【福岡・高砂】スパイシーなスープとクスクスを熱々のココットで♪『Bistro unverre』は気軽にフレンチを楽しめる隠れ家的ビストロ！

　隠れ家的な名店が集まる福岡市中央区高砂に、新しいお店が仲間入りしました。ひとりでもお友達とでも気軽にフレンチが楽しめる『Bistro unverre（ビストロアンヴェール）』です。

　まだ日本であまりなじみのないフランス料理“クスクス”にスポットを当てた同店。クスクスは、旨味たっぷりのスパイシーなスープと一緒に味わうのだとか。
　オーナーの太田さんに、気になるメニューの数々をうかがってきました。

料理人歴18年のベテランシェフが高砂に出店

　太田さんは、料理人歴18年のベテラン。そんな太田さんが出店を決めたのは、お店を持つことがかねてからの夢であったということに加えて、お気に入りのフランス料理“クスクス”をもっと広めたいという想いがあったからです。
　そして2018年11月27日に『Bistro unverre』をオープン。店名の『unverre』は、フランス語で“グラス一杯”という意味だそうです。グラス一杯から、気軽に楽しめる雰囲気の店にしたいという想いを込めて名付けました。隠れ家的な居酒屋が軒を連ねる高砂に、新たに気になるビストロの誕生です。

看板メニューの“クスクス”とは？

　『Bistro unverre』の自慢の看板メニューは、クスクス”です。“クスクス”とはアフリカにルーツを持つ粒状のパスタのようなもので、デュラム小麦を米粒のように細かく丸めて、乾燥させたもの。これを茹でて、お米のように食べるのが“クスクス料理”です。フランスではクスクスを食べる文化が浸透しており、世界各地に広がりを見せています。

　同店のクスクスは、パプリカパウダー、カイエンペッパー、クミン、ナツメグなどのスパイスが効いた、野菜や肉の旨味たっぷりのスープと一緒にいただきます。スープにはじっくり煮込んだ肉とは別に、炭火で焼いた塊肉が贅沢にのせられています。

　クスクス料理というと、本場ではラム肉がスタンダードなスタイルとのこと。
　同店では、ほかにブランド豚の“糸島豚”や、アメリカのブランド牛“アンガス牛”もご用意。南部鉄器のココットで出てくるので、アツアツのおいしさを味わえます。Sサイズは一人前、Mサイズは2～3人前となっています。

季節の移り変わりを楽しめるメニュー

▲ぶり大根のテリーヌ

　サイドメニューや前菜、一品料理などはすべて季節によって入れ替わるのも同店の魅力です。その時の旬のものを、おいしくいただくことができます。これまでには、“牡蠣のムニエル香草バターソース”や“ぶり大根のテリーヌ”など、同店ならではのメニューが登場しました。

　基本はフレンチのスタイルを押さえつつ、さまざまな食材を組み合わせて無限の広がりを見せる太田さんの料理。食材を仕入れる時にパッとひらめき、新しい料理を仕込むのだとか。訪れるたびに、さまざまなメニューとの出会いを楽しむことができるお店です。

▲鏡餅

　また、高砂近辺は居酒屋が多いことから、デザートを楽しむにはちょっと物足りないところ。そんな方は『Bistro unverre』を訪れてみてください。月替わりの、目にも鮮やかで斬新なデザートが同店のこだわり。
　1月にはピスタチオムースを求肥で包んで干し柿をのせ、橙の皮をあしらった、その名も“鏡餅”というデザートが大人気でした。

▲タルトタタン

　ほかにも、パイ生地に林檎のキャラメリゼをのせて焼き上げるフランスの代表的なデザート“タルトタタン”に、乾燥させた生ハムのチップを砕いて振りかけるという大胆なアレンジも同店ならでは。2月はバレンタインということでチョコレートのデザートが登場。毎月驚くようなデザートがいただけますよ。

ひとりで気軽に入れるカウンターのあるビストロ

　お店のコンセプトは、店名の『unverre（グラス一杯）』という言葉のように、グラス一杯からでも気軽に楽しめるフレンチビストロ。
　落ち着いた店内には、テーブル席のほかカウンター席もあり、おひとりさまでもゆっくりと食事やお酒を楽しむことができます。
　また、約60種類のワインが揃うウォークインワインセラーにも注目です。お客さま自身で、お気に入りの一本を選べるとのこと。

　「ひとりでも来られるお店ですので、ぜひ気軽にお越しください！おいしい料理とデザートを用意してお待ちしています。」と、太田さんからのメッセージです。

　世界最小のパスタ“クスクス”がいただける『Bistro unverre』。ここでしか味わえないメニューの数々で、訪れたお客さまを虜にする隠れ家的なお店です。