【東京・九段下】こんなかつお食べたことない!『わらやき屋 九段下別邸』で、誰もが感動する藁焼きを、激辛日本酒と一緒に

※2024年11月現在こちらの店舗は閉業しています。

高知の郷土料理“藁焼き”をご存知ですか?かつおを藁の中に入れて、火で炙って食べるという調理方法です。藁で燻すことで、香り高く、深い風味を楽しむことができます。この藁焼きを、かつおだけでなくさまざまな食材でいただけるのが『わらやき屋 九段下別邸』。本邸となる九段下店から徒歩2~3分ほどの距離の場所に、2017年2月24日にオープンしました。同店を運営する株式会社DDホールディングスの松永さんと佐々木さんにお話を伺いました。

高知の楽しい宴を、東京で体験!

『わらやき屋』ブランドは、新橋の一号店からスタートしました。2018年8月の時点で全18店舗展開しており、今回お邪魔したのもその中の一店舗です。同社代表が高知出身のため、土佐の郷土料理を広めたいと始めたのが『わらやき屋』。また、高知は酒造が多いことからお酒好きの方も多く、高知ならではの楽しい宴の席を体験してもらいたいという想いもあったのだとか。
そんな高知ならではの宴を体験してもらうため、スタッフがよさこい節を歌う演出もあります!各テーブルに置かれた鳴子(よさこい節の踊り子が鳴らす楽器)をお客様が鳴らしたり、手拍子や合いの手を打ったりすることで、店全体が一体となった、賑やかな宴の席が出来上がるそうです。

今まで食べていたかつおの概念が変わる!?

同店の一番のおすすめは“かつをの塩たたき”。藁で包んだかつおを、その場で焼いて焼き立てを食べることができます。炎は1メートルほどの高さになり、迫力満点!表面は香ばしく焼かれ、中はジューシーなレアになっています。あえて氷水で締めずに提供することで、しっとりとした食感とスモークしたような香りが楽しめるのだとか。そのかつおを分厚く切り、薬味を乗せて塩をひとつまみつけていただきます。「“かつおが苦手だったけど、こんなにおいしいと思わなかった”という声を多くいただきます。今まで食べていたかつおと明らかに違うので、かつおの概念が変わると思いますよ!」と松永さんが太鼓判を押すほどの自信作。同店を訪れたら必食のメニューです。


▲藁焼き かつをの塩たたき

まだまだある、藁焼きメニュー

かつお以外にも、いろいろな食材を藁で焼いてみて、どの食材が藁焼きの調理方法と合うのかを研究してメニュー開発をしたという同社。土佐はちきん地鶏や牛リブロース、土佐鴨などいろいろな食材をスモークしているのですが、どれも鮮度が悪くなるにつれて味も落ちてしまう食材のため、新鮮さを大事にした藁焼きを提供しています。


▲藁焼き うつぼの藁たたき

佐々木さんおすすめは“うつぼの藁たたき”。「コラーゲンが豊富なので女性におすすめ。鶏皮に似たプリプリとした食感の皮と、白身魚のような淡白な身の味が、ポン酢と相性バツグンなんです!高知以外ではうつぼを食べる文化がないので、当店でぜひ食べていただきたいです。」と言います。


▲藁焼き カマンベールチーズ~ミレービスケット添え~

また、“カマンベールチーズ~ミレービスケット添え~”は、カマンベールチーズのとろみや味わいに、藁で焼いたことでスモークチーズのような風味がプラスされています。高知で販売されているミレービスケットをチーズフォンデュのように付けて食べると、食べ進める手が止まらなくなってしまうほどだそうです。

高知一辛いお酒も飲める!

高知は日本酒の生産が盛んな土地。同店にも高知の銘柄がずらりと並んでいます。取り扱っているお酒の種類が多いので、スタッフも日本酒の勉強が必要なのだとか。また、高知には酒造が18ヵ所あるため、今後は、18酒造それぞれから取り寄せた日本酒を最低でも1種類以上は置く予定だそうです。
日本酒の品揃えが豊富なことから、お客様も日本酒目当てのお客様が多数。ヒアリングをすると辛口志向のお客様が多いということが判明したため、高知の西岡酒造に高知で一番辛いお酒を造ってくれるよう依頼をしたこともあったそうです。そうして生まれたのが“げに辛”という日本酒です。超辛口の味わいは、藁焼き料理を引き立ててくれます。この高知一辛いお酒は『わらやき屋』オリジナルのため、現地でも飲めない銘柄なのだと教えてくれました。

シックな空間で藁焼きと激辛日本酒!


▲藁焼き 土佐はちきん地鶏もも肉~にんにく醤油~

和モダンでシックな雰囲気の店内は、大人の時間が流れています。しかし、お酒を飲み始めるとたちまち賑やかに!『わらやき屋 九段下別邸』では、他のお客様とも一緒になって、高知の味を楽しみながらワイワイとお酒を酌み交わすことができます。ここでしか食べられない感動の藁焼きメニューと、ここでしか飲めない超辛口の日本酒で、高知の宴を体感してみてくださいね。同社は今後“藁焼きバル”のような、藁焼き×洋酒の業態にもチャレンジしたいとのこと。今後の展開から目が離せませんね!

店舗名 わらやき屋 九段下別邸
住所 東京都千代田区九段北1-10-5 サンブリッジビル1F
電話番号 03-5226-2630
アクセス 九段下駅 5番出口 徒歩1分
営業時間 17:00~23:30 (L.O.22:30)
定休日 日曜・祝日
ホームページ https://www.dd-holdings.jp/shops/warayakiya/kudanshitabettei

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