【福岡・筑後】カフェのようなカレー専門店『インド料理フォーシーズン ミラン』

　2017年6月、福岡県筑後市にある商業施設『筑後VILLAGE』 の一角に、カレー専門店『インド料理フォーシーズン ミラン』がオープンしました。カレー専門店は全国に数多くあり、各店で独自にスパイスを調合しているため、カレーといっても辛さのレベルや味わいはさまざま。そんな中、辛さ以上に “旨味” に注目し、辛くても食べやすいカレーを追求している同店。今回は、代表のババドゥルさんにお話をうかがいました。

カフェを思わせるおしゃれな内装

　『インド料理フォーシーズン ミラン』がオープンしたのは、福岡県筑後市にある商業施設『筑後VILLAGE』の一角。黄色い看板や垂れ幕にはインド感がありますが、店内に一歩足を踏み入れると、そこはおしゃれなカフェを思わせる空間です。というのも、筑後VILLAGE全体のコンセプトが“女性が来やすい”こと。従来のアジアンテイスト（インド要素）を極限まで排除し、落ち着いた色合いとかわいらしい間接照明によって、女性にも入りやすい空間を生み出しています。

辛いだけのカレーが多かった

　『インド料理フォーシーズン ミラン』の売りは “辛味の中にも旨味を感じられるカレー”。ババドゥルさん曰く「日本のカレー（辛口）は辛いだけのものが多かった。」「辛いけどうまい、を味わってほしい。」とのことで、提供されるカレーはどれもスパイスの調合から独自に研究しています。また、スパイスは、注文を受けてから厨房で調合を始めるので、辛さは甘口（0倍）から超激辛（51倍以上）までとお好みに合わせて調節できます。

　カレーはもちろんですが、『インド料理フォーシーズン ミラン』では “ナン” にもこだわりが。
　厨房にはタンドル（ナンを焼くための窯）が設置されており、スパイスと同様に注文をうけてから1枚ずつ丁寧に焼き上げています。そのため、提供されるナンは熱々、そして小麦の甘みを感じられるもっちり&サックリとした食感で、カレーとの相性は抜群です。

“日替わりランチ” は安くてうまい！

　『インド料理フォーシーズン ミラン』のイチ押しは、安くてうまい！ が売りの“日替わりランチ（600円）”です。月〜金の各曜日でカレーの種類が変わり、ナンまたはライス・サラダ・ドリンク（ラッシーまたは烏龍茶）のセットで提供されています。ちなみに、取材時の日替わりランチは、火曜日だったのでチキンカレー。曜日ごとのカレーを食べ比べてみるのも楽しそうです。

季節限定のランチメニューも

　取材時は11月ということもあり、季節限定の “ウィンターランチ（950円）” が提供されていました。カレー・サラダ・モモスープ（ネパールの小籠包入りスープ）・ドリンクのセットです。カレーはチキンマサラ・ミックスベジタブル・ポークマサラ・アルベーガンドライの4種類から選べます。今ある季節限定メニューは “ウィンターランチ” のみですが、現在他にも考案中とのこと。季節ごとにどのような限定メニューが登場するのか、今から楽しみです。

子どもメニューも用意あり

　カレー専門店は全国に数多くありますが、お店ごとに辛さのレベルや味わいは異なります。『インド料理フォーシーズン ミラン』の “旨味” に注目したカレーを、ぜひ一度は食べてみてください。辛さも“0〜51倍以上”と自由に調整可能ですし、子ども向けメニューもあるため小さいお子さまのいる家族でも楽しめます。次の休日は、友人や恋人、家族と一緒に “うまいカレー” なんていかがでしょうか。

■文、写真・堀本一徳