【沖縄・石垣島】フォトジェニックな『あーりおーるカフェ』おいしいドリンクとサバニで石垣を満喫しよう！

　石垣島の北部、野底岳（のそこだけ）のふもと。南ぬ島（ぱいぬしま）石垣空港より車で約20分のところに2019年３月、『あーりおーるカフェ』がオープンしました。

　ドリンクや食事を楽しめるのはもちろんのこと、沖縄伝統の木造帆かけ船・サバニの乗船体験、マリンアクティビティなども楽しめます。

　石垣島に訪れたなら、絶対におさえておきたいお店です。

ハンドメイドのお店

　取材に対応してくださったのは、2019年３月に『あーりおーるカフェ』をオープンしたオーナー・土田さんです。

――どのようなきっかけでお店をはじめられたのですか？

　「ここ石垣に住んで９年になりますが、以前から、せっかくこの素晴らしい環境でお店を持ちたいと思っていました。なかなか一歩を踏みだせずにいたのですが、主人が庭にかわいらしい建物をたててくれて、お店をはじめる決心をしたんです。」

　こちらの店舗は、外装や内装にいたるまで、すべてがご主人のハンドメイドなのだとか。まるで絵本の世界に登場しそうなほどかわいらしい佇まいは、インスタ映えも抜群！「なんのお店？」と立ち寄られるお客さまも多いそうです。

――すべて手作りとは驚きですね！店名にはどんな意味があるんですか？

　「沖縄民謡の月ぬ美しゃ（つきぬかいしゃ）節の中に“東からあーりおる～…♪”という歌詞があって、そこからとりました！これは“東から綺麗な月が昇る”という意味なんですよ。」

　石垣の大自然の魅力を多くの方に届け続けていきたい。そんな想いから、ドリンクに使用されているカラフルなストローは全て紙製。スプーンも木製のもので、環境にも配慮しています。

地域の憩いの場

――お店をオープンするにあたって、カフェを選んだ理由はありますか？

　「絶対にカフェがいい！というわけではなかったんです（笑）。ただ、このあたりはかぼちゃやオクラ、マンゴーなどをつくっている農家さんが非常に多くいましたので、よく食材を譲り受けていました。自分たちだけで食べきるには多いし、いただいたもので皆さんに還元できないかな…と考えて、思いついたのがカフェだったんです。」

　同店をオープンされるまでは、ご近所の方の家にお呼ばれすることが多かったという土田さんご夫妻。その中で、自分たちでみんなが集まれるような場所を作りたい、そしてお酒を飲めない人も気軽に立ち寄れるような社交場を作りたいと考えるようになったといいます。

　「お店を開いてからこれまで、お客さまが来ないという日が一日もないんです！近所の方がとても良くしてくださっていて。お昼ごはんを食べにきてくれたり、ふらっとお茶を飲みに来てくれたり、夜に一杯、お酒を飲みにきてくれたり…これまでは、私たちが招かれていましたが、今はみんなが来てくれて、ご近所の方との絆も深まりましたね。」

マリンアクティビティやサバニ体験も！

――お店の前には海が広がっていて、ロケーションも抜群ですよね。沖縄の風を感じながらゆったりと過ごせそうです。

　「そうなんです。全席テラス席なので、ゆっくりと海を眺められます。お店のウリはこの景色と、地元食材をふんだんに使用した料理ですね。あとは、沖縄の伝統的な木造船・サバニにも乗ることができますよ。」

サバニツアーの料金
◆通常90分　大人3,000円
◆サンセットクルーズ60分　大人5,000円　
［島あそびメニュー］
◆１日コースメニュー（食事付）9:30〜16:00　大人12,000円　
（いかだ作り、ビーチからの釣り、シュノーケリングな）
　※子ども料金はお問い合わせください

　この地域でサバニ体験ができるのは、同店を含めて２箇所だけ。このほか、シュノーケリングや釣りなどのマリンアクティビティも予約なしで楽しめるそうです。

石垣の魅力をより多くの人に

　訪れるお客さまの層は、地域の方と観光で訪れる方が半々。年齢層は老若男女問わずに多くの方が来店されるそうです。

――年齢や性別を問わずに誰もが気軽に訪れられるのも、同店ならではの魅力と言えそうですね。今後のビジョンを教えてください！

　「まだ開店したてということもあり、現状は特にありません。お客さまにはお店を通して石垣をいっそう気に入っていただけるように、精一杯のサービスをしていきたいと思っています！メニューは食事とおつまみがメインですが、今後はスイーツにも力をいれていければと考えています。」

　とんがり屋根が目印のあたたかい雰囲気のカフェ『あーりおーるカフェ』。石垣島に訪れた際には、マリンアクティビティも体験できる同店に、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。