【福岡・大名】老舗割烹の絶品ローストビーフ丼を『ひだまり 大名店』で味わおう！

※現在は閉業しています（2020年3月）

　福岡でも特に飲食店の激戦区として知られる大名に、おいしいローストビーフのお店が新登場！『ひだまり 大名店』は、東区にある日本料理のお店『ひだまり』のオーナーが、研究に研究を重ねて作り出したローストビーフをリーズナブルに食べられる“ローストビーフ丼専門店”です。店長の山口千詔さんにお話を伺いました。

“博多割烹ひだまり”の味を大名でも

――こちらでは、若宮にある日本料理店『ひだまり』のローストビーフ丼が食べられるそうですね。山口さんはもともと『ひだまり』の従業員さんだったとか？

　「いえいえ、私は『ひだまり』の近所に住んでいて、客として通っていた者なんです。オーナーとは10年来の知り合いで、よく食事に行ってました。たまたまお店でローストビーフ丼を食べて、すごくおいしかったんで「もっといろんなところで食べれるようにしたら？」なんて、お酒を飲んだ軽いノリで言った一言がきっかけで、このお店をやることになりました。」

――え～、すごいですね！

　「ローストビーフ専門店としてはここが2号店で、1号店は東区の青果市場の中にあるんですよ。なので私も自宅がある東区の辺りで、静かなところでやれたらいいかな～なんて思ってたんですけど、オーナーがこの物件が空くという話を聞きつけて、こちらに出店することになりました。」

――すごくいい立地ですよね。オフィスも多いですし、大通りにも面してますし。

　「本当においしいローストビーフを一人でも多くの方に食べていただきたいと思っていたので、その願いは叶いました。お客様からも「おいしかった」と声をかけていただくことが多いので、私の考えは間違ってなかったと嬉しく思っています（笑）。」

本店こだわりのソースが決め手

――こちらのローストビーフの一番の特徴は何ですか？

　「やっぱり焼き加減とタレの味だと思います。ローストビーフってなかなか家庭では上手に作れないじゃないですか。3回に1回成功すればいいくらいな感じですよね。ここのローストビーフは本店のスチームオーブンで深部まで火を通しています。下味に使う塩コショウもちゃんとブレンドしてあって、下味だけでもおいしいんですよ。」

――塩コショウもローストビーフ用に用意するんですね。すごい！

　「細部にまで手間を惜しまず作っているので、一般人にはなかなか真似できないと思います。オーブンで焼き上げたお肉は、この店でもう一度表面をこんがり焼きあげて、薄くスライスして丼に仕上げて、上から特製のタレがかかります。オーナーが何年も試行錯誤して作ったタレは本当においしいです。赤ワインをベースにいろんな野菜や果物を入れて、水を1滴も加えずに煮詰めて煮詰めて、2日くらいかけて作るんです。」

――タレ作りに2日間もかけるなんて、相当なこだわりですね。材料の果物にはどんなものを使っているんですか？

　「それがですね、企業秘密で教えてもらえないんですよ～。誰も知らなくて。タレは本店から持ってきているので、「オーナーに何かあったらどうしよう!?」っていつも思ってます（笑）。」

お酒のおつまみにもピッタリ！そしてテイクアウトOK

――メニューはローストビーフ丼がメインなんですね。

　「大盛りと並盛の2種類で、どちらもサラダとおみそ汁がつきます。温泉卵が上に乗るので、黄身を絡めて召し上がったり、あとマヨネーズも3種類用意しているので、お好みでかけていただければ、いろいろな味が楽しめますよ。」

――普通のマヨネーズのほかに、からしマヨネーズとわさびマヨネーズがあるんですね。どれが人気ですか？

　「ローストビーフはわさびの組み合わせが定着してるので、わさびマヨネーズの減りが一番早いです。やっぱり合いますよね。お酒もあるので、おつまみ用のローストビーフとからあげと海老のフリッターをサイドメニューとして置いています。」

――からあげやフリッターもおいしそうですね。

　「これも本店の味付けで、間違いないおいしさです。からあげは結構スパイスが効いているので、お酒が進むと思います。フリッターは天ぷらとは違うんですけど、あられのような風味ですごくおいしいです。」

――同僚とふらっと立ち寄ってお酒とおつまみを楽しむのも良さそうですね。

　「ローストビーフ丼はテイクアウトもできるので、ご家族のお土産にしていただいてもいいと思います。電話で注文してもらえれば、来店のタイミングに合わせてご用意できますよ。ローストビーフは切り立てが一番おいしいと思うので、注文をいただいてからスライスしています。テイクアウトの場合でも、なるべく早めにお召し上がりいただけると嬉しいですね。あ、それからレンジでチンしてしまうと別物になってしまうので、それだけはやめてくださいね（笑）。」