【沖縄・那覇】コスパが最高！『Bremen』で誰もが楽しめるブリトーを味わおう！

　今年4月に沖縄にてオープンしたばかりの『Bremen』は、トルティーヤに具材をのせ、巻いて食べる“ブリトー”の専門店です。今回は、オーナーの與那覇さんに開店にあたっての想いや今後のビジョンについて、お話をうかがってきました。
 

サラリーマン時代に出会ったブリトー

　與那覇さんは、数年前までサラリーマンをされていました。そこからご実家のお弁当屋さんに入り、飲食の世界へ。ご自身でお店をオープンするのは、今回の出店が初めてとなります。

　「ブリトーは、サラリーマン時代に知ったんです。元々タコスが好きな私に、先輩が教えてくれて。そこからブリトーについて色々と調べていくようになりました。」

　ファーストフードのイメージがあるブリトーですが、その認知はまだ広いものではないようです。

　「今回の出店を決めたのも、ブリトーを広めたいという想いがあるんです。ブリトーはどこに行ってもハンバーガーと比べると価格が高くなります。だから観光で来る外国人の方は食べるけれど、日本人はあまり食べないんです。私の思う適正価格で提供していけばブリトーをもっと広めることができるのではないかと考えて、お店を始めました。」
 

ブレーメンの音楽隊のようなお店に

　『Bremen』という店名は、最初にロゴから作成されたのだそうです。ロゴを作っていくうちに、使用する具材を積んでいった様子がブレーメンの音楽隊のようだと感じ、そこから『Bremen』と名付けられました。

　「これは後付けですが、ブレーメンの音楽隊のように、国籍や年齢に関係なく、みんなが楽しめる場所にしていきたいなと思っています。」
 

仕入れと規模感が決め手の店舗選び

　オープンしてからまだ間もない同店。現在の場所での出店を決めたのには、食材の仕入れが関係していました。同店がある場所では、土地柄もあって野菜を随分と安く仕入れることができるそうなのです。さらに、販売されている野菜は県産で、そこにも與那覇さんのこだわりが詰まっています。

　「他の場所でスーパーの野菜を使えば、今うちが出している価格では絶対に出せないので。それに、今くらいの規模感ならこまめに対応もできます。野菜の仕入れと規模感。それが決め手ですね。」
 

人による味覚の差にもこだわりを

　お店をオープンしてから、うれしいことも、その分苦労されたこともありました。

　うれしい瞬間は、お客さまから「また来ます！」の言葉があった時。また、提供している皮は自家製のものを使用しており、それに気づいてもらえた時もうれしい気持ちになれるとのこと。

　「手間かけてるね、とか、おいしかった、とか。そういう言葉をもらった時はやっぱりうれしいですよね。」

　反対に苦労されたのは、自分と他人との味覚の差でした。

　「味覚って人それぞれじゃないですか。私自身の味覚では良いと感じて提供しているものでも、人によっては違うと感じることもあります。それがたまたま近くのお店の方からのご指摘であったので、何度も挑戦しました。最終的にはおいしいと言ってもらえることができました。」
 

コスパ重視で地元の方に愛されるお店を

　與那覇さんが同店のコンセプトに掲げていきたいのは、「コスパ重視」であること。ブリトーを沖縄に広めていきたいという想いがあるからこそ、コスパは絶対にこだわりたい部分なのだとか。

　「うちの店がある場所柄、他のお店と同価格帯で売ってもお客さまは来ません。うちだから出せる価格で、ボリューミーに。そこはこだわっていきたいなと思っています。」

　與那覇さんの想いどおり、今の同店のお客さまは多くが地元の方です。若者から40代位の方まで、幅広い世代のお客さまがブリトーを楽しみに来ています。

　「海外からのお客さまの集客に力をいれる予定は今のところないですね。ターゲットも県内の人ですし、私の目的はあくまで沖縄でのブリトーの浸透なので。」

　ブリトーを購入する際には、まずはメインを選びます。そこから肉とトッピングを選ぶという流れ。ブリトーにもさまざまなスタイルがあるそうですが、與那覇さんご自身が好きなお店のスタイルに合わせて、同店でも提供をしているのだとか。飽きがこないので、何度でも食べたくなるスタイルです。

ボリューム満点のブリトーを味わおう！

　開店してからまだ日の浅い同店ですが、そこには與那覇さんのブリトーへの想いとお客さまがブリトーを楽しめる空間がありました。

　「まずは細々とやっていければいいなと(笑) あとはやっぱり、お店もブリトーも広く知ってもらえたらうれしいです。ぜひ一度、ボリューム満点のブリトーを食べてください！」

　コスパも味も最高のブリトーを『Bremen』で味わってみてはいかがですか？