※閉店※【沖縄・うるま】扉を開けた瞬間に感じる“花と植物の異空間” 『Laflor』

いきいきした花を眺めていると何だか心が弾んでくる…、皆さんはそんな体験をしたことがありますか?今回は2012年にオープンして以来、さまざまなお客さまから愛されている花屋『Laflor(ラフロール)』をご紹介します。

こちらのお店を訪れると、まず感じるのは、花と植物の圧倒的なエネルギーです。鮮やかな色と華やかな香りの生花に、沖縄の自然を感じさせる緑の植物たち。これらは、誰かを思って贈る花束にも、自分や家族のために飾る観葉植物にも最適です。

オーナーでフローリストの糸数(いとかず)さんに、開店のきっかけや花屋としてのこだわりなどをうかがってきました。

稽古事が職業へ オーナーの挑戦

『Laflor』は、沖縄県立中部病院からほど近い場所にお店を構えています。店名はスペイン語で花という意味の“La flor”が由来です。

オーナーの糸数さんは、以前は横浜で福祉の仕事を、そして東京で花屋の仕事をしていました。

花と深く関わるようになったきっかけは、趣味と教養を兼ねて習い始めたお花の稽古事。花の魅力にはまっていった糸数さんは、講師の方などから情報を集め、単身でパリへと渡り、1ヶ月ほどを過ごしたといいます。パリでは、花屋を巡りながら花の講習も受けていたそうです。

帰国後、本格的に花屋になるための修業をはじめ、百貨店の中に入っていた観葉植物のお店へと就職しました。それが転機となります。そのお店では、観葉植物を沖縄から仕入れており、スタッフの皆さんも沖縄好きの方が多かったため、自然と糸数さんも沖縄への関心が強くなっていったのだとか。

こうして、沖縄へと移住を決め、うるま市内の花屋で経験積んだのちフリーランスへと転身。2012年12月には同店をオープンさせました。

清潔感あふれる花と植物の空間

花の香りが漂う店内は、生花や観葉植物を際立たせるため白色が基調になっています。生花を取り扱っている同店では、よりフレッシュ感にこだわっていて、あえて冷蔵庫は置いていません。自然なままの新鮮な花だけを店頭に並べて、在庫は多く抱えないのを意識しているそうです。

「入った瞬間にはっと空気感が変わる花屋独特の雰囲気を感じていただきたいです。そのためには、やっぱりお花や植物が元気でないと駄目。いきいきとした質の良いものだけを置くようにしています。」と糸数オーナーは微笑みます。

大切なのはイメージすること

仕事でのこだわりは、花束の向こう側にいる貰う方をより明確にイメージすること。お客さまがどんな花をあげたいのか、受け取る方はどんな雰囲気なのか…、コミュニケーションを取りながら糸数オーナーはイマジネーションを膨らませていきます。完成した花束を見せると、中には「あげる方のイメージにピッタリ!どうしてわかったの?!」と驚くお客さまもいらっしゃるほど。

また、お店では花器や鉢も販売しています。オーナーがご自身で東京や横浜、福岡、大阪へと出向いて買い付けてくる花器は、個性的で珍しいものも多く、これを目当てに来店するファンも多いといいます。

新たにガーデニングも開始

最近では、お庭づくりの仕事にも力を注いでいるという同店。お庭づくりでは、糸数オーナーの感性とお客さまの好みや理想をすり合わせて、完成のイメージを固めていきます。お庭の状態をこまめにチェックしながら植栽を進めていくそうですよ。

「お店で販売している切り花も鉢植えも、もともとは地面から出来ていると考えるようになってからは、ガーデニングへの興味も深まっていきました。実際にロンドンを訪れて本場のイングリッシュガーデンを見てきた矢先にお庭のご依頼があり、挑戦させていただいています。」と糸数オーナーは話します。

今後は、店舗の営業時間を見直して、お客さまのお庭へ出向いてのガーデニング事業も行っていく予定です。

“花と植物の力を感じて欲しい”

最後に記事をご覧の皆さんに糸数オーナーからメッセージです。

「生花の良さや植物の持つエネルギーを是非この店で感じていただきたいです。お店を留守にしている場合もありますので、気になった方はぜひご一報いただいてからご来店ください。」

皆さんも『Laflor』で、素敵な花と植物を探してみてはいかがでしょうか。

店舗名 Laflor (ラフロール)
住所 〒904-2243 沖縄県うるま市宮里265番地12号
電話番号 098-927-0788
アクセス 琉球バス 中部病院前バス停留所から徒歩1分
営業時間 月・金 16:00~19:00 / 火・水・木・土 11:00〜19:00 ※来店前に電話でお問い合わせください
定休日 日曜日
ホームページ https://www.laflor.space
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