【東京・ときわ台】地元を盛り上げたい!“客×客”でも楽しめる『おや鶏・串焼きとレモンサワー なると』で今宵も乾杯♪
東京都板橋区。ときわ台駅に降り立つと飲食店が軒を連ねる商店街があり、どこか懐かしさを感じる街並みが広がります。そんなときわ台駅の南口から徒歩1分の所にオープンしたのが、今回ご紹介する『おや鶏・串焼きとレモンサワー なると』です。その名の通り、普段あまり目にすることがない“おや鶏”や、自家製レモンサワーが自慢の同店。地元愛に溢れた店長・佐山さんが手がける料理を求め、毎夜地域の方々が集うお店です。
サラリーマン時代の恩返し
佐山さんは、2016年の8月までサラリーマンとしてお勤めされていました。サラリーマン時代は客として様々なお店を飲み歩き、お店の方々にお世話になった経験が多々あるのだとか。「飲み屋さんのおかげでコミュニティも広がったし、仕事でストレスを抱えている時もお店の方に支えてもらった。その中で、自分もそちら側に回りたいと思うようになりました。」と佐山さん。とは言え、飲食店での経験はゼロ。一体どのようにして『おや鶏・串焼きとレモンサワー なると』をオープンさせたのでしょうか。
初めて包丁を握ったオープン9ヶ月前
以前から友人と一緒に飲食店をやろうという話をしていたという佐山さん。その友人からの紹介で、今回の独立の話が舞い込んできたのがオープン約1年前のこと。そこからは、怒涛の日々でした。実際問題料理人を雇う資金はなく、一番の悩みの種は調理に関してだったそうです。そこで佐山さんは「せっかく機会がもらえたのだから頑張ろう!」と、自ら調理場に立つことを選びます。しかし家で料理をすることはあっても、仕事として料理を振舞った経験はありませんでした。会社を辞めてフルタイムでアルバイトに入り、そこで初めて仕事として包丁を握ったそうです。そこからオープンまでの9ヶ月間、ひたすら料理に打ち込みました。そして2017年6月『おや鶏・串焼きとレモンサワー なると』のオープンとなりました。
「分からないことが多いという点では苦労していますが料理自体はとても好きなので、とにかく楽しいです!」と笑顔の佐山さん。サラリーマン時代とは違い、一人で全てやらなきゃいけないことは大変でも、自由度が高くやりがいのある仕事に巡り合えて幸せだと語ってくれました。
ツウ好みの“おや鶏”を堪能あれ!
皆さんは、鶏肉に“若鶏”と“親鶏”の2種類があることをご存知でしょうか。“若鶏”は成鳥になる前のもので、柔らかくて食べやすいのが特徴です。一方“親鶏”は、さらに成長して卵を産んだことがある鳥のことを指します。肉質は若鶏より固く、食べ応えのある鶏肉です。スーパーなどで売っている鶏肉は“若鶏”が主流となっており、“親鳥”はなかなかお目にかかることがないかもしれません。そんな方も、安心してください。同店の名物“骨付き鶏”は、“親鳥”と“若鳥”の食べ比べを実現しております。
噛めば噛むほど味わい深くなる“おや鶏” (780円)と、柔らかくてジューシーな“わか鶏” (760円)の味の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。同店では、香川県から直接取り寄せているこだわりの鶏肉を使用しており、特に20分かけて焼き上げる“おや鶏”は、まず食べていただきたい一品とのこと。お得な盛り合わせ(1,280円)もおすすめです。
そんなお肉のお供には、同店オリジナルの“塩レモンサワー” (480円)がイチオシです。自家製塩レモンを使用しており、料理との相性も抜群なのだとか。その他にも、カルピスレモンサワー・黒酢レモンサワー・レモンティーサワーなど、レモンサワーだけでも7種類あり、ゆっくりお酒を飲みながら料理が堪能できるお店です。
また佐山さんのおすすめは、じっくり煮込んだ“もつ煮” (280円)だそうです。その美味しさは、スタッフの中にもファンがいるという折り紙付き!何より同店のもつ煮は、常に進化を続けています。最初は具材を小さく刻んでいたそうですが、ある時食べた大きめの具材が入ったもつ煮が美味しく、その日から同店のもつ煮の具材もサイズがアップしたのだとか。「今日食べたものが、来週も同じとは限りません!毎日が勉強で、ちょっとずつメニューも進化させています。」と佐山さん。今、この時しか味わえない同店の料理です。一回一回味わって食べてみてはいかがでしょうか。
“お客様×お客様”を楽しんでもらいたい!
同店のアピールポイントの一つに、お客様の年齢層が若いことがあります。20代~30代前半のお客様が多く、毎夜賑わいを見せています。佐山さんが目指すのは、“ここで出会い、輪を広げてもらう”こと。「“お客様×店員”というコミュニケーションだけでなく、“お客様×お客様”という楽しみ方を是非していただきたい!その環境作りのお手伝いをしていきたいと思っています。」と語る佐山さんは地元が板橋ということもあり、その目標はさらに大きいものでした。
「他のお店はもちろん、ときわ台、板橋全体までの色々なコミュニティが、この店を介して繋がりを持てるような店作りを目指しています!」とのこと。現に地元のお祭りやイベントを独自に開催している若者たちとの繋がりもあるそうで、今後はイベントなどにも積極的に参加して板橋全体を盛り上げていくような発信をしていくことを考えているそうです。
「今まではお客様に物をお渡しすることがなかったので、この仕事に就いて自分で料理をするようになってから“物で喜んでもらえる”ということを初めて体験し、料理をお出しした時に「美味しい!」や「きれい!」と言ってもらえることに感動しています。」と語る佐山さん。
これから、更に進化し続ける『おや鶏・串焼きとレモンサワー なると』。美味しいお酒と料理のおもてなしで、お客様同士の輪が広がるお手伝いをしてくれる粋なお店です。
店舗名 | おや鶏・串焼きとレモンサワー なると |
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住所 | 東京都板橋区南常盤台2-4-19 |
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電話番号 | 03-6905-7640 |
アクセス | 東武東上線ときわ台駅南口から徒歩1分 |
営業時間 | 17:00~24:00(L.O.23:30) |
定休日 | 月曜日 |
ホームページ | https://tabelog.com/tokyo/A1322/A132203/13207387/ |