【宮城・太子堂】アンティーク家具と、スペシャリティーコーヒーと、カジュアルフレンチ『VINTAGE CAFE』で“非日常の体験”を

　2017年５月オープン以来、アンティーク家具の置かれた特別な空間と自家焙煎の上質なコーヒーが人気の『VINTAGE CAFE』をご紹介します。お店自慢のコーヒーは、決められた農園から仕入れる品質の高いコーヒー豆を、使用する分だけ自家焙煎して淹れる、こだわりの一杯。豆ごとに個性が際立った香りや味わいを堪能できますよ。カジュアルなフレンチの食事メニューも好評で、ランチタイムは満席になるほど。そんな『VINTAGE CAFE』の開店秘話や店づくりにかける想いを、伊集院オーナーに伺いました。

非日常を感じるアンティークの空間

　JR東北本線・太子堂駅から徒歩3分ほどの場所にある『VINTAGE CAFE』。赤色のひさしと鉄製の看板が目印のおしゃれな外観が迎えてくれます。中へと足を踏み入れると、広がるのは“アンティークの世界”です。重厚な光沢のイスやテーブルは、上品でありながらもどこか温かさを感じられるアンティークならではの魅力を放ち、細やかなデザインが施された照明器具は柔らかな光で店内を照らします。「非日常を感じて欲しい」と心がけて作りあげた内装は、お店を訪れたお客さまの特別な時間を演出してくれますよ。

　今回お話を伺ったオーナーの伊集院さんは、これまでホテルやレストランで働いた経験があり、新店舗の立ち上げにも携わったことがあるそうです。ご自身でカフェをやりたいと考えていた折に、以前から知り合いだったこの建物のオーナーから新築する同所の１階でお店を開かないかとの提案を受けたといいます。こうして、自家焙煎のコーヒーとフレンチの食事メニューを提供する、これまでの伊集院オーナーの経験が詰まった『VINTAGE CAFE』が完成したのです。

自家焙煎の上質なコーヒーが自慢

　コーヒーは、全て最高グレードの“スペシャリティーコーヒー”です。どこの農園でどのように育てられたのかがはっきりわかっている生豆を仕入れ、店内の焙煎機で自家焙煎します。傷がついた欠点豆も手作業で取り除くため、雑味のないコーヒーに仕上がるのだとか。豆の産地によって焙煎加減を調節し、それぞれの個性が引き立つ味わいを意識しているといいます。これらのコーヒーは、店内でドリンクを楽しめるほか、豆の販売もしており、ご家庭へ買って帰ることもできますよ。

フレンチの一皿をカジュアルに

　ランチタイムには満席になる日も多い同店。食事のメニューは、本格的なフレンチをカジュアルに楽しめる料理が４種類ほど並びます。定番のオムライスと鴨肉のコンフィは、どちらもファンが多い人気メニューです。ふわふわトロトロの卵がドレスアップされた見た目も美しいオムライスは、２種類のソースがかかっています。蟹の旨味が詰まったクリームソースと濃厚なデミグラスソースはどちらもまろやかな卵と相性抜群です。一方の鴨肉のコンフィは、鴨肉を低温の油でじっくり火を通し仕上げる一品。ジューシーな味わいと、ホロホロと崩れる食感が癖になりますよ。
　このほか、旬の食材に合わせてお肉とお魚のプレートが登場するそうです。フランス料理店にも引けを取らない本格的な味わいがカフェでいただけるとは驚きですよね。これらの食事メニューには、全てサラダとスープ、ライス、ドリンクがついているのも嬉しいポイントです。

美しいデザートに感嘆の声

　デザートメニューにも抜かりがありません。アフォガードとティラミスは、自家焙煎のコーヒーを使用したデザートです。バニラアイスに濃厚なエスプレッソをかけるこちらのアフォガードは、苦味よりも程よい甘みが特徴で、コーヒーが苦手な方にもおすすめです。また、季節のケーキも見逃せません。春にはいちごのミルフィーユ、夏にはブルーベリーのタルト、秋には和栗とりんごのケーキ、冬には濃厚なチョコレートムースなど、本格的なケーキが季節に応じて登場します。フルーツやナッツといった食材の組み合わせ、食感の面白さ、美しい盛り付け…完璧な一皿に感動すること間違いありません。

“他では体験できない雰囲気とメニューを”

　日中は柔らかい日差しの差し込む店内やペット同伴OKのテラス席で穏やかなひと時を、ディナータイムにはしっとりと落ち着いた空間でゆったりと…お店では昼と夜で一味違う時間を堪能できます。
　「ほかのカフェでは体験できない雰囲気とメニューを楽しんでいただければ嬉しいですね！」と笑顔の伊集院オーナー。訪れた誰もが贅沢な時間が過ごせるお店『VINTAGE CAFE』へ、ぜひ足を運んでみてくださいね。