開店情報

【東京・西新橋】濃厚スープの秘密はダシにあり!女性の心も掴む『麺屋 我龍』こだわりの一杯

 今年4月、埼玉県・坂戸市で人気を博していた『麺屋 我龍』が、東京メトロ銀座線・内幸町から徒歩2分のところに移転オープンしました。人が行き交うオフィス街に佇む同店は、お昼時ともなれば、あっという間にサラリーマンやOLで満席に。今回は代表の新井さんにお話を伺い、同店のスープに隠された秘密を紐解いていきましょう。

都内進出で心機一転

 新井さんが初めて自分のお店を持ったのは、いまから15年ほど前のことです。最初は、埼玉県内の小さなラーメン店から始まったといいます。当時のお店は駅前だったこともあり、多くの地域住民の方に親しまれていましたが、高齢化が進み、経営が思うように上手くいかないことも増えてきたのだそう。地方でこのままくすぶり続けるのか、それとも都会に進出して新たな道を切り開いていくのか…悩んだ末、東京・西新橋に『麺屋 我龍』の暖簾を掲げる決意をしました。
 「坂戸でお店を構えていた頃は常連のお客様が多かったのですが、西新橋に移転してからは一見さんの割合が多いんです。そんな中でも、当店のファンになってくれて、何度も足を運んでくれるお客様の存在は本当にありがたいです。当時の常連様も、移転してから何度もご来店いただいているんですよ。」と新井さん。
 以前は20~30代が多かったというお客様の年齢層も、移転後はより幅広い年齢層に利用してもらえるようになったそうです。どうしたらお客様により一層喜んでもらえるのか、スープの味やサービスに関する試行錯誤は、今も続けているのだといいます。

濃厚清湯スープが秘密の“桜姫”

 『麺屋 我龍』の看板メニュー“桜姫”(780円)は、あっさりとした中にも濃厚なコクが感じられる自慢の塩ラーメン。サラリーマンのお客様が多い同店ですが、こちらのラーメンは女性人気も高いといいます。その秘密は、宮崎のブランド鶏・桜姫鶏をじっくり煮込んだ清湯(チンタン)スープにあるのだそう。あっさりとした味わいが特徴の清湯スープですが、同店では水分量を調節することによって桜姫鶏の旨味を凝縮させ、濃厚な清湯スープを作りだしています。

 “桜姫”という名前通り、トッピングで乗せられた鶏チャーシューは柔らかく、美しい桜色。柔らかな黄金色のスープに、国産小麦100%の細麺がよく絡む、可憐で繊細な雰囲気をもつラーメンです。“見て感動、食べて感激”のラーメンを提供することにこだわっている新井さんらしい一杯です。
 低温調理で5時間煮込んだ豚チャーシューや味玉子など、トッピングの追加も可能です。

ダシにこだわった“濃厚魚介つけめん”

 塩ラーメン“桜姫”と並ぶ同店のもう一つの柱が、“濃厚魚介つけめん”(850円)です。そのスープの決め手となるのは、東京湾で水揚げされた、市場に出回らないエイやサメだといいます。新井さんはそれらを買い取り、ダシとして使っているのだとか。豚骨と魚介を同時に長時間煮込むことで、豚骨のとろみやまろやかさ、魚介の旨味が溶け出した濃厚で力強い味のスープが出来上がります。こちらに使われる麺は桜姫のものとは違い、小麦粉と全粒粉をブレンドした太麺です。同店でしか味わえない、食べ応え抜群の一杯を、お楽しみください。

女性でも入りやすい綺麗な店内

 テーブルやカウンターには白木が使用されており、明るくて清潔感のある店内です。
 「うちはサラリーマンの方が多いし、ラーメン業界自体も男性のイメージが強いのですが、女性にもどんどん足を運んでいただけると嬉しいです。桜姫のような女性に好まれるラーメンを作ったのも、その思いの一つだし、入りやすくて綺麗な、居心地のいいお店を作ることも大切だと思っています。」と新井さんは話します。9月中旬には、新メニュー“東京江戸前ラーメン”が登場する予定との事なので、お楽しみに。

 取材の最後には、「良かったら食べていって!」と自慢のラーメンをふるまってくれた新井さん。きっとその笑顔は男女問わず愛され、この地に常連のお客様を続々と作っていくのでしょう。
 あなたも『麺屋 我龍』の究極の一杯を味わいに、足を運んでみてはいかがでしょうか。

店舗名 麺屋 我龍(めんや がりゅう)
住所 東京都港区西新橋1-15-7 曽根ビル1F
電話番号 03-6550-8977
アクセス 東京メトロ銀座線内幸町から徒歩2分
営業時間 11:00~24:00(スープがなくなり次第閉店)
定休日 日曜
ホームページ http://www.menya-garyu.com/
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