではのオリジナル。しっとり柔らかい自家製鶏ハムが、スープと相性抜群です。ゆずは別添えで出てくるので、お好みで。さわやかな香りを楽しみましょう。
今日は贅沢するぞ!という気分のときは、全部のせ一択です!“笑家そば”(大780円、小730円)は、軟骨ソーキ、三枚肉、鶏ハムがドドンとのった豪華な一杯。+50円であさりを追加できますよ。
三枚肉丼セット(1,000円)、手づくり餃子セット(餃子とジューシーつき1,050円)、スペシャルセット(餃子と三枚肉丼つき1,100円)など、満腹必至のお得なセットもあります。
季節限定の“春そば”は、ピンク色の桜えびやみずみずしい菜の花が春らしさ満点です。青ネギや紅しょうが、錦糸卵の彩りもかわいらしいですね。女性に好評のこちらのメニュー、人気のあまり期間を延長して提供しているのだとか。
もちもちで肉汁たっぷりのオリジナル餃子は、オープン以来改良を繰り返し、さらにおいしくなりました。ノーマルな餃子はもちろん、エビマヨ餃子もおすすめ。エビを餡に入れず、上にトッピングしているのが斬新ですね。
「ネギマヨ餃子もファンが多くて、毎回これしか食べないお客さんもいます(笑)。キッチンまで聞こえる声で“めっちゃおいしい!”って喜んでくれた人もいて、そのときは本当にうれしかったですね。」
次は何を食べる?あなたも常連の仲間入り!
メニューに続く、同店のもうひとつの魅力は、「次はこれを食べよう」と楽しみにしながら、何度も足を運べるところ。お財布にも優しいので、全メニュー制覇したくなりますね!
「ほかのお店では食べられないオリジナルそばもあるから、いろんな人に楽しんでもらえると思います。沖縄そばのお店は数えきれないほどあるけど、その中でうちを選んでくれたお客さんを、これからも大切に営業していきたいです。」
小橋川オーナーの次なる目標は、店舗展開。オープンしてからまだ1年半ほどですが、これからのビジョンはくっきりと思い描いています。
笑顔のおもてなしが、たくさんのお客さまの心をあたためる『沖縄そば 笑家』。うるま市にお越しの際は、こだわりの沖縄そばと餃子をぜひ味わいに来てくださいね。
店舗名 | 沖縄そば 笑家(わらや) |
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住所 | 沖縄県うるま市田場1061-1 山根店舗 |
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電話番号 | 098-973-0650 |
アクセス | 沖縄県路線バス 平良川バス停留所から徒歩10分 |
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 木曜日 |
ホームページ | https://www.facebook.com/1719174561474751/ |