【北海道・札幌】『Arvo hair』研究を重ねた“Arvoカール”で不可能を可能に
地下鉄東西線 円山公園駅から徒歩一分。オフィスや店が立ち並ぶ商店街の一角に、ここでしかできないパーマを求めて、人々が訪れる美容室『Arvo hair(アーヴォヘアー)』があります。『Arvo hair』の店長・金澤さんに、店の特徴やメニューについて説明していただきました。
お客さまのために苦難を乗り越えて
2018年1月から11月までの間に倒産した美容室の数は86件に達し、過去最大と美容業界で話題になりました。日々、多くの美容室がオープンする一方、閉店せざるを得ない美容室も存在します。「出勤してみたら、店がなくなっていた。」「オーナーが行方不明になった…。」など突然解雇され、途方に暮れる美容師も少なくありません。そして、『Arvo hair』の店長、金澤さんもその一人です。13年間働いていた美容室が閉店することになり、ある日突然、解雇を告げられました。
金澤さん自身も戸惑うなか、まず頭をよぎったのはお客さまのことでした。まずは、予約のお客さまに連絡。そして、都合がつかないお客さまのために店の前に立ち、来られるのを待ったそうです。約13年間、研究を重ね他の美容室ではできないサービスを提供してきました。閉店がなければ、ずっと店で働き続けるつもりだったそう。美容師が働く場所を失うこと。それは同時にお客さまが、美容室を失うことです。当時、お客さまから「なくなると困る。私はどこで髪を切ればいいの?」「どこでパーマやカラーリングすればいいの?」という声が多く寄せられたといいます。
店を持ちたいという気持ちは漠然とあったものの、不安も大きかったそうです。ただ、困っているお客さまのために、今まで培ってきた技術を提供できる美容室をオープンさせようと決意した金澤さん。そして、閉店から約3ヶ月というはやさで、2018年5月4日『Arvo hair』はオープンしました。
ArvoのAはAny(たくさんの)rは、ready(準備ができている)vはvery(とても)oは、oasis(くつろぎの場所)を示しています。
お店の名前には、「たくさんのお客さまに、最高のくつろぎの場所を提供する準備が常にできている。」という意味が込められているのだそうです。
『Arvo hair』のオリジナルメニュー
『Arvo hair』にはほかの店では提供していない、オリジナルのパーマメニュー“Arvoカール”があります。Arvoカールとは一人ひとりの髪の状態にあわせて、さまざまな成分の薬剤を調合し、熱を3段階調節したパーマです。毛髪への負担を最小限におさえる同美容室のオリジナルです。ソバージュなどは難しいものの、髪が乾いた状態でしっかりとカールが出るのだそう。
「Arvoカール」のもう一つの魅力は、縮毛矯正と毛先のカールスタイルを同時に施術できる点。基本的に縮毛矯正をしている髪にカールをつけることはほぼ不可能とされています。
ですから、『Arvo hair』では、縮毛矯正においても薬剤や温度を調節し、カールをつけられる状態にしてから、「Arvoカール」を施術しています。
難しいのは、同じお客さまにいつも同じ薬剤や温度で施術できない点です。ホームケアの仕方はもちろん、環境の変化や日々の生活で髪は変化しています。そのときの状態を見極めて、最適な薬剤を調合し配合する、レベルの高い技術力が求められます。
髪のダメージを減らしながらオシャレを楽しむ
『Arvo hair』では、パーマやカラーリングでオシャレを楽しみつつ、髪へのダメージもなるべくかけないように工夫しています。白髪染めのカラー剤は、ダメージを最小限におさえることができるダニエルギャルビンのカラー剤を採用。また、ヘアカラーとトリートメントを行い、カラーリング中にケアができるため、髪の補修もできる“エステカラー”も取り入れています。
また、“ウィラドラ”のクリームスパもメニューに加えました。ウィラドラは、植物原料の使用を推奨するヨーロッパのオーガニック機関・イチェアのオーガニック認証を取得しているブランドです。オーガニックのやさしさに触れながら、フルフラットのシャンプー台で、頭皮のコリをゆっくりとほぐす、心も髪もリフレッシュできるメニューです。
ホームケア商品としてはカウンセリングを通して、髪に最適のシャンプーやトリートメントを選べるコタ・アイ・ケアの商品を取り扱っています。美容室のケア同様、ホームケアによって髪はうつくしくなります。カラーリングやパーマの持ちやダメージを最小限におさえて、髪を美しく保つために、提案しています。
お客さまもスタッフも大切に
“もし個人経営であれば、自分自身が施術できなくなったとき、お客さまを困らせることになる”と金澤さんは考えています。
スタッフを大切にし、短期間ではなく長く働ける環境を整えることで、金澤さんが美容師をいつか引退するとき、スタッフにお客さまを任せられます。大切にしているお客さまが行き場を失うことのないように。店を継続し、担い手を育てていきたいのだそうです。
「現在は、オリジナルパーマを特徴とする美容室として運営していますが、今後、髪のダメージを最小限におさえるカラーリングに特化した美容室も視野にいれて、研究を続けたいですね。」と金澤さん。
ヘアダメージが気になり、カラーやパーマなどのオシャレを諦めている皆さん。その髪の悩みを『Arvo hair』のスタッフの皆さんに相談してみませんか?
店舗名 | Arvo hair (アーヴォヘアー) |
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住所 | 北海道札幌市中央区南1条西26丁目1-22 ホワイトハウス円山2階 |
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電話番号 | 011-642-8280 |
アクセス | 地下鉄東西線円山公園駅から徒歩1分 |
営業時間 | 10:00~19:00(カット最終受付18:00) |
定休日 | 火曜日、毎月第2・第3月曜日(お盆休み、お正月休み有) |
ホームページ | http://arvo-hair.com/ |
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