【長野・茅野】訪れる人にゆったりとした時間を提供する『そば処 緑苑』でおいしいお蕎麦を。

 長野に店舗を構えて30年になる、老舗『そば処 緑苑』。ここには、お蕎麦だけでなく、カフェとして利用されるお客さまもいらっしゃいます。今回は、同店の魅力をオーナーの町田さんにお伺いしました。

今から30年前にオープン

 『そば処 緑苑』が開店したのは、今から約30年ほど前のこと。そして町田さんが同店がある長野県茅野市に来たのは、約20年前のことです。

 「この店は、私が始めた店ではないんです。元々はホテルも展開していましたが、今は蕎麦屋としてやっています。『緑苑』という名は、ずっと昔から使っている名残なんですよ。」

 同店をオープンされた方が、戦前に喫茶店として始めたのが、『緑苑』でした。そこから名前を取って、現在の『そば処 緑苑』という名が残っているそうです。

元々は別荘地だった同店

 同店が現在の場所でのオープンを決めたのは、元々は別荘地としてだったそう。オープン当時のオーナーさんの別荘地だった場所が、現在は店舗となってその形を残しているのです。

 「この店に面している大きな道路があるんですが、そこが昔はよく使われていたんです。上田と長野の間にある、大門という古戦場に繋がる道路です。」

 現在の建物自体は、まだ出来てから30年のもの。

 「お店の中は、最初のオーナーが作ったままです。ほとんど手を加えず、変わっていないです。」

オーナーの口が認めた味のお蕎麦を

 『そば処 緑苑』の魅力は、なんといってもお蕎麦。お蕎麦は、作る人が変わればすべてが変わるそうです。

 「もちろん素材自体も、色々あります。でも、作る人次第で全然別物になりますからね。」

 そんな同店が大切にしているのは、オーナーの口に合う味。

 「お客さまの口ではなく、やってる人間の口に合う味を意識しています。やっぱり、自分の口で認められた味を出したいですからね。」

夏も冬も、さまざまなお客さまが訪れる同店

 シーズンによって訪れるお客さまもさまざまです。
 夏には避暑地として利用されるお客さまがほとんど。毎シーズン来てくれる常連さんも多く、中には車椅子でいらっしゃる方も。「長野に来たらここに来よう」と、ひいきにしてくれるお客さまも多いのだとか。

 冬は、ウインタースポーツがさかんなエリアです。しかし、スキー場とあわせて訪れるお客さまは意外と少なく、ほかの観光客の方が多いといいます。

 「スキー場は、食べるところがありますからね(笑)。平日には、サラリーマンの方もいらっしゃいますよ。パソコンを抱えて食べてるお客さまもいます。」

 テディベア美術館が近くにあることもあり、ファミリー層のご来店も多くあります。

人気の天ざるとひと休みのコーヒー

 人気のメニューは、なんといっても天ざる。冬の寒い中でも、天ざるを注文される方が多いそう。

 「できるだけ地元の野菜を使っています。おつまみも色々用意していて、おでんやもつ煮込みもあります。おつまみ用に、お蕎麦のハーフサイズもご用意しています。」

 なんと同店には、コーヒーだけでお帰りになる方もいるのだとか!カフェのみの利用もOKとしているお蕎麦屋さんはめずらしいですよね。

 「コーヒー一杯だけで来ていただいてもOKですよ。どういう風に使ってもらうかは、お客さま次第でいいんです。」

お蕎麦と景色とコーヒーと

 窓が大きく、開放感溢れており、景色が良いと好評の同店。訪れた際には、お蕎麦とあわせて景色も楽しんでくださいね。

 「景色は本当に良いです。登山からのお帰りの方も、どなたでも、ぜひゆっくり一服していってください。」

 お蕎麦だけではなく、コーヒーや景色など、様々な魅力を兼ね備えた『そば処 緑苑』。長野にお立ち寄りの際は、ぜひお越しください。

店舗名 そば処 緑苑
住所 長野県茅野市北山白樺湖3418
電話番号 0266-68-2210
アクセス 諏訪インターから車で約30分
営業時間 10:00〜17:00
定休日 不定休
ホームページ https://tabelog.com/nagano/A2004/A200403/20016439/

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