【宮城・仙台】また来たくなる!『創作ダイニングStart』のリピート率が高い理由とは
2011年のオープン以来、仙台市民に親しまれている『創作ダイニングStart』が移転しリニューアルオープンしました。仕入れた食材によって毎回変わるメニューは、どれを食べても美味しいと評判です。お客様同士の雰囲気もよく、一度訪れたら“また来たい”と常連さんになる方も多いといいます。何度も足を運びたくなる同店の人気の秘密に迫ります。
店名『Start』に隠された想い
仙台市地下鉄南北線・勾当台公園駅から徒歩5分ほどの場所に『創作ダイニングStart』はあります。こちらは、オーナーの三浦 博さんが2011年7月にオープンしたお店です。それまでシェフとして経験を積んできた三浦オーナーは、2011年春頃の開店を目処に、2010年の夏から東北各地を回り、農家や養殖業者などの生産者から直接食材を仕入れる約束していたそうです。しかし、2011年3月未曾有の震災があり、生産者の皆さんも三浦オーナーのご自身も被害を受け、開店の話も一時は頓挫してしまったといいます。
「震災が起きて、これまで準備してきたお店の話も進まなくなってしまったことにショックを受けました。でも、生産者の方から畑が流されたなどの状況を聞いていくうちに“どうして自分の事ばかり考えていたのだろう”とハッとしたんです。だから、生産者の皆さんも自分も含めて“みんなを励ませるお店を作ろう”との想いを込めて『Start』の店名を付け、このお店をスタートさせました。」と三浦オーナーは当時を振り返ります。
開店以降は、順調に客足を伸ばしていき、以前の店舗が手狭になったため移転を計画しました。ランチをメインとした大きな店舗を探す傍ら、別に経営していたバーの場所を利用して、2018年7月、夜限定で同店の営業を開始したのです。
毎回変わるメニューがお楽しみ
同店は、仕入れる食材によって毎日メニューが変わります。旬の素材の美味しさを際立たせるレシピは、三浦オーナーの長年のシェフ経験が生み出す賜物です。中には、人気が高く定番化されたメニューもあります。レーズンバターやピクルスなどのお酒のお供は、一度食べたお客様はほぼリピートされるため、常に提供できるようにしているそうです。また、牡蠣の醤油煮も多くのファンがいます。「家族へのお土産にお持ち帰りしたい、商品化してほしい」との声がお客様から寄せられるほど、評判が高い逸品です。
ワインにウイスキー お酒のセレクトも好評
お酒は、こだわりのセレクトが並びます。ワイン好きの三浦オーナー、ワインリストも充実しています。ワインを使った自家製サングリアも一押し。もともとサングリアが好きな方も、普段はあまり飲まない方からも好評です。このほか、ウイスキーのラインナップにも目を張ります。国産銘柄に年代物…個性豊かなウイスキーの飲み比べも楽しみの一つです。
過ごしやすい雰囲気と信頼できるメニュー
「食事はもちろん、お客様が入ってから帰るまでの間、空間すべてを楽しんでもらうよう心がけています。」と三浦オーナー。店内はカウンター9席に限られているため、すべてのお客様にオーナーの目が行き届くようになっています。一人で来店しても、お客様同士の会話が弾むようオーナーが架け橋になるのも、過ごしやすい雰囲気づくりに欠かせないポイントだといいます。また、同店は“安心感”を大切にしています。食べるものの安全性はもちろん、どれをチョイスしても美味しいというメニューに対する安心感も意識しているのだとか。心地いい雰囲気と信頼できるメニューが常連さんの心を惹きつける秘訣とも言えそうですね。
みんなの安心できる場所に
開店から7年、これまでに嬉しかったエピソードを伺うと「常連さん同士が知り合いになったり、カップルになって結婚したりと、この店をきっかけに幸せになった方を見ているのが嬉しいです。結婚式に招待していただいた事やお子さんが生まれた報告を受けた事もありました。お客様同士も顔なじみになって、アットホームな雰囲気を作り出してくれているので、僕自身もこの店で安心感を得ることができるんです。」と笑顔を見せてくださいました。
震災後、みんなを勇気づけるためにスタートしたこのお店、現在ではたくさんの常連さんやオーナーをも安心できる場所へと成長を遂げました。皆さんも『創作ダイニングStart』へ是非足を運んで、リピーターが続出するその秘訣をご自身の目で確かめて見てくださいね。
店舗名 | 創作ダイニングStart |
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住所 | 〒980-0803 宮城県仙台市青葉区国分町2丁目13-28 ニュー若竹ビル2F |
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電話番号 | 022-799-7049 |
アクセス | 仙台市地下鉄南北線・勾当台公園駅から徒歩5分 |
営業時間 | 18:00-翌2:00 |
定休日 | 日、月 |