【宮城・仙台】“料理・接客・空間”の三拍子が揃う『こいのぼり』で価値ある時間を…

　和食を基本とした絶品料理に、心温まる接客。おいしい料理だけでなく、くつろぎの空間を添えてもてなしてくれる『こいのぼり』をご紹介します。こちらの名物は、上質な食材を使用した“もつ鍋”と絶妙な火加減で完成する“串焼き”です。また、季節の移ろいを感じさせてくれる旬の魚料理や日本酒も提供しています。落ち着いた雰囲気の店内は、どなたもくつろげるので、親しい方との大切な時間を過ごすのに最適ですよ。飲食店の基本とも言える“料理・接客・空間”に細心の注意を払っている同店の魅力とこだわりに迫ります。

落ち着いた雰囲気の居酒屋

　仙台市営地下鉄南北線・勾当台公園駅から徒歩5分、北四番丁駅から徒歩7分ほどの場所にあるのが、『こいのぼり』です。こちらのお店は、オーナーの加藤 剛さんが2017年７月に開店した居酒屋です。加藤さんは、飲食業界に就職後、多くの時間を和食の修行に励んできました。“40歳までに独立したい”という思いを胸に、これまで和食一筋だった世界から視野を広げるため、居酒屋の仕事を経験。独立後も、多くの方が気軽に足を運べる現在の営業スタイルを選んだそうです。

　
　好アクセスでありながらも街中の喧騒から少し離れた場所にある同店、落ち着いた雰囲気が漂います。常連さんは年齢層が高く、ゆったり過ごせる“安らぎ感”を求めて来店される方が多いようです。店内は、カウンター席とテーブル席が設置され、仕切りのついた半個室はデートにもおすすめです。お一人様にもぴったりのカウンター席は、８席に数を限りスペースを確保し、空間的にも広々とくつろげるように工夫しています。

上質な素材で作る絶品和食

　
　お店の料理は、もつ鍋・炭火串焼き・魚料理を３つの柱にしています。もつ鍋は、目を疑うほど大きなサーロインのお肉がインパクト抜群です。スープは九州産の醤油と出汁を合わせ、脂が乗ったもつと大ぶりに切った野菜を入れて煮込むと、それぞれの具材の味わいがたっぷりと染み出し、旨味が増していきます。プリッとした食べ応え十分のもつは、病みつきになる美味しさですよ。

　また、串焼きは炭火がポイントです。強火の遠火でじっくり焼くことで、大きく切ったお肉も柔らかくジューシーに仕上がるのだとか。特に人気が高いのは、“ねぎま（260円）”と“鶏ハツ（260円）”です。ふっくら柔らかい鶏肉とネギのベストコンビは、何本でも軽く食べられるほど、さっぱりしています。また、鶏の心臓の肉であるハツは、しっかりとした弾力が最大の特徴。他にはない食感と臭みがなく食べやすいため、リピートされる方が多いようです。

　新鮮な魚にもこだわっている同店。加藤オーナーと20年以上付き合いがある取引先から近海で獲れた旬の魚を仕入れ、日替わりで提供しています。中でも、お造りは鮮度の良さをダイレクトに感じられる一品。東北の豊かな海がそのままお皿に再現されたような、お造りの盛り合わせは絶対に食べる価値ありですよ。

全国各地の美酒で食事をより良く

　“料理に合うお酒をじっくり味わってほしい”との思いで厳選したドリンクメニューは、地元東北から遠く九州まで、全国各地の酒蔵の選りすぐりの銘酒を提供しています。日本酒は、究極の食中酒を目指しお酒を醸している宮城・新澤醸造店の“伯楽星”や、1902年の創業当時から続く熊本・花の香酒造の代表銘柄“花の香”、爽やかな風味が和食にも洋食にも合う新潟・越銘醸株式会社の“山城屋”など、個性豊かなラインナップ。これらに加えて夏季には夏酒、秋季にはひやおろしと、季節に応じた銘柄も登場します。もちろん日本酒だけでなく焼酎も豊富で、芋・麦・米・しそが揃います。このほか定番のビールやハイボール、サワー、果実酒、ワイン、カクテルが。好みのお酒と料理の組みあわせを楽しんでみてくださいね。

心温まる接客が魅力

　もう一つ、同店の大きな強みは“接客”です。飲食経験の長い加藤オーナーをはじめ、ホテルや飲食店で働いていた経験豊富なスタッフさんが迎えてくれます。大切にしているのは“もう一度来たい”と思ってもらえる対応だそう。一見、当たり前だと思うことを根気強く続けていくのが、接客の難しさであり、やり甲斐だといいます。

　落ち着いた空間で、絶品料理と美酒に舌鼓を打つ、価値ある時間を『こいのぼり』で過ごしてみてはいかがでしょうか。スタッフの皆さんが優しい笑顔で迎え入れてくれますよ。