【福岡・八女】シンプルな素材で勝負する洋菓子店『フランス菓子 オ・シャンティ』
マカロンやダックワーズなど、最近はヨーロッパで流行りの洋菓子が日本でも増えてきたように感じます。そんな今だからこそ逆に食べたくなるのが、シュークリームやプリンなど、昔ながらの洋菓子の数々。
2017年1月、福岡県八女市に『フランス菓子 オ・シャンティ』がオープンしました。一番の売りは、シンプルな素材だけで作られたシュークリームやプリン、ロールケーキなどの洋菓子たち。今回は、代表の堤さんにお話をうかがいました。
手作り感ある “かわいらしい” 店舗
『フランス菓子 オ・シャンティ』は、八女市の国道(82号)沿いにあります。第一印象は “かわいらしい店舗”。ウッドデッキを思わせる手作り感のある外観で、入りやすい雰囲気です。
店内に入ると、小麦の焼けるいい香りが。ショートケーキやショコラ、チーズケーキなど、色とりどりのケーキ類がショーケースを華やかに飾っています。また、壁際にはマドレーヌやサブレ、手作りジャムなどもあり、どれも美味しそうで目移りしてしまいます。
素材の味を生かした調理方法で
『フランス菓子 オ・シャンティ』の一番の売りは、小麦や卵など素材の味をシンプルに生かした調理方法。というのも、店舗のある八女市周辺には高齢のお客さまが多く、流行りの一風変わった洋菓子よりも、シュークリームなどお馴染みの洋菓子のほうが受け入れられやすいとのこと。
また、代表の堤さんが美味しいと感じる調理方法を、常に追求し続けるのも『フランス菓子 オ・シャンティ』ならでは。
堤さん曰く、「シュークリームやロールケーキなどはちょっと強めの味付けを意識することで、高齢者のお客さまにも受け入れられやすい。」とのこと。どこまでもお客さま目線なのです。
おすすめは、シュークリームとプリン
『フランス菓子 オ・シャンティ』で人気のメニューは、シュークリームやプリンといった昔ながらの洋菓子。中でもシュークリームは特に人気で、サクサクのシュー生地の中からたっぷりの生クリームが飛び出します。女性や高齢者など、口が小さなお客さま向けに食べやすい大きさに計算されているのもポイントです。
ロールケーキ(丸々1本)も人気商品です。プレーン、チョコ、抹茶の3種類の味があり、見た目だけでも生地がふわっとしているのが分かります。ちなみに、おすすめは抹茶味のロールケーキ。福岡県八女市は全国屈指のお茶の名産地でもあるのです。お茶の本場で作られたロールケーキ、試してみたくありませんか?
季節ごとに変わるケーキも
お茶の他にも、八女市ではフルーツの栽培が盛んに行われています。例えば、ぶどうに洋梨、キウイに桃など、「作っていないフルーツはない!」と言われるほど。そんな中、『フランス菓子 オ・シャンティ』では、同市で採れる季節のフルーツを使った限定ケーキも提供しています。
取材時(11月)は秋ということもあり “モンブラン” がありました。シンプルな素材(栗)で作られるモンブランは、まさしく『フランス菓子 オ・シャンティ』さんの “素材の味を活かす” というコンセプトにぴったりなケーキ。季節ごとにどんなフルーツが使われるのかも気になります。
個人経営だからこその柔軟性
代表の堤さんは「ケーキでお客さまを楽しませたい。」と話します。パティシエとして自分の作品を追求する以前に、職人としてお客さまを第一に考えたメニューを提供したいと語ります。福岡県八女市という高齢者の多い地域で多くのお客さまに愛されているのも、堤さんの職人としての人柄があってこそなのでしょう。
ちなみに、お客さまの要望に合わせたケーキの提供も行っているそうです。例えば、誕生日ケーキで「こんなデザインにしてほしい!」という要望があれば対応してくれるとのこと。個人経営だからこその柔軟性ですね。
そんな『フランス菓子 オ・シャンティ』で、ほっこりする味のケーキを楽しんでみてはいかがでしょうか?
■文、写真・堀本一徳
店舗名 | フランス菓子 オ・シャンティ |
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住所 | 福岡県八女市豊福 957-1 |
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電話番号 | 0943-24-1211 |
アクセス | 九州自動車道八女ICから車で10分 |
営業時間 | 10:00~20:00 |
定休日 | 火曜日 |
ホームページ | https://tabelog.com/fukuoka/A4008/A400801/40045022/ |
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