【北海道・小樽】旨味たっぷりの煮込み料理はここ!隠れたポトフの名店『ムラタ・ポトフー』

 今回取材させていただいた『ムラタ・ポトフー』は、北海道小樽市銭函の住宅地に店舗を構えています。一軒家なので、注意して通らないと通り過ぎてしまいそうな外観のお店ですが、実は絶品のポトフやブイヤベースを食べられる隠れた名店です。
 2013年11月1日にオープンし、2018年の今年で5周年を迎える同店。店主の村田さんが「自分が納得する味のものしかお客様には提供しない」と言うように、同店の料理はどれもこだわりが感じられます。小樽市民だけでなく、北海道全域さらには日本全国からお客様が集まる、同店の魅力に迫ります。

料理で温かさを届けたい

 以前は札幌市内にあるホテルで、洋食の厨房に立っていた村田さん。職場の仲間と一緒に働く日々は楽しいものでしたが、“一人で自由に、自分が作りたい料理を作りたい”とも思うように。もともと独立志向もあり、実家のある小樽市銭函にて出店を決めたのだと教えてくれました。
 出店にあたって、どのような料理を提供するかと考えた際、フランスの家庭料理であるポトフが浮かんだそうです。
 「ずっとホテルでフレンチを担当してきたので、フランス料理を提供したいという想いはありました。ただ、あまりかしこまらずに食べていただきたいな、とも思ったんです。みんなが知っているフランス料理は何かなと考えたときに、ポトフなら条件を満たしていたんですよね。このあたりの気候は、基本的に冬は寒く、夏も比較的涼しくて夜は冷え込むこともあります。だから、温かい家庭料理のイメージの強いポトフを売りにして、お客様に足を運んでいただきたいと思いました。」

なんと、全国に『ムラタ・ポトフー』ファンが!

 2013年のオープンから現在までを振り返ってみて、嬉しかったことの一つとして、村田さんはこのようなエピソードを挙げてくれました。「周辺に住んでいる方はもちろん、北海道に住んでいる方も来店してくださいます。中には、大阪や福岡から予約のお電話をしてくれて、実際に来店してくださった方もいるんですよ。空港からも駅からも離れているこの場所に、わざわざ来ていただけることは、本当に嬉しいですね。全国各地のお客様に来ていただいて、とてもありがたいですね。」

 料理のこだわりは、“自分自身で納得できる味のものだけを、お客様に提供する”ということ。「“おすすめメニューはどれですか?”と聞かれることも多いのですが、答えられないですね。だって、全てがおすすめだから(笑)」。
 『ムラタ・ポトフー』の看板は、ポトフとビーフシチューとブイヤベースの三本柱。どれもじっくりと煮込まれていて、素材の旨味がぎゅぎゅっと染み出たスープには思わず感動。基本的に北海道産のものを使っていて、その三本柱の他にも、肉料理や魚料理、前菜やサラダなども。ワインとの相性も最高です。コース料理やランチメニューもあり、デートやママ友会でも使えそうですね。

『ムラタ・ポトフー』で贅沢な時間を

 同店自慢の料理の数々を更においしくしてくれるのは、ほっこりとして居心地のいい店内の空間です。料理だけでなく店内にも温かみがあって、ゆっくりと時間が過ぎるような感覚です。席数は、ぐるりとした半円形のカウンターが6席と、4名掛けのテーブル席が2卓。天井が高いので、開放感があります。
 寒い季節に食べるイメージのポトフですが、「ポトフ以外にも季節に合ったメニューを提供しています。暑い時期には夏限定のメニューも用意しているので、季節問わずお越しください。」とのこと。
 ゆっくりと時間が流れる店内で、気心の知れた仲間や家族と一緒に、店主自慢の料理を食べながら贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

店舗名 Murata pot-au-feu (ムラタ・ポトフー)
住所 北海道小樽市銭函3-23-23
電話番号 0134-61-3338
アクセス JR銭函駅から徒歩15分、銭函インターから車で5分
営業時間 【ランチ】11:30〜15:00 【ディナー】17:00〜21:00
定休日 月曜日、第3火曜日
ホームページ https://tabelog.com/hokkaido/A0106/A010601/1044317/
店舗詳細はこちら

関連する記事