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【沖縄・宜野湾】ホールタルトがワンコインの『タルト屋』!昭和の香りただよう怪しいスイーツ店に潜入!

 宜野湾市の国道58号線沿いに、個性あふれるスイーツ店があります。その名も『タルト屋』。古びた建物に赤ちょうちんという怪しげな外観ですが、“入りにくいお店”として親しまれています。
 話題を呼んでいるのは、ワンホールたったの500円で買える手づくりタルト。おやつや親しい人へのお土産を買いに、足を運ぶ地元のファンが絶えません。
 さっそく、オーナーの久志(くし)さんにお話をうかがいました。

ワンコインでタルトを気軽に。若きオーナーの挑戦

 料理をしたり、お菓子を作ったりと、久志さんは昔から何かを作ることが好きでした。2016年8月に『タルト屋』をオープンするまでは、パンの製造の仕事をしていたそうです。

 「自分のお店を出すのは、そのころからの夢でしたね。最初はパン屋さんをやろうとしたんですけど、沖縄にはパン屋さんがたくさんあるし…。商品をひとつに絞って、なにかの専門店をつくろうと思ったんです。」

 そこでひらめいたのが、よく家でおやつに作っていたタルト。子どもたちにも評判のよい自分のタルトを、より多くの人に食べてもらいたい。そう思ったのが、『タルト屋』のはじまりでした。

 タルトは、おしゃれで高いスイーツと思われがち。パンの仕事で得た原価の知識を活かし、ワンコインで気軽に買えるタルトを作れたら…と考えたのだそうです。

キャッチコピーは“入りにくいお店”!

 それにしても、なんともド直球な『タルト屋』という名前。久志さんは笑って、こう話してくださいました。
 「自分がお客さんだったら、分かりやすい名前がいいなぁと思って。おしゃれな名前をつけたい気持ちもあったけど、お客さんに覚えてもらうのが先決ですからね。」

 初めてお店に来た人は、突っ込みどころの多い店がまえに驚くことでしょう。看板は手作り感満載、のぼりを使った斬新なのれんが風にひらひら。でも、それだけではありません。
 古びた赤ちょうちん、軽トラック、玄関の植木鉢…。昭和の香りがただよう外観は、今にもママが出てきそう。どこから見ても、スイーツを売るお店には見えません。

 「えっ、タルトって…あのタルトだよね?」と不安になった方も、ご安心を。この怪しい店がまえには、理由があります。
 「僕のおばあちゃんがやってるスナックを日中だけ借りて、タルト屋さんをやってるんですよ。ちょっと、資金が厳しかったので(笑)。」

 同店は、大通り沿いなのに目立たず、素通りしてしまいそうな場所にあります。それに加えて、このオーラ。「お店があるのは知ってたけど、入る勇気がなくてスルーしてました…」という地元の方も多いでしょう。

 そんな『タルト屋』ですが、サラリーマンから家族連れまで、幅広いファンがいます。企業のお祝い事で、のし付きタルトの注文をいただくこともあるのだとか。

 日が暮れるとスナックの営業がはじまりますが、タルトは店内で引き続き販売。常連さんが、家族へのおみやげに買っていくこともあるそうですよ。

 「情報誌の取材で“入りにくいお店”ってキャッチコピーをつけてもらって(笑)。それをきっかけに、たくさんの人にお店を知ってもらえるようになりましたね。」

 意外にも、自分のおやつではなく、おみやげを買いに来るお客さまが多いのだとか。“人からいただいておいしかったから”と、後日買いに来てくれる方もいるそうです。

ここでしか買えないシンプルで斬新なタルト

 ワンホールワンコインが自慢の『タルト屋』では、ホールタルトが全種類500円!直径18cmの丸いタルトが4種類、四角いタルトが2種類、お店に並びます。
 この安さの裏には、タルトをもっと身近なおやつにしてほしいという想いがあります。

 試作途中で生まれた“金時豆の甘煮タルト”は、一番人気の商品です。ありそうでなかった和と洋のコラボが面白いですね。
 金時豆との相性を考えて合わせたのは、カマンベールとカスタードのクリーム。甘さ控えめの金時豆と濃厚なクリームがマッチした、新しいおいしさです。

 「タルトに金時豆って普通ないから、皆さん最初はレーズンだと勘違いします(笑)。えっ、豆!?っていうビックリ感と、買って食べてみたときのおいしさとのギャップが売りですね。」

 こっくり味がうれしい“バナナ様”は、タルト生地にスライスしたバナナとカスタードクリームを詰め、シナモンシュガーを散らしたタルトです。
 バナナ様の魅力は、口に入れた瞬間にふわっと広がるバナナの香り。好きな厚さにスライスして、コーヒーや紅茶と楽しみましょう。

 ダンディな風貌の“黒いタルト”はチョコレートのタルトではなく、実はココアとピーナツクリームのタルトです。
 「チョコっぽい見た目にだまされて食べたら、あれ?チョコじゃない!っていうギャップを狙ってます。」と久志さん。ココアパウダーがほろ苦い、大人の一品です。


▲アップルカスタードタルト

 同店では、タルト生地のみの販売もしています(1台400円)。お店で生地を買えば、あとは好きなクリームやフルーツをのせるだけ。子どもたちと一緒に飾り付けができて楽しいと、お母さんたちに大好評です。


▲カスタードクリームチーズタルト

 タルトは冷凍で販売しており、自然解凍で1時間おくと食べごろです。ひんやり冷たいタルトもおいしいですが、ぜひ電子レンジで温めてみてください。焼きたてのおいしさがよみがえりますよ。
 特にカスタードクリームチーズタルトは、温めて食べるのがおすすめです。濃厚さを増したチーズと、焦げ目の香ばしさがたまりません。

ウチナンチューが愛するテイクアウトタルト専門店

 久志さんが考える今後のビジョンは、“安くて気軽に買えるタルト屋さん”という新たなジャンルを確立することです。
 「焼肉とかお寿司とか、高いと思われてたメニューがすっかり安く食べられるようになりましたよね。だから、安いタルト屋さんがあってもいいんじゃないかなって。」

 おしゃれなパティスリーもあれば、安くて斬新なタルトが買えるお店もある。それを、沖縄の人たちに知らせたいのだといいます。

 「2軒目、3軒目も出せたらうれしいですね。全店舗、テイクアウトのみでいこうと思います。沖縄の人は、並ぶのがキライですから(笑)。」
 テイクアウト専門店にこだわるのは、ささっと買い物を済ませたいウチナンチューの気持ちを考えてのことなのだとか。

 怪しげな店がまえと、オーナーの爽やかスマイルとのギャップが素敵な『タルト屋』。斬新でおいしいワンコインタルトを買いに、勇気を出して入ってみてください!

店舗名 タルト屋
住所 沖縄県宜野湾市真志喜1-8-2
電話番号 090-4470-8118
アクセス ゆいレール旭橋駅から琉球バス交通沖縄バス・28読谷線(楚辺廻り・久茂地経由)でバス停 真志喜で下車後徒歩1分
営業時間 9:00~17:00
定休日 不定休
ホームページ https://www.facebook.com/265701430470732/

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