【北海道・札幌】中島公園に佇む隠れ家パン屋『よしぱん』は原材料にこだわったもちもちパンが並ぶお店

札幌市中央区・市電中島公園通駅から10条西9丁目の方面へ歩いていくと見えてくるのが黄色の外観が目印の手作りパンのお店『よしぱん』。

閑静な住宅街の奥にひっそり佇む同店では、原材料にこだわり一つひとつ丁寧に焼き上げたパンを提供しています。さっそく同店の魅力についてインタビューしてきました。

「パン屋を開きたい」という夢を実現

今回お話を伺ったのは、2018年11月23日にオープンした『よしぱん』のオーナー吉田さんです。

もともと「自分のお店を開きたい」という熱い想いを胸に抱いていた吉田さん。その想いを実現するために、製パンの専門学校に通い基礎を学んだ後、街中のパン屋さんで修業を重ねたのだそう。経験を重ねるうちにようやく独り立ちできると感じた吉田さんは、同店のオープンを機に独立開業を果たしました。

同店の店名の由来は、吉田さんの苗字の頭文字「よし」をとってシンプルに『よしぱん』と名付けたのだといいます。吉田家の家紋をベースにかわいらしいデザインとなっています。

住宅街の奥にひっそり佇む隠れ家パン屋さん

お店があるのは札幌の中でも落ち着いた雰囲気の漂う中島公園エリア。住宅街の奥にある黄色のアパート１階にお店を構えています。店内には入らず、ショーケースに並んだパンを選んで窓から注文する対面販売形式です。

オープンして間もないころは、場所がなかなか認知されずお客さまも少なかったそうですが、テレビや雑誌に取り上げられたことで徐々に評判が広まり、今では近隣にお住まいのお客さまはもちろんのこと、遠方からわざわざ足を運ぶリピーターもかなり多いのだそう。

『よしぱん』のパンへのこだわり

『よしぱん』では、「安心して食べられるパンを提供したい」という想いから、原材料にはとことんこだわり良質なものを厳選して使用しています。

北海道産の小麦や全粒粉、非遺伝子組み換えの肥料を与えているサツラク低温殺菌の牛乳、北海道・倶知安町にある石川養鶏場で採れた卵などどれも体にやさしい素材のものばかり。

また低温長時間発酵法(オーバーナイト法)でパンを焼き上げているため、小麦の旨味をより一層味わえるパンに仕上がっています。

同店は、午前10時にオープンして15種類ほどの焼き立てのパンが店頭に並びます。吉田さんお一人でパンを焼いているため、午前中に焼いたパンは、無くなり次第終了となります。
週末は、お昼の時間帯には完売しているパンも多くあるそうなので、お店に訪れる際は午前中に行くといろんな種類のパンに出会えますよ。

「ゆめぴりか」のお米を使ったもちもち食パン

『よしぱん』の看板メニューといえば、”ゆめぴり山”。

北海道産のお米「ゆめぴりか」を炊いて生地に練り込んだ食パンです。砂糖と油を一切使用していないため、とってもヘルシー。生で食べるともっちりとした食感を味わうことができますが、トーストするとおせんべいのようにパリパリとした食感を楽しめるのも特徴なのだとか。

甘みのあるお米を使用しているため、素材本来の自然の甘さを味わうことができますよ。サイズは、1本とハーフの2種類を展開しています。

おすすめパンのご紹介

店頭に並んでいるパンの中から、一部おすすめのパンをご紹介します。

あんぱん

お客さまに大好評のあんぱん。同店のあんぱんは、つぶあんが入った“あんぱん赤”と白あんが入った“あんぱん白”の2種類から選べます。手作りのあんこを使用しているので上品な甘さを味わうことができ世代問わず人気の一品です。

メロンパン

見た目はふつうのメロンパンですが、なんと柑橘系の香りと味がほんのりするメロンパン！表面はサクサクのクッキー生地になっており、中はしっとりモチモチ。子どもから大人まで大人気の一品です。

クロワッサン

同店のクロワッサンは、外はパリッとサクサクで中はもっちりとした食感。ほんのりとした甘さと芳醇なバターの香りが口いっぱいに広がりリッチな味わいとなっています。

チーズのフォカッチャ

“チーズのフォカッチャ”は、チーズの香りがほんのり漂い、モチモチとした食感。食べごたえのあるパンなので、ランチや小腹が空いたときのおやつにもぴったりです。

今後の展望

「今はガスのオーブンを使ってパンを焼いてますが、今後は石釜を使ってパンを焼いていこうと考えています。いつのタイミングになるかは未定ですが、ぜひ楽しみにしててください」と吉田さん。

お店に訪れる際は、パンの種類が豊富な午前中に行くことをおすすめします！ぜひみなさんも、こだわりのつまった『よしぱん』でお気に入りのパンを見つけてみてはいかがでしょうか。