※閉店※【宮城・仙台】喜多方と同じ一杯が仙台で味わえる『ラーメン和一』 “じとじと”の味が病みつきに!

醤油の香りと旨味が染み渡るスープ、プリッとしたコシの強い平打ち縮れ麺…シンプルでありながらバランスのとれた味わいが人気の“喜多方ラーメン”。この喜多方ラーメンの専門店として、本場の味を楽しめると連日多くのお客さまで賑わっているのが『ラーメン和一(わいち)』です。“じとじと”がキーワードの同店のラーメンの魅力に迫りました。

喜多方流“じとじとラーメン”が話題

『ラーメン和一』は、JR仙石線・中野栄駅から徒歩5分ほどの場所にあります。こちらは、喜多方に本店を構えるラーメン店『一平』の分店として、喜多方出身のオーナーが2012年3月にオープンしました。本店同様に、喜多方ラーメンの世界では珍しい背脂が入った“じとじとラーメン”が注目を集めています。
“じとじと”とは会津弁で、“脂の入った”との意味なのだとか。もともと、醤油や味噌、清酒の醸造業が盛んだった喜多方では、醤油味ベースのあっさり系のラーメンが古くから親しまれてきました。同店のラーメンも、この流れを組んだ醤油味がルーツ。このスープに豚の背脂が合わさることでコクが加わり、すっきりしてしつこくない“あっさり脂”の独特の味わいが生まれるのです。

丁寧に作られる珠玉の一杯

お店では、国産のゲンコツと呼ばれる豚の足の骨をたっぷり使用し、臭みがでないようアクを丁寧に取りながら出汁をとっています。そこに香味野菜や5種類の魚介、昆布、背脂を入れてさらに煮込み、ようやく基本のスープの完成です。
味の決め手となる醤油ダレは、門外不出の秘密のレシピで作ります。オープン当初からお店を支えている3人のスタッフしか調合内容を知らない、徹底ぶりです。
麺は、毎日喜多方から仕入れている、熟成多加水麺。喜多方ラーメン特有の平打ちの縮れ麺は、スープがよく絡むとともに、程よい弾力を堪能できますよ。仕上げのトッピングには、とろとろのチャーシューと手で小口切にした長ネギを添えて。こうして丹精込めて作られる一杯のラーメンには、気品すら漂います。
多くの方が愛してやまない味わいは、ぜひご自身でご堪能くださいね。

喜多方が誇る日本酒も充実

ラーメン店と言えど、日本酒も先鋭揃いの同店。喜多方の酒蔵から一押しの銘柄を仕入れています
創業1790年の老舗・大和川酒造の代表銘柄“弥右衛門”は、辛口好きにはたまらない一本。また、若き蔵元が奮闘する峰の雪酒造場の“大和屋善内”は、フルーティーで呑みやすい口当たりで、普段はあまり日本酒を飲まない方にもおすすめです。
ほかにも、しゅわっと甘みが弾ける生酒“奈良萬おりがらみ”や、福島県酒造協同組合が独自に開発した酵母で仕込んだ喜多の華酒造場の“きたのはな”など個性的な銘酒が並びます。

馬刺しやあさりの酒蒸しといった日本酒に合う肴も用意しているので、ちょっと飲みたいときに立ち寄るのもいいですね。

仙台で愛される喜多方の味

外観も内装も黒を基調に、落ち着いた空間を作りあげました。店名をアルファベットでも表示したりオリジナルロゴの入った提灯を飾ることで、お洒落感の漂うスタイリッシュな入り口を演出しています。
訪れるお客さまは、性別年齢を問わずさまざまで、リピーターがおよそ7割を占めているといいます。中には、女性お一人で訪れる方や小さなお子さま連れの姿も見られます。店内には、社会見学で訪れた小学生からのお礼の手紙や可愛らしい似顔絵も飾られています。開店から7年を迎え、しっかりと地域に根付いている様子がうかがえますね。

今後は、東北で店舗を拡大していきたいとの目標があるそうです。仙台で愛される喜多方の味がほかの地域で食べられる日もそう遠くないかもしれません。

最後に店長の田積さんから、開店ポータルの記事をご覧の皆さまにメッセージをいただきました。
「喜多方へ足を運ばなくても本場と同じ味が食べられます。ぜひお越しください!」

“あっさり脂”の新しい境地が楽しめる『ラーメン和一』のじとじとラーメン。みなさんもご堪能ください!

店舗名 ラーメン和一
住所 〒983-0012 宮城県仙台市宮城野区出花2丁目8-8
電話番号 022-254-2234
アクセス JR仙石線・中野栄駅から徒歩5分
営業時間 10:00〜15:00、17:00〜21:00(L.O. 20:30)
定休日 水曜日
ホームページ http://kitakata-waichi.com/