【東京・祐天寺】日本初!スパニッシュオムレツ・トルティージャ専門店『bocata』
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東急東横線の祐天寺駅から徒歩3分のところに、2018年2月19日にオープンした“トルティージャ”専門店『bocata(ボカタ)』”があります。あのケバブを挟んでいる薄焼きパン“トルティーヤ”を思い浮かべた方もいるかもしれません。実はその“トルティーヤ”は、トルティージャに形が似ていることからそう呼ばれるようになったという説もあります。
“トルティージャ”とは一体、どんな食べ物なのでしょうか。今回はオーナーの勝村さんに、トルティージャについてお店の魅力と共に伺ってきました。
スペインとの出会いと中南米滞在とトルティージャ
勝村さんは元スペイン料理専門店のホールスタッフでした。そこにはスペイン人スタッフが数人いて、英語と日本語とスペイン語が飛び交う環境だったそうです。その後、南米エクアドルに滞在。スペイン語の読み書き、会話もできるようになったそうです。それからスペインに渡り、現地の料理や文化に触れるうちに、トルティージャの魅力にはまります。
トルティージャは、日本では“スペイン風オムレツ”や“スパニッシュオムレツ”などと呼ばれています。厳密にはオムレツとも異なる、“スペインのおふくろの味・玉子焼き”なのだとか。スペインでは、家庭でもお店でも親しまれているソウルフードなのです。しかし日本では、そこまで知られていないのが現状です。そんなトルティージャを専門として扱うお店は、この『bocata』が日本初でしょう。
マニアックすぎるが故の苦悩
この地域にお店を出したいと思った理由の一つは、祐天寺は新しいお店が続々オープンする勢いのある街で活気があるため。新店舗に対して温かいはずの祐天寺でも、開店当初は苦労したそうです。本場スペインでは家庭の味として浸透しているトルティージャですが、日本では知名度が低すぎるため理解が得られず、オープンしてもなかなかお店に入ってもらえなかったと振り返ります。様子を見ているだけで、その一歩を踏み出してくれない。そんな中、スペインからやって来て日本に滞在している方が、昔懐かしい本場の味を再現する同店のトルティージャをとても気に入り通い始めてくれました。そうしているうちに、食べてさえもらえれば「美味しい。」「また来ます。」と、他のお客様からも好評の声をもらえるようになったそうです。
トルティージャを挟んだサンドイッチが“ボカタ”
トルティージャには“良く焼く派”と“半熟派”があるそうですが、同店のトルティージャは“半熟派”だそうです。本場の人気も“半熟派”が多いのだとか。カリッと焼かれた卵の中からトロトロ半熟卵とポテトがあふれ出す美味しさは一度食べたらやみつきです。トルティージャには基本細かく切って揚げ焼きしたポテトがゴロゴロ入っています。
ポテトと卵だけのメニューを“クラシック”、それにハムとチーズの入った一番人気が“ハム&チーズ”、また、ソーセージの入ったものが“チョリソー”というメニュー名で並んでいます。これらトルティージャだけでいただくも良し、トルティージャをパンに挟んだスペイン風のサンドイッチ“ボカタ”でいただくも良し。この“ボカタ”こそ、同店の店名の由来です。“ボカタ”も3種類のトルティージャから選べます。ガッツリご飯を食べたいときは“ボカタ”がおすすめ。これ一つでお腹いっぱいになりますよ。
トルティージャの入っていないシンプルなサンドイッチにはトマトが挟まれており、これを“パンコントマテ”と言います。ランチセットには、このパンコントマテとトルティージャ、オニオンリング、ピクルスのワンプレートが人気です。この具材をすべてパンに挟めばボカタとしても味わえ、お好みのスタイルで楽しめます。さらに、このボカタには、現地で人気のソース“アリオリ”をかけて食べるのもおすすめです。アリオリとは、ニンニクの入ったマヨネーズといったところでしょうか。このほかに日替わりメニューもあるので、何度通ってもその日の楽しみがあります。
シンプルな店内に香るスペイン感
「あまりスペインを強調した店にはしたくなかった。」と語る勝村さん。そんな店内は、素朴でシンプルな木のぬくもりを感じる落ち着いた内装です。あまりスペイン色を感じない内装ですが、カウンターの下にはスペイン語の雑誌や本が置かれ、スペインの飴やガムが販売されているので、そこはかとなくスペインを感じることができます。
カウンターの下のビールはスペインのビールで、個性豊かなフレーバーが味わえます。一番人気のビールは“エストレージャ・ガルシア”。日本のビールに味が近いので、入門編にぴったりなのだとか。店内には独特の顔つきをしたメキシコの人形もあります。味のあるその顔は見ていて楽しくなるそうです。ぜひ店頭でチェックしてみてください。
本場の味にこだわった男の挑戦は続く
まだまだ世の中に知れ渡っていない“トルティージャ”、そして“ボカタ”。勝村さんはここ祐天寺からこのメニューをスペイン料理の定番として定着させるために挑戦し続けます。とことん本場の味にこだわった『bocata』のトルティージャ。「どんなものなのか、気軽に見に来るだけでも来てみてください。」と勝村さん。一度食べたらやみつきになること間違いなしです。
店舗名 | bokata(ボカタ) |
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住所 | 東京都目黒区祐天寺2-3-2 1F |
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電話番号 | 03-6303-2531 |
アクセス | 東急東横線 祐天寺駅から徒歩3分 |
営業時間 | 火~金9:30~21:00(L.O.20:30)、土・日 祝11:00~18:00 |
定休日 | 月曜 |
ホームページ | https://www.bocata-tokyo.com |
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