【宮城・国分町】45年寿司を握り続けた大将のいる店『総本家やまこう』 熟練の味を堪能できる和食居酒屋

広瀬通りから国分町アーケードに入ってほど近くのビルの2階に、2001年4月から長年続いている和食居酒屋があります。それが今回ご紹介する『総本家やまこう』です。

店長の山田さんは御年70歳を超える大ベテラン。その人生は波乱に満ちていて、人生の頂点とどん底の両方を味わってきた苦労人です。実はすごい経歴の持ち主なんですよ。熟練の技が輝く海鮮和食は、会食の席でも大活躍。思わず誰かに自慢したくなるお店です。

人生の頂点とどん底を乗り越え、今なお現役

山田さんが独立したのは今から38年前。32歳の時でした。それまで寿司屋で6年ほど店長を務め、1981年に奥さまと一緒に独立。ちょうど回転寿司という形態が流行り始めたころで、山田さんは事業の幅を拡げて、有名回転寿司チェーンを何店舗もトレーニングしてきたのだそう。しかし、20年ほど経営を続けたところで、転機が訪れます。それが、事業の失敗。何もかもを失って、人生のどん底を味わいました。

そうして2001年4月に『総本家やまこう』として再スタートを切り、今年で18年目。当時を振り返り、山田さんは「順調に行き過ぎたのが失敗だった。」と語ります。
かつて2億3,000万円超えの売上を生んだ寿司業界の有名人は、現在国分町で、居酒屋の大将として料理を振る舞い続けています。

魚を捌かせたら右に出る者はいない刺身の味

『総本家やまこう』の名物料理はなんといってもお刺身とお寿司です。魚を捌かせたら山田さんの右に出る者はいません。

“お刺身の盛り合わせ”は旬の海産物を新鮮なうちに捌いた極上の一品で、同店に立ち寄ったら必食のメニューです。また、その刺身を生かしたお寿司もさすがの腕前で、一度食べたら他所のお寿司は食べられなくなるほど絶品です。

“めひかり揚げ”は、青く輝く目が印象的な魚“メヒカリ”を丸ごと唐揚げにした料理。目とエラは固くて食べにくいということで、ピンセットで一個一個丁寧に取りのぞいているのだそう。

このほか、“カキフライ”や“タラの天ぷら”など、旬の海鮮料理が充実しています。2018年の暮れから、冬はセリ鍋の提供も始めました。仙台といえば牛タンとセリ鍋は外せませんよね。

150分5,500円の飲み放題コースが大人気

『総本家やまこう』の飲み放題コースは150分5,500円と、とてもリーズナブルです。一般的に飲み放題コースは120分のお店が多いですが、同店では居心地の良さを優先し、150分の設定にしたのだとか。時間を気にしながら慌ただしく食事するより、ゆったりと食事を楽しんでほしいという想いが込められています。ただしこれが適用されるのは、4名以上での利用時に限るそう。ご希望の方はご注意を!

週3日ジムでトレーニング!元気いっぱいの大将

なんと山田さんは現在も週3日ジムで体力づくりを欠かさないのだそうです。御年70歳を超えて、今なお若々しくハツラツと仕事を続けているのには、こんな秘密があったのですね。元気で明るい性格は、大学時代応援団に所属して鍛えられたもの。3年間しごきに耐え、4年生の時に応援団長になった山田さんは、現在もその精神を持ち続けて、声の大きさと威勢の良さは誰にも負けません。

「トーク力には自信があるんだけど、ネタがわかってもらえないと困っちゃうね。若い人にももっと店に来てほしいな。」と、お茶目は一面ものぞかせた山田さん。ウィットに富んだジョークが聞きたい方は、ぜひ気軽に声をかけてみてください。

国分町に飲食店は数あれど、人に自慢したい店を紹介するなら『総本家やまこう』をリストに入れてみてください。気さくで元気な山田さんが、目を見張るような凄腕を披露してくれます。大人数(4名~)で宴会をするのなら、迷わずに飲み放題コースを選びましょう。時間を気にせずゆったり楽しめますよ。

旬の海鮮を国分町で味わいたいのなら、ぜひ『総本家やまこう』に足を運んでみてください。

店舗名 総本家やまこう
住所 宮城県仙台市青葉区国分町2-5-3 ゴロク壱番館ビル2F
電話番号 022-215-0045
アクセス 地下鉄南北線勾当台公園駅から徒歩7分
営業時間 平日 17:00~23:00 / 土・日・祝 17:00~21:00
定休日 日曜日
ホームページ https://sohonke-yamako.jp/
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