【大阪・北区】日本酒と日本ワイン×洋食の融合『立呑みビストロ やまもと』仲良し姉弟が織りなす創作料理の秘密

　大阪市北区、裏天満は、ジャンルを問わない飲食店がひしめき合うグルメスポットです。そこに現れたのは、京都の裏路地をコンセプトとした、町屋のように飲食店が立ち並ぶ『天満食彩ろぉじ』
　白壁や石畳の道がとても古風なこの路地は「天満食彩ろぉじ 西の道」「天満食彩ろぉじ 東の道」に分かれています。今回紹介する『立呑みビストロ やまもと』は「東の道」に昨年オープンしたお店です！

仲良し姉弟で元気に切り盛り！

　笑顔で取材に応じてくれたのは、店長の山本知春さんと、弟の毅詞（こうじ）さん。お二人が一緒に働くことになったのは、知春さんの一言がきっかけでした。
　「本店で働いていたころ、人手が足りなかったときに就活中の弟が遊びに来て。『俺、面接行ってきてん』って言うから…『そんなら、うちで働きや』って。それが始まりですね！」と知春さん。その後2号店を出すことになり、心機一転、ご姉弟で『立呑みビストロ やまもと』をオープンするに至ったのだそうです！

恩師のレシピをもとにした創作料理

　『やまもと』のコンセプトは「日本酒と日本ワインなどオールジャパンのドリンクと洋食の融合」。同店のメニューは、某ホテルで料理長をされていた恩師のレシピを再現しつつ、アレンジを加えたものなのだそう。それに加え、料理は全て400円～500円というリーズナブルさ！これにはお財布もお腹も喜びますね！

　こちらの「スイートコーンのフリット」(￥400)は、サク飲みにピッタリ！優しい甘さのコーンがカリッと香ばしく、ひとつつまんだら最後、手が止まらない美味しさです♪でも、これでお腹いっぱいになってはいけません。さあ、どしどし紹介していきますよ！

　こちらは「本日の鮮魚でカルパッチョ」(￥500)。その日仕入れたピチピチのお魚で作ります！トマトの赤、豆苗の緑が加わって、彩りもとっても素敵な一品です♪さっぱりとサラダ感覚で、まずは前菜にいかがでしょうか？

　お次はこちら「とろけるハンバーグ」(￥500)！スプーンでソースをたっぷりかけて、肉汁たっぷりの「とろける」うまみを楽しんで下さい♪

お店イチオシ！必食のラクレット

　『やまもと』に来たのなら絶対に食べてほしい品が、ラクレットです！「アルプスの少女ハイジ」でも、おじいさんが火にくべたとろとろのチーズをパンに乗せ、ハイジが幸せそうに頬張るシーンがありますよね。同店では、そんな誰もが憧れるラクレットを、なんと500円で食べられちゃうんです♪表面をあぶり、とろっとろに溶けたチーズを…

　見て下さい！「えっ、こんなにいいの！？」と叫びたくなるほどパンにかけちゃうんです！一口頬張れば幸せとろける美味しさ！チーズ好きの方なら泣いて喜ぶ一品です♪
　このお値段でこのボリューム。お客様の目の前でチーズをかけてくれるパフォーマンスまで楽しめるお店は、なかなかありません！まずは迷わずにオーダーしましょう♪

オールジャパン、オール390円で堪能できるドリンク

　日本酒と日本ワインをベースに、豊富なドリンクのラインナップを揃えている同店ですが、開店当初は、知春さんも毅詞さんも日本酒やワインが飲めず、一生懸命お酒の味の勉強をしていたのだそう。今でも、試飲会に足を運びテイスティングをしたりと、お客様の「おいしいね！」をいただくために日々の勉強は怠らないそうです。
　日本酒はもちろん、焼酎、ワインに至るまで、ドリンクは全て国産にこだわっています。このラインナップは月に1度のペースでリニューアルされているので、来店のたびに新しいお酒に出会えるのも嬉しいですね。また、より多くの種類を楽しんでもらえるよう、全品390円だというから驚きです！リーズナブルに飲み比べもできちゃいますよ♪

お客様との触れ合いが嬉しい

　夜になればカウンターにランプが優しく灯り、洗練されたレストランのような雰囲気に。二階にはテーブル席も用意されているので、ゆったりと食事を楽しみたい方でもOK♪

　「当店をオープンする前は、お客さんの顔を見ながら料理する機会がなかったんです。でも、今はカウンター越しにお客さんとお話したり、笑いあいながら料理ができる。それがむっちゃ楽しいです！」と笑顔の毅詞さん。お客様との触れ合い、お客様を大切に思う気持ちが、毅詞さんの料理をより美味しくしているのかもしれませんね。

「いらっしゃいませ」ではなく「おかえり」

　お二人の温かい接客と心のこもった料理に魅了され、今やたくさんの常連さんがカウンターに顔を揃える『やまもと』。
　「新しいメニューもそろそろ出したいし…いろんなところへ食べに行ったりして、独自に勉強していかなあかんな。まだオープンして1周年ちょいやけど、応援してくれるみんなのために、これからも頑張っていきたい」と知春さんは笑顔で語ってくれました。
　扉を開ければ、きっと家に帰ってきたときのようにほっとするはず。常連にもなれば「おかえり！」なんてお二人の笑顔に迎えられるかも…！そんな温かいお店です。「山本家へようこそ！」美味しい創作料理とお酒を用意して、いつでもお待ちしています♪