【東京・沼袋】本格タイ料理『LOM THAI』は、おいしいだけじゃない魅力がたっぷり！

　今回は、沼袋駅から徒歩1分の場所にある『LOM THAI（ロムタイ）』を取材してきました。現地にあるおしゃれなカフェをそのまま日本に移動させたような明るい雰囲気の同店でいただけるのは、本格的なタイ料理です。
　しかしオーナーの星さんは、もともとタイ料理の料理人経験や飲食店経営の経験はありません。同店出店に至ったのは、さまざまな人との繋がりや、ママとして過ごしている日常の気付きなど、多くのきっかけがありました。

『LOM THAI』出店の経緯とは？

　普段は乳幼児のお子さんをもつママである星さん。妊娠・出産を機に大好きだった仕事を辞めて家庭に入り、自分の時間を持つようになって感じたことが、同店出店に大きく関わっているそうです。

　「仕事を辞めたことで、仕事を通して感じていた大きな達成感などの喜びはなくなりましたが、その代わりに、ちょっとしたおいしいものを食べることが日常の幸せとなりました。“今日はどこで何を食べようかな”と考えることが多くなったのですが、そこで気付いたのが、小さな子どもを連れて気軽に食べに行けるお店がないこと。自分が理想とするお店を作りたいという気持ちが芽生えた瞬間でした。」

　どんなお店にしようかと考えたとき、真っ先に浮かんだのが義妹夫婦だったのだとか。星さんのご主人の妹さんは、タイの方と結婚して現地にてご夫婦でカフェを経営しているそうです。

　「私自身もタイ料理が大好きでしたし、義妹の繋がりでタイ人のコミュニティーもありました。自分はタイ料理を作れなくても、タイ料理店ができると確信したんです。」
　星さんの予想通りにタイ人のシェフを見つけることができ、自身と同じ子育て世代のスタッフも入り、2018年10月にオープンを迎えたのです。

王室でも腕をふるったシェフの作る本格タイ料理

　運よく見つけることができたシェフは、なんとタイ王室でも腕をふるっていた経験のある方だったのだとか！タイのほかにも、ドバイや日本で料理人の経験をしてきたシェフなので、腕前はピカイチです。

　そんなシェフが作るのは、本格的なタイ料理。メジャーなメニューのほかにも、タイ現地でしか味わえないようなメニューが並んでいます。
　「タイ料理と聞くと“クセが強そう”“辛そう”などのイメージを持っている方が多いと思います。でも、聞き馴染みのないメニュー名なだけで、実際は日本でもよく食べられている食材を使っているんですよ。それに、当店では辛さやパクチーなども抜きにしたり調整することもできます。だから、タイ料理に抵抗のある人にこそ来てほしい！」

　星さんおすすめのメニューは、ガパオライスやグリーンカレーなどのメニューからお好みで2種類を選べる、ランチ限定のロムタイスペシャル。組み合わせを変えることができるので、何度来ても飽きません。
　また、夜にはお酒に合うタイ料理も多数提供しています。トントロを甘辛いたれでいただくコームヤーンや、小さめのカニを素揚げしたプーニムカティアムは、タイ産のワインと相性バツグンです。

味も雰囲気もタイさながら

　もともとインテリアなどが好きだった星さんは、『LOM THAI』の内装にもこだわっています。
　「おしゃれすぎると入りにくいので、男性一人でも入れるような、カジュアルな雰囲気のおしゃれなカフェを意識しました。また、タイ料理を出すのだから店内も現地に近づけたくて、緑がたくさんある明るい雰囲気に作り上げました。一個一個の家具などにこだわるのではなく、全体のバランスがうまく調和するようにしています。」

　おしゃれな店内は、思わず写真を撮りたくなってしまうような素敵な雰囲気です。一番人気なのは半個室で、お子さん連れでも周りに気兼ねなくくつろげると好評なのだとか。また、テラス席はペット同伴可能なので、天気のいい日には犬を連れたお客さまで賑わっています。

　味も店内もタイさながらの雰囲気を味わえる『LOM THAI』。星さんが理想としているお店を作るためにこだわりぬいた同店は、まるでタイにいるかのような、優しく明るい空気に包まれたぬくもりあるお店です。本格タイ料理『LOM THAI』で、今までのタイ料理のイメージをくつがえすような一皿を味わってみてはいかがでしょうか。