【福岡・大名】有名洋菓子店の新店舗『Sophie a dimanche』で洗練された大人のスイーツタイムを♪

　福岡のスイーツ界を代表する洋菓子の名店『Jacques（ジャック）』の新店舗が、今年５月に開店しました。それが今回紹介する『Sophie a dimanche（ソフィ ア ディモンシュ）』です。『Jacques』の定番ケーキや焼き菓子はもちろん、このお店だけの限定スイーツも購入することができます。また、店内では出来立てのデザートとともに上質の紅茶やワインを楽しむことができるのも、同店の魅力の一つ。洗練された大人の空間で甘いひと時を過ごしてみませんか。

フランス仕込みの洋菓子

　『Sophie a dimanche（ソフィ ア ディモンシュ）』は、洋菓子の名店『Jacques（ジャック）』の娘ブランドとして開店しました。お店があるこの“大名”は、実は『Jacques』が産声をあげた、思い入れのある地域だそう。オーナーパティシエの大塚さんは、世界各国から若きパティシエがその門を叩くことで有名なフランス・アルザス地方にある洋菓子店『Jacques』で修行していたそうです。日本では大塚オーナーのお店だけが同じ店名を許された唯一の店なのだとか。その大塚オーナーの作るケーキは、福岡市民の憧れの的！もちろん『Sophie a dimanche』でも、購入することができます。

大人のための“サロン ドゥ テ”

　お店のコンセプトは、フランスの“サロン ドゥ テ”文化を福岡に広げることだといいます。“サロン ドゥ テ”とは、お菓子や軽食、お酒なども楽しめるティーサロンのことで、フランスではこの“サロン ドゥ テ”で大人達がゆったりと時間を楽しむ文化があるのだそうです。同店でも、本場フランスと同じように、落ち着いた大人の空間で、上質のお菓子と紅茶やワインを楽しむことができます。

目の前で完成するデザート

　同店を任されているのは、シェフの密本さんです。密本さんは、この道20年のベテランシェフでjacquesで修業をスタートし、本場フランスで洋菓子を学んでいた経験を持ちます。同店を開店する際、店内で出来立てのデザートを提供することが目玉の一つになっていたため、他店で修業を積み重ねた経験の後、原点のjacquesに帰って来られたのだそうです。

　店内では、密本シェフの作るデザートをその場でいただけます。季節のフルーツなどのデザートを、常時３種類ほど用意しているそうです。取材したこの日は、イチジクを赤ワインで煮たコンポートや、梨やスポンジ生地とクリームをパフェのように盛り付けたショートケーキがメニューに並んでいました。見た目も華やかなデザートは、味も繊細で、口に入れると甘みと酸味が舌の上を美しく広がっていきます。通常このようなデザート皿はフレンチのレストランでコース料理を注文しなければ食べられませんが、それを単品で楽しむことができるのが嬉しいですね。これらのデザートは、紅茶はもちろんワインとの相性もぴったりです。また、同店ではクロックムッシュという、パン生地にベジャメルソースとチーズ、ハムを乗せて焼いた軽食も食べることができます。こちらは白ワインと合わせるのも、おすすめです。

定番ケーキも限定の洋菓子も

　ショーケースに並んだケーキは、店内で食べることもできるほか、テイクアウトすることもできます。ジャックの定番のピスタチオを使ったケーキや、“ジャック”と名前のついたキャラメルと洋梨のムースのケーキなどが売れ筋だといいます。また、同店でしか買うことができない“ソフィ”というケーキもおすすめ。こちらは、アールグレイが香るチョコレートのムースの中に、酸味のあるリンゴのコンポートが入っており、ムースの上にベルガモットの香るクリームをを絞ったケーキです。白いドレスを纏っているかのような気品あふれる見た目も人気の秘訣です。

　このほか、“リィル”という焼き菓子も同店限定の商品です。ゴーフレットという種類の焼き菓子で、格子状の凹凸がついた生地にクリームが挟まっています。ゴーフレットは日本ではパリパリしたものが多い中、同店のゴーフレットは少ししっとりした生地で、本場と同じ味を楽しむことができます。

　お話をうかがった密本シェフは「落ち着いた雰囲気のお店の空間を楽しんでほしいです。美味しいデザートをご用意してお待ちしていますので、ぜひ一度、味をお確かめください。」と笑顔で話してくださいました。

　同店の焼き菓子は２週間ほど日持ちがするので、ギフトにも最適です。大切な人への贈り物の購入も、自分のための贅沢なスイーツタイムにも『Sophie a dimanche』はぴったりのお店です。