【福岡・田島】地域密着の本格イタリアン！『Trattoria Ciao』

　2017年3月、住宅街の一角にオープンした『Trattoria Ciao(トラットリア チャオ）』は、白い外壁と真っ赤な扉が目印のかわいらしいお店です。物静かな印象ながら、胸に熱い思いを秘めたオーナーシェフに、お店への想いを語っていただきました。

地元の人に愛されるお店が目標

――やさしい雰囲気のお店ですね。ヘンに気取ることもなく、自然体でいられる感じがすごく心地いいです。

　「落ち着いた白を基調に木のぬくもりで温かみが感じられる内装にしたかったんです。業者さんにイメージを伝えたら、かなり近い形に仕上げてもらうことができました。」

――テーブルクロスの赤と植物のグリーンも良いアクセントになっていますね。私はカウンターの雰囲気がすごく好きだなーと思いました。

　「住宅街にいきなり出来たイタリアンレストランなせいか、この辺りに住む人から入りにくいって言われることもあったので、気軽に入れるような雰囲気作りを心掛けています。」

――この辺りでは白と赤のコントラストが鮮やかに見えるので、ちょっと高級そうに見えちゃうのかもしれませんね。

　「ですかねぇ。最近はお知り合いを連れて来てくれる方とか、さらにそのお友達が来てくださったりすることが増えたので、ありがたく思っています。」

リッチな気分が味わえるランチセット

――早速メニューについてお伺いしたいのですが、このランチセットはステキですね。前菜が…5種類!?

　「そうです。スープにサラダ、それから自家製テリーヌや生ハムの盛り合わせで、だいたい5種類入ります。パンにつけて食べるオリーブオイルはサルバーニョというフルーティなオイルで、買って帰る方もいらっしゃいます。メインにパスタかピザをお選びいただいて、ドリンクもつきます。」

――そんなにいろいろセットになって1,200円ってホントですか！？安い！パスタは3種類から選べて、+100円で18cm、+200円で25cmのピザにすることもできるんですね。

　「ピザはマルゲリータと、今ならアスパラベーコンの2種類からお選びいただけます。ハーフ＆ハーフにもできますよ。+300円でつけられるドルチェは、この近くで妻がやってるSiropという店のデザートをお出ししてます。」

――奥さまはパティシエさんなんですか？

　「そうなんです。お互いの店で宣伝し合ってるんです。うちでケーキを食べた人が、次はSiropに行ってくださったりして、良い相乗効果になっているんです。」

――素敵なアイデアですね！そしてこのランチセットはいろんな種類を少しずつ食べたい女性にピッタリ！テンションが上がっちゃいます（笑）。

普段使いから記念日のディナーまで

――夜のメニューにも気になるものがあるんですけど、beone（のんべえセット）について教えていただけますか。

　「beoneは前菜の盛り合わせとお酒が2杯つく1,500円のセットで、お酒を楽しみたい方のためにご用意しました。ドリンクが増えるに従って料金も安くなっていくのでお得です。」

――なんだかついつい長居したくなりそうなメニューですね。このお店は貸切もできるんですか？

　「そうなんです。7名さまから貸し切りにするので、結構団体さんは多いですよ。町内会の集まりとか打ち上げとか。コースは予約が入ってから食材の仕入れをするので、2日前までにご連絡ください。肉は冷凍を使わないようにしてるので、どうしても早めにご連絡いただかないと準備が間に合わなくなるんですよ。予約の際に苦手な食材とか、希望のメニューをうかがっています。」

――そうすると、同じコースでも毎回ちょっと特別なメニューが食べられそうですね。

　「セミオーダーみたいな感じですかね。5,500円のコースはだいたい宮崎もしくは鹿児島の和牛を使いますし、付け合わせの野菜は5種類くらいつけて、栄養バランスも考えてます。ドルチェも盛り合わせにするので、だいぶ豪華になると思います。」

――かなりお腹いっぱいになりそうですね。

　「そうおっしゃる方もいますけど、残した人は見たことがないですね。普通のイタリアンに比べると生クリームやバターを使うことが少なくて、味付けは塩とオリーブオイルがメインなので、そこまで重くならないんですよね。先日も70代のご婦人が残さず召し上がって帰られたので、お年寄りも食べやすいと思います。」

――ご年配の方が平らげるって言うことは相当おいしいんでしょうね。コースじゃなくてもちょっとした我がままなんて聞いてもらえたりしますか？(笑)

　「メニューにない料理でも、リクエストがあれば出したりするので、気軽に聞いてみてください。野菜も常時10種類以上用意して、健康に配慮しながら、家庭ではなかなか食べられない料理で地域の皆さんに愛される店になっていきたいと思っています。駐車場も春には2台分用意できるようになるので、ぜひお誘い合わせのうえご来店ください。」