【愛知・名古屋】飲みながら遊べる『Game Cafe&Bar SoLaCe ～ソラス～』で交流の輪を広げよう

　今回ご紹介するのは、愛知県の塩釜にある『Game Cafe&Bar SoLaCe ～ソラス～』。お酒を飲みながら、ボードゲームやカードゲームなどで遊べるお店です。
　“交流”をテーマとしている同店。初対面の方とでも仲良くなりやすい環境になっており、出会いのチャンスがあるので人との輪を広げられるのも魅力的です。

　同店の店長・松田さんにお話をおうかがいしました。

ゲームを交流のきっかけに

　2016年9月22日にオープンし、まもなく3周年を迎えようとしている『Game Cafe&Bar SoLaCe ～ソラス～』。こちらは、松田さんの理想をかたちにした場所なのだそうです。

――お店をはじめようと思ったきっかけを教えてください。

　「僕が30歳になったとき、年齢を重ねるにつれて転勤や結婚などで環境が変わり、一緒に遊べる人や機会が減ってきていると感じたんです。輪を広げたいと思っても、大人になるとそれもなかなか難しくて。たとえ機会があったとしても、性別や趣味の違いから仲を深められないこともあります。同じ価値観を持つ人と交流できる場所が欲しかったので、自分でつくってしまおうと思ったのがきっかけです。20代前半の頃にいろいろな経験をしていたこともあり、それを活かして交流をテーマにお店をはじめました。」

――交流できる場所をつくりたいとの想いから誕生したのですね。そこでこの業態を選ばれたのはなぜでしょう？

　「実は準備段階ではゲームをやる案はなく、みんなで集まってわいわい楽しめるイベントができるお店を考えていました。ただ、交流するにしても何かきっかけがないと打ち解けにくいですよね。なにか良いアイデアはないかと悩んでいたとき、内装屋に最近はボードゲームが流行っていると教えてもらいました。試しに友人とお店に行ってみたら、たまたま居合わせたお客さんと盛り上がり、意気投合して仲良くなれたんです。交流するのにとても良いツールだと感じたので、ゲームを取り入れることにしました。」

――なるほど。交流のきっかけとして選んだのがゲームだったということですね。

　「もし一人で来たとしても、ゲームをしている間はその話題で盛り上がれますよね。同じ楽しさを共有できるので、会話の第一歩が踏み出しやすくなります。もしこれがお酒だけを提供する場だとしたら、なにか話題を探さなければいけないと思うんです。そういった億劫さを感じることもなく、ゲームで遊ぶことで自然と輪が広がればいいなと思っています。」

――確かに、一緒に遊べばいつの間にか仲良くなれていそうです。店名にはなにか意味があるのでしょうか？

　「インターネットで調べていたときに見つけた言葉なんですが、英語で、悲しみや寂しさを和らげるといった意味があるそうです。お店のテーマにぴったりだと思って決めました。」

利用しやすい環境づくり

　地下鉄塩釜口駅から徒歩1分と、駅からとても近い場所にある同店。初めて訪れる方でも行きやすく、また、近隣には飲食店やマンションがあるため帰り道や用事のついでにもふらっと立ち寄れるのが魅力です。

――この場所を選んだ決め手があれば教えてください。

　「このあたりは土地勘がありますし、大学があるので集客を見込めるかなと思い選びました。繁華街よりもコストが抑えられてリスクも低く、出店が初めてだった僕にはちょうど良かったです。」

――いくつかの条件が重なって決めた場所なのですね。お店の内装や設備にこだわりはありますか？

　「心理的に落ち着く空間をコンセプトにして、長時間でも居続けやすい内装にこだわっています。人は色彩によって受ける感情が異なってくるので、肌の色に近いものや、茶色や緑など自然の色でまとめてみました。あとはドリンクを提供しているので、各席にホルダーを設置したことですね。熱中するあまりこぼして、お客さまの衣類やゲームが汚れないように対策しています。」

――配慮が行き届いていますね。トイレのほかに、メイクルームも完備されているのには驚きました。

　「それもこだわりの一つです。女性トイレにはあえて鏡を置かず、隣にメイクルームを設けることで混雑の緩和を図っています。最近女性のお客さまが増えてきているので、これには好感を持っていただけているようです。」

――女性にはありがたい工夫だと思います。ほかにはどのようなお客さまがいらっしゃいますか？

　「多いのは20代くらいの男性です。最初は学生がメインになるかと思っていましたが、広告を優先的にうっていたこともあってか社会人がけっこう来店されます。グループだったりおひとりさまだったり、なかにはけっこうな頻度で遊びに来てくれる方もいらっしゃいます。」

頭を使いながら夢中で遊べる！

　定番のものや話題のもの、お客さまの要望があったものを中心に、同店には多くのゲームがあります。どれにしようか迷ったときにはおすすめを紹介してくれるので、ゲーム初心者でも気軽に訪れられます。

――たくさんの種類を揃えていますね。どのようなゲームがあるのでしょう？

　「現在ボードゲームは500種類くらい用意しているので、ジャンルはかなり豊富にあります。特にコミュニケーションゲームが多めですね。戦略性が必要なものが人気で、学生なら人狼ゲームを楽しまれている方が多いです。ほかにも、自分が使っている駒を上手いこと運用し、ゲーム終了時に一番お金を稼いでいた人が勝ちといったものもあります。みなさんかなり熱中されていますね。」

――おもしろそうですね。頭の体操にもなって良さそうです。

　「普段、頭をつかう機会が少なくなっている方も多いと思います。ゲームを通してなら、楽しみながらできるのでおすすめです。たくさん考えた分、勝利したときの喜びは大きく、負けたときはとても悔しいですが、それもゲームの醍醐味だと思います。」

満足度の高いラインナップを用意

　“飲めて遊べる”とうたっているだけあって、お酒などのドリンクが豊富な同店。あわせてフードメニューも用意しており、ちょっとつまめるものからしっかりお腹を満たせるものまで揃っています。

――ドリンクは居酒屋並みのラインナップですね。

　「ビールやワイン、日本酒に焼酎など一通り揃えています。コーヒーや紅茶、ソフトドリンクといったメニューも用意しているため、お酒が飲めない方でもご安心ください。たくさん飲む方は、単品よりも飲み放題プランがおすすめです。」

――松田さんのイチオシはなんですか？

　「いちごミルクをおすすめしています。果肉入りのイチゴジャムのようなものとミルクをかき混ぜて飲むものです。飲み放題プランには含まれていないため、まだ飲んだことがない方も多いかもしれません。とても好評なので、ぜひ試してみてほしいです。」

――とてもおいしそうです。フードも充実していますね。

　「フライドポテトや唐揚げ、チキンナゲットなどのおつまみ。パスタやハンバーグ、オムライスなどのご飯もの。さらにはデザートまであります。ちょっと小腹が空いたときやしっかり食事をとりたいとき、どちらの場合にも対応できますよ。」

楽しいだけでなく思考力アップにも役立つボードゲーム

　常にお客さまの立場になって、お店づくりをしている『Game Cafe&Bar SoLaCe ～ソラス～』。全員に笑顔で楽しんでもらえるよう、ある意識を持って営業しているといいます。

――営業するなかで、心がけていることがあるそうですね。

　「自分が逆の立場だったときに、うれしいと思えるような接客を心がけています。おひとりさまでも十分に楽しんでもらえるよう、お客さまとは友達のような距離の近い関係を目指しています。そして、もしほかに一緒に遊ぶ人がいなかったとしても、僕がいるからと思ってもらえる環境をつくっていけるのが理想です。」

――今後はどのようなお店を目指しているのでしょう？

　「ボードゲームの良さや楽しさをもっと、学生に知ってもらいたいです。頭をつかうので、効率的な動き方や推察力、先を見る力などがゲームをしながら身につけられます。考える力を養うトレーニングにもなり、今後にも繋がってくると思います。初めてきた方にも楽しいと喜んでいただけていますし、面白いと思ってもらう自信があります！ぜひ一度遊びにきてください。」

　ボードゲームで遊べる以外にも、お店やお客さま主催のさまざまなイベントが毎月開催されています。詳細は公式HPをチェックしてください。より趣味のあう方と出会えるチャンスなので、興味のある方は参加してみるのをおすすめします。