【沖縄・金武町】ロケーション抜群！定食と沖縄そばが絶品と話題の『嘉海食堂』

　沖縄本島・中央東海岸の綺麗な海岸沿いにある『嘉海食堂（よしみしょくどう）』。長年飲食店の経営を夢見ていた店主・豊岡さんが2018年３月に開店したお店です。

　食堂として営業する同店でいただけるのは、おいしい定食や一品料理、そして沖縄そば。

　お店を開いたきっかけや料理に込めた想いをうかがってきました。

元銀行員が意を決して開店！

　豊岡さんは沖縄のご出身。社会人になってからは東京に移り住み、銀行員として活躍していました。転機が訪れたのは、退職後のこと。豊岡さんが56歳のころです。

　あるとき、現在の場所で営んでいたお店が閉店することに。飲食店の経営に強い興味があった豊岡さんにとって、これは思いがけないチャンスでした。

　「建物は偶然にも、私の実家の目の前にありまして。元々地元でお店をやることは決めていましたし、ちょうどいいタイミングできた話だったので、迷わず引き継ぐことにしたんです。」

　場所は沖縄の真ん中、金武町・屋嘉。海に囲まれていて、お店を開くにはもってこいのロケーションでした。こうして2018年に開店したのが、『嘉海食堂』です。店名は、屋嘉と目の前に広がる海が由来となっています。

歴史を感じる居心地の良い店内

　築25年の建物をリフォームした同店は、清潔感がありながらも歴史を感じる情緒ある雰囲気。

　１階には懐かしい雰囲気が漂うテーブル席とカウンター席があり、２階は旅館業開始に向けて準備中とのこと。海の真ん前で海平線から日の出も見える絶好の宿泊スポットです。
（『Sunrise house Yoshimi』 最大10名様まで宿泊可能）

　サービス面でも工夫がたくさん！料理の提供スピードを重視したり、従業員が積極的にお客さまへ声がけしたり…。居心地の良い空間となるように、あらゆる趣向を凝らしています。

心のこもった沖縄料理の数々

　『嘉海食堂』では煮物や揚げ物定食から、沖縄そばまで全28種類の料理を提供しています。その全てが心のこもった手作り。出来合いのものは一切使用していません。

　一番人気なのは“てびち煮つけ定食”です。お皿の上にたっぷり盛られたてびちは、噛むととろけるほど柔らかいプルプル食感が特徴。しっかり味が染み込んだジューシー味わいがクセになる一品です。

　てびち煮つけ定食と並ぶほど人気なのが、全7種類ある定番の“沖縄そば”。

　なかでも嘉海そばは、一日10食限定のレアメニューです。スープは豚、鳥、鰹と３種のだしに、秘伝の隠し味を加えたもの。麺はスープに合うようにと麵屋さんで何度も調合してもらった特注品です。優しくも深い旨みのスープと、コシと柔らかさを感じられます。

　ここでしか食べられない限定メニュー“やかじゅーしぃ”も外せません。じゅーしぃとは沖縄風の炊き込みご飯のこと。通常はお肉をたっぷり入れて炊き込みますが、同店のものはいりこでだしをとっているのがほかとは違うポイントです。いりこだしの香り高い風味と味噌の深み、少し加えられているベーコンの脂が見事なハーモニーを奏でています。

　お腹いっぱい食べたいときには“やかじゅーしぃそばスペシャル”もおすすめ。やかじゅーしぃと沖縄そばに加え、３種類の揚げ物も付いてきます。外はサクサク中はぷりぷり食感のエビフライ、ワインで柔らかく仕上げたヒレカツ、あっさりとした味わいのチキンカツをいただけます。

ここだけのプレミアムなデザートも

　同店に訪れたら絶対にオーダーしたいオリジナルのスイーツがあります。それが“田イモ大福”！独特のモチモチ食感をダイレクトに実感できるスイーツです。

　田芋を使ったスイーツには“田芋揚げ団子”もあり、こちらもあっという間に売り切れてしまうほどなのだとか。訪れたさいにはぜひオーダーしてくださいね！

あたたかな沖縄料理で至福のひと時を

　「全て手仕込みの当店の料理は、どこよりもおいしいという自信があります！最高の景色を眺めながら存分にお楽しみください！」と豊岡さん。

　今後の取り組みとして考えているのは、SNSでよりお店の知名度を広げていくことなのだそう。インターネットでお店を宣伝して観光客を呼び込み、街を活性化させていくのが目標なのだとか。

　自慢の定食や沖縄そば、そしてオリジナルスイーツが揃う『嘉海食堂』に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。