【北海道・札幌】愉快なスタッフが待ってます！札幌の夜が楽しくなるカジュアルバー『Tonii’s Cafe＆Bar』♪

　難しい名前のお酒が並ぶ店内、カウンターにひとり佇むジェントルマン…何となくそんなイメージがあって、バーって気軽に入りにくいものですよね。今回は、そんな心象を打ち破るお店『Tonii’s Cafe＆Bar(トニーズ カフェ＆バー)』に取材に伺いました。いつも笑い声が絶えない同店の名物は、お酒でも料理でもなく、気さくなスタッフとのおしゃべりなのだとか。インタビューに応じてくれたのは、オーナーの小林さん、そして店長の藤原さんです。

人生の岐路をきっかけに出店を決意

　小林オーナーは、以前はとあるロシア料理店で働いていました。互いの勤務するお店が近所同士だったこともあり、藤原店長とはその頃からのなじみの仲だそうです。その後小林オーナーは、辛い離婚を経験したことから自立への思いを強め、自分のお店を開くことを決意します。開店にあたって3年間も声をかけ続けた藤原店長を迎え入れ、2014年1月末、満を持して『Tonii’s Cafe＆Bar』をオープンしました。

カジュアルで肩肘張らない雰囲気のバー

　『Tonii’s Cafe＆Bar』がお店を構えるビルは、すすきの駅から歩いて3分、通りから少し奥まったところにあります。細い裏路地に入り、道に面した階段を上ると、飲食店が3軒並んでいます。

　さっそく、真ん中のドアを開けてお邪魔してみましょう。
　“○年もの”のウイスキーやワインが渋～い雰囲気を醸し出していると思いきや、カウンターにはよく見かける果実酒も多く並び、どこかカジュアルな雰囲気です。
　「お酒は、何種類あるか分からないですね。私は普段ビールしか飲まないから知識は深くないけど、お客様の希望でどんどんお酒のボトルを増やしていきました。そろそろ、棚を増やして整理しなきゃな、なんて思ってます(笑)」と小林オーナー。

　おすすめの“ブルームーン”は、ホップをふんだんに使ったIPA(インディアペールエール)と呼ばれるクラフトビールです。醸造時にオレンジピールを加えているため、ほのかな甘みとフルーティーな香りが楽しめます。奥深い大人のウイスキーから、女性も飲みやすい甘いカクテルまで、アルコールメニューは数え切れないほど揃っています。ちょっとお疲れの方には、養命酒も用意しているそうです。この発想は面白いですね。

オーナー手作りのフードメニュー

　チョコレートやナッツ、スナック類など、お酒を飲みながらつまめるフードメニューも用意しています。

　スープカレー、ロールキャベツ、野菜炒めなど、小林オーナーが自宅で手作りして持ってくるお総菜や軽食も登場します。内容は気まぐれなので、お店に来てからのお楽しみ！取材当日は、美味しそうな自家製のきんぴらごぼうでした。
　「メニュー内容も日替わりですが、お店に持ってきたり持ってこなかったりもします！全品40分以内にお出ししているけど、例外もあるかも…」と微笑む小林オーナー。そんなゆるい営業スタイルもまた、同店の魅力です。

知る人ぞ知る、2階のテーブル席に潜入！

　藤原店長はビル内の他の飲食店とも仲良しで、休日や閉店後には互いのお店を行き来しているそうです。お客様も、ビルの中でハシゴしてから『Tonii’s』に訪れる方も多いのだとか。「いつも22時や23時になると混み始めますね。あまり知られていないんですが、実は2階にも席があるんですよ。」

　藤原店長の言葉通り、2階に上がるとそこにはシンプルなテーブル席が。1階とは少しテイストが違い、ゆったりくつろげそうな大人の雰囲気が漂います。グループでご来店の際はこちらが狙い目ですね。お店は希望があれば開店時間よりも早く開けたり、お客様の様子を見て閉店時間も前後させているとのこと。

いつも笑い声が絶えないお店

　お客様のリクエストで増えるメニュー、開店・閉店時間をきっちり定めない、ゆるりとした営業スタイル。そんな風に、“こだわらないこと”にこだわるのが、小林オーナーと藤原店長のモットーです。今日もドアの向こうからは、楽しそうな笑い声が聞こえてきます。

　「これからはカーペットを張り替えたり棚を増やしたり、もっとお店を綺麗にしていきます(笑)。ぜひ当店に足を運んで、楽しい時間を過ごしていただけたら嬉しいです！」と、お二人からお客様へのメッセージをいただきました。

　元気いっぱいのスタッフが迎えてくれる『Tonii’s Cafe＆Bar』。今日からさっそく、一人飲みの行きつけに加えたいお店です。