【福岡・今宿】職人技がキラリと光る！新鮮な海の幸は『和ダイニング 立石』が一番♪

※現在は閉業しています（2020年3月）

　筑肥線今宿駅からすぐの『和ダイニング 立石』は、2017年8月にオープンした産地直送の魚と本格和食のお店です。今回は飾らない人柄がステキな店長・丸田藤孝さんにお話をうかがいました。

漁師料理『立石』の2号店

――こちらのお店は海鮮がメインのお店なんですね。

　「糸島の芥屋っていうところに『漁師直営 立石』っていう、祖母の代から40年続く漁師料理の店がありまして、ここはその2号店としてオープンしました。」

――ご家族でお店をされているんですね～。しかも40年続いてるなんてスゴイ！

　「親父が漁師なので、毎日新鮮な魚を芥屋から直送できるんです。普通の店では仕入れられないような魚も、ここなら食べられますよ。」

――いいですね～！丸田さんはずっと家業を手伝われているんですか？

　「いえ、以前はホテルなどで和食の料理人をしていました。前々から自分の店を持ちたいという気持ちはあったんですけど、2年ほど前にこっちに帰ってきて、たまたまいい場所が見つかったんで、やってみようかと。今も昼間は本店を手伝ってるので2足のわらじです。」

――毎日2店舗を行き来してるんですか？大変ですね。

　「ええ、もうバタバタで（笑）。今は本店で仕込みをして、ここに食材を運んでいます。文字通り産地直送です！」

父が釣る新鮮な魚が自慢

――店長のオススメ料理は何ですか？

　「やっぱり刺身はぜひ食べていただきたいですね。日によって魚はいろいろ変わります。生けすがないんで売り切れてしまうこともありますが、ウニがあるときなんかは特に食べていただきたい！本当に新鮮なので、皿の上でも動いてますから。」

――ホントですか？それはなかなか普通のお店では食べられないですね。今の時期はどんなお魚が良いですか？

　「今の旬はヒエダイかな。タイの仲間で煮物に使われることが多いですが、うちでは活きがいいので刺身に使います。脂が乗っていておいしいですよ！大相撲の九州場所が始まるころには、親父がいいサワラを釣って来るので、それもおすすめですね。」

――うわ～、おいしそう！天然モノの季節の魚が食べられるなんて贅沢ですね。

　「僕はもともと料理人なので、和食にも力を入れています。特にだし巻き卵は人気があります。甘くないコテコテのだし巻きですけど、できたてはめっちゃおいしいです！作った後にギュッと絞ってから出すところもあるけど、うちはできたてをお客さんにナイフで切ってもらうんですよ。だしがじわ～っと出て、食感も全然違います。」

本格和食とアレンジ料理も魅力

――卵料理って自分ではなかなか上手に作れないので、本職の方のお話を聞くだけでお腹が空いてきちゃいます（笑）。一番のオススメが卵って言えるお店は、絶対ほかのお料理もおいしいですよね。

　「よその店には負けない！っていう気持ちでやってますからね（笑）。メニューも他の居酒屋とは違うなって思っていただけるようなものを考案していて、例えばシメは豆乳を使ったリゾットなんかは人気ですね。アサリと明太子の2種類があります。」

――和風の居酒屋さんでリゾットですか！？

　「豆乳の雑炊みたいな感じですけど、おいしいですよ～。あとはデザートにチュロスプレートとか。お皿にこだわって、盛り付けも工夫しているので、目でも楽めると思います。」

――いいですね～。本格的なお料理だけじゃなくて、ちょっと遊び心のあるメニューもあって…私、家が近所だったら毎日通っちゃうかも（笑）！駅からも近いですしね～。そうだ、お酒はどんなものがあるんですか？…え、ボトルが2,400円って安いですね！

　「そうなんですよ！セット料も消費税も込みでこの値段なんで、かなりお得かと思います。ほかにも日によって、その日は生ビール300円とかハイボールを安くしたりとかもしてるんですよね。」

欲張らずにコツコツと

――ハッピーアワーみたいに早い時間だけとかではなくて、その日1日通してその価格ですか？すごいリーズナブル！いいな～、天神にもお店を出してくださいよ～。

　「いやー、将来的にそういうことができたらいいですけどね～（笑）。今は欲張らずに、ここをしっかりやっていくことが肝要かな。お客さんを大事にしながら、料理もよそとは違うものを出していかんといかんなって今は考えてますね。オッサン2人がキツイ思いしながら頑張ってる感じなんで（笑）、まじめにコツコツやって、いつか天神に進出！なんてなったらいいですねぇ。」

――ぜひぜひ～！では最後にお客さまに一言いただけませんか？

　「楽しく飲んでくれる方、ウェルカムです！よその店には絶対負けない、本気の料理に自信があります。ぜひ一度、料理を味わってみてください！」