【愛知・尾張旭】『蔵人』ファミリー層に大人気！こだわりが詰まった自慢のお好み焼きが絶品！

　今回は、印場駅から少し歩いたところにある創作鉄板焼き居酒屋『蔵人』をご紹介します。2016年8月19日にオープンした『蔵人」は、お好み焼きと鉄板焼きが自慢。そして、地元のファミリー層の方から愛されているお店です。
　一人ひとりのお客さまと丁寧に向き合いながら自慢のお好み焼きを作ってくれる店主の村瀬さんにお話をうかがってきました。

諦めた夢をもう一度掴むために

　元々、東京の飲食店で働いていた村瀬さん。そんな中で村瀬さんの抱いていた夢が破れたこともあり、一時は飲食関係の仕事から退いたそうです。“いつかまたできたらいいな”という思いを胸に時が過ぎたころ、村瀬さんのお父さまから“一緒にお店をやらないか”と声をかけてもらったのがきっかけで『蔵人』のオープンへと至りました。

　同店は、村瀬さんとお嫁さん、そしてご両親で切り盛りする家族経営です。実は、誘ってくれたお父さまは飲食経験がなく、お嫁さんも異業種に勤めていたそうで、お店の準備からオープンまでは、てんてこまいの日々が続いたといいます。
　そんな中でも言いたい事を言い合えて、さまざまな視点からの意見を出し合えたからこそ、お客さま目線のお店づくりができたのだとか。これこそが家族経営の良いところですよね。

倉敷の情緒ある街なみを感じて・・・

　
　どっしりと構える風情のある外観。元々は和菓子屋として営業していた場所だそうで、お店の物件を探している時にたまたま前を通りかかり見つけたのだとか。決め手となったのは、歴史ある街なみの屋敷や蔵に、雰囲気が似ていたことです。なんでも、村瀬さんが岡山・倉敷のご出身なのだそうで、その外観に魅了されたのだそう。
　

　趣ある外観とは違い、店内は落ち着いたおしゃれモダンな雰囲気。内装は、大工さんと村瀬さんの二人三脚で仕上げたもの。自慢のカウンターは村瀬さんの手作り。カウンター板を削ったり色を塗ったりと、大工さんに教えてもらいながら仕上げた愛着あるお店です。

　同店のコンセプトは「時間を忘れてゆっくりくつろげる空間」。客層のターゲットをファミリーにしていることもあって、子どもが寝てしまっても十分に寝られるスペースを確保したり、座るスペースを広く取り、家族みんなでゆったりと食べられるような空間づくりにこだわっています。
　
　「土日は子ども達がワイワイはしゃぎ、カウンターに来て鉄板で焼いている様子をジーっとみている姿が微笑ましいです！」と朗らかに話す村瀬さん。アットホームな雰囲気づくりを心掛けている同店がファミリー層に人気なのもうなずけますね。

自慢のお好み焼きのこだわりはキャベツにアリ

　おススメは、自慢のお好み焼きです。家では作れないものを提供したいと、材料の仕込みにはこだわっています。生地に混ぜ込むキャベツには特にこだわっていて、とにかく細かくみじん切りにしたあと、水抜きに２日かけています。また、手切りにこだわり、機械を使わず、全て手作業でおこなっているというから驚きです。この手間ひまかけた地道な作業が、ふわふわのお好み焼きになるのだとか。お店を訪れた際には、ぜひオーダーしてみてくださいね。

特別な生ビールで乾杯！

　そして、おいしいお好み焼きには、冷えた生ビールが一番！同店の生ビールはほかとは一味違います。村瀬さんは、生ビールの講習会に参加して、注ぎ方やビールサーバーの手入れ方法、グラスの洗い方などを学んだのだそう。お客さまにおいしく飲んでもらうために、見えないところまで徹底するこだわりぶりです。きっと、一味も二味もおいしく感じるはずですよ。

　このほかにも、さまざまなお酒を置いています。焼酎やカクテル、ソフトドリンクもあるので、会社の飲み会にも重宝しそうです。お客さまのわがまま次第で仕入れてくれることもあるそうですよ。今では、店内にお客さまの要望で集まったお酒の瓶がズラリと並んでいるほどなのだとか。要望に気さくに対応してくれるのも個人店ならではの魅力ですね。

今年からランチ営業もスタート

　「常連のお客さまから、ランチをやってほしいというご要望が多いんです。お好み焼きややきそばがお客さまに浸透してきていることもあるので、ランチタイムにも食べられるように、今年から始めてみようと思います！ぜひお気軽にお越しください。」と村瀬さん。

　大人も子どもも、笑顔でワイワイとテーブルを囲んでゆったりと過ごせる空間が『蔵人』にあります。自慢のお好み焼きとビールを片手に、家族や友人との楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。