【大阪・中崎町】おしゃれなコーヒースタンド『THE GUT’S COFFEE』で、職人が淹れたこだわりの一杯を

　中崎町駅から徒歩3分の所に、おしゃれなカフェができました。2019年6月15日オープンの『THE GUT’S COFFEE（ザ ガッツ コーヒー）』です。

　『THE GUT’S COFFEE』は内装工事を請け負う会社『株式会社 THE GUT’S』が運営するコーヒースタンド。梅田も徒歩圏内のアクセスのいい立地で、希少な豆を使用したコーヒーが楽しめると早くも話題を呼んでいるようです。代表の河内さんに、同店をオープンしたいきさつについてうかがってきました。

壁にこだわる職人集団が開いたおしゃれなカフェ

　運営会社の『株式会社 THE GUT’S』は、内装工事の会社です。とはいっても、主に手掛けるのは仕上げの仕事。壁に化粧シートを貼り、うつくしく仕上げる仕事です。

　「『株式会社 THE GUT’S』のテーマは“カッコよく生きる”。僕らの仕事は壁に化粧をする、おしゃれな仕事なんです。おしゃれな内装の会社がおしゃれなコーヒースタンドをやることによって、僕らの技術の高さをアピールしようと考えました。」

　お店をオープンするにあたり、当初の予定ではかわいらしい女性アルバイトを３人雇って、華やかなイメージのコーヒースタンドを考えていたようです。自動でコーヒーを作ってくれるマシンで、気軽にお手頃なコーヒーが楽しめる店を…。しかし、オープニングスタッフの面接で、一人のバリスタに出会い、目が覚めたといいます。

　「その子はコーヒーの職人で、大きな職人の手をした子なんですよ。その子に面接で、“そんなんでいいんですか？技術を売る会社じゃないんですか？ボタン一つで出すコーヒーってどうなんですか？”って言われたんです。そこでちょっと考えましてね。真剣にやって、いい機械で淹れて、技術を売る店にしようって、方向性を改めたんです。」

　そのバリスタに出会っていなかったら、今の『THE GUT’S COFFEE』は無かったと、河内さんは振り返ります。

眠気吹き飛ぶ強カフェインコーヒー“レッドアイ”

　そんな『THE GUT’S COFFEE』の自慢の一杯は、“レッドアイ”。ドリップコーヒーに、エスプレッソを1ショット追加した、強カフェインのコーヒーです。苦みが強く濃厚なので、眠気が吹き飛び、元気が出る一杯なのだそう。

　このコーヒーは昔、アメリカはニューヨークの労働者が、眠る暇もないほど働いていた時に、眠気を吹き飛ばすために飲んでいたコーヒーなのだとか。忙しくて寝ていられないここ一番の時に、大活躍しそうなコーヒーですね。

　「他店と差別化を図るためには、ストーリーが重要だと考えています。」

　日々続々生まれている新メニューも、ちょっぴり豆に詳しくなれるような豆知識が添えられています。なかなかお目にかかれないレアな豆を使用しているので、コーヒー通の方は要チェックですよ。

事務所の倉庫を改装

　河内さんにこの物件に決めたきっかけをうかがうと、「実は会社の倉庫なんです。」と、意外な答えが返ってきました。

　「元々ここは会社の事務所で、1階が倉庫になっていたんです。そこから車をどかして…。倉庫の中のカフェなんです。」

　内装は、さすがの専門職。細部にわたっておしゃれに仕上がっています。ベンチの脚は配管パイプを使用したインダストリアルなアレンジが効いています。

　なぜ中崎町に会社を構えたのかというと、「梅田が徒歩圏内だから。」とのこと。梅田はサブカルチャーの聖地。サブカルチャーが好きなスタッフが仕事帰りに梅田に立ち寄りやすいように、梅田からもアクセスがいいこの場所を選んだのだとか。

　「サブカルが好きな人はこだわりがありますよね。こだわりを持つ人と出会うのは難しいじゃないですか。おいしいコーヒーだけじゃなくて、サブカルの世界が好きな人にも来てもらいたいです。」

職人が淹れたこだわりの一杯を

　『THE GUT’S COFFEE』に対して、河内さんはこのように考えているそうです。

　「『THE GUT’S COFFEE』を売りたいわけじゃないんです。『THE GUT’S』という会社を知ってもらいたいんです。中崎町はこだわったものを売る店が多いので、僕らもこだわったものを提供したいと考えています。」

　内装に化粧を施すおしゃれな内装職人集団『株式会社 THE GUT’S』が開いた、おしゃれなコーヒースタンド『THE GUT’S COFFEE』。コーヒー職人が淹れたこだわりの一杯を飲んで、今日もお仕事を頑張りましょう！