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【沖縄・宜野湾】アメリカンアンティークのお店『シカゴアンティークスオンルート58』

沖縄県内最大級のアメリカンアンティークショップとして、沖縄県宜野湾市真志喜に移転オープンした『シカゴアンティークスオンルート58』。常時一万点以上の家具や雑貨を取り揃えています。

今回は、オーナーの清水さんとスタッフの渡嘉敷さんにお話をうかがいました。

異国情緒あふれる通りでビンテージショップをオープン

1986年に那覇市に一店舗となる古着屋をオープンし、その後宜野湾市に移転。ちなみに、お店の隣には姉妹店の『second city(セカンドシティ)』があります。

――オープンしたきっかけを教えてください。

「オーナーの清水が沖縄出身でして、結婚をして、里帰りの度にこっちで何かできたらと思っていたそうです。もともとはこの店舗にはあまり置いていない、アクセサリー関係のお店を始めたのがスタートですね。」

オーナーの清水さん自身は、アンティークのお店を以前からやっており、移転や統合を経て今に至ります。那覇の店舗では、古着や小さな雑貨がメインで販売しており、初めにに宜野湾に来た時には大きな生活雑貨やキッチン雑貨を販売していたそうです。

――以前からお店をされていたんですね、新店舗の名前の由来はなんですか?

「商品買い付けの拠点をシカゴに置いているためです。あとは58号線沿いの店なのでオンルート58をつけました。」

集めているアイテムは、オーナーが面白いと思ったものはもちろんのこと、お客さまのリクエストも取り入れているようです。

――移転先にこちらを選んだきっかけを教えてください

「国道58号線沿いはもともと”ファニチャーストリート”と呼ばれる、家具屋さんが多い通りだったんです。ユーズドの家具も含め、お店が多かったのもあって、お客さまが来やすいのではないかと考えてこの辺りで物件を探しました。この建物自体、40~50年前からある物件なので、お店の雰囲気に合うのかなと思っています。」

ヴィンテージ・アンティーク家具や雑貨を取り扱っている店舗が立ち並ぶファニーチャーストリート。『シカゴアンティークスオンルート58』では、その中でもオーナー厳選のユニークなアイテムの数々に出会うことができます。

好きなものを好きなお客さまに

古いものを多く取り扱い、販売している『シカゴアンティークスオンルート58』。長くショップを続ける中で感じた“難しさ”についてうかがいました。

――お店を続ける上での難しさはどこにありますか?

「扱っているもののほとんどが古いものなので、コンディションを保つのが難しいですね。この状態がいいという人もいれば、こんなボロボロなの?という人もいます。好みなのでそういった部分はなかなか難しいと感じます。」

――アンティーク品の魅力はどんなところにあるとお考えですか?

「アンティークは基本的に昔誰かが使っていたものなので、使用感がないアンティークはほとんどないです。付加価値はその人が歴史上の人物だったりとかそんな時。ただその時代に作られたものなので、今は手に入らないデザインだったり材質であったり…その点がとても魅力的だと思います。」

ここでしか出会えない希少なアイテムの数々

店内には、ナンバープレートやタイプライター、扇風機、店舗の看板などさまざまな商品が並びます。常時一万点を超える商品を取り揃えています。

――特にオススメの商品はありますか?

「オススメを聞かれると、正直、全てがオススメなのですが(笑)。特に人気なのはキッチン雑貨の、ファイヤーキングのマグですね。アメリカの耐熱ガラスのメーカーのものなんですが、発売当時はアメリカで耐熱容器が流行っていたんです。本来、ガラスは熱に弱いので、それがオーブンにも入れられるガラス容器ということでとてもセンセーショナルな商品だったんですよね。」

ファイヤーキングは1941年に誕生し、現存するアメリカのブランドです。マグはすでに製造中止となっていることもあり、買い求めて訪れるお客さまも多いそう。

――商品を仕入れるにあたって、何かこだわりはありますか?

「とにかくオーナーが面白いと思ったものを仕入れています。私自身、“つかえるのかしら?”と思うこともありますし、二度と手に入らないという理由で100年ほど前のものを持ってくることもありますよ。」

一番古いものでは、1904年につくられたレジを売っているそう。沖縄には戦前のものがなかなか残っていないので新鮮に感じるとのこと。

「マガジンなども置いていますよ。1940年代のものを見ると、当時のアメリカにはすでにシステムキッチンがあったりして。日本との発展の違いを感じることができます。」

当時のアメリカに時間旅行するような感覚に

――内装や物の配置で意識したことはありますか?

「アメリカそのものを感じてもらいたいです。オーナーがインテリア関係には非常に積極的で、飾ってある特にサイン(看板)には力を入れています。」

バーカウンターの向こうにはマネキンが立っていたり、椅子には人形が椅子に座っていたり…。広い店内のいたるところには擬似空間があり、思わず当時の世界に没入してしまいます。

――シーズンごとに模様替えをされているようですね。

「そうですね。ハロウィンやクリスマスには、ディスプレイをガラリと変えたりします。ハロウィンの本気の装飾に、子どもが泣き出しちゃうこともありましたよ。それくらい本格的なので、ぜひそのシーズンを狙って遊びにきてください!」

ゆっくりと見て、逸品と出会ってもらいたい

集中して店内を回っていると、ついついその時代に入り込んでしまい、我を忘れることがあると話す清水さん。お店に来る方にはそんな体験をぜひ感じてもらいたいそうです。

――開店ポータルをご覧の方へ向けて一言メッセージをお願いします。

「とにかく楽しんでもらえればと思います。オススメをスタッフに聞くよりも、たくさん見てもらって、お気に入りを見つけていただきたいですね。」

お客さまの中には一日では全部見ることができないと、日をわけて来る方もいるのだそう。公式SNSではセール情報の発信もしています。興味がある方はそちらもチェックしてみてくださいね。

店舗名 シカゴアンティークスオンルート58
住所 沖縄県宜野湾市真志喜1-1-1
電話番号 098-898-8100
アクセス 琉球バス交通沖縄バス 真志喜バス停留所から徒歩3分
営業時間 11:00~19:00
定休日 無休
ホームページ https://chicagoantiquesonroute58.jp/
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