【沖縄・那覇】ピンクな世界で駄菓子が食べ放題?!『もえぴ』はオジサンもギャルも宅飲み感覚で過ごせる不思議なバー♪

 沖縄県那覇市、神原の農連市場前に、“大人の駄菓子屋”と書かれた看板があります。建物を見上げれば、怪しげなピンク光が漏れ出ています。こちらが今回ご紹介する駄菓子バー『もえぴ』です。

 一見するとちょっといかがわしい印象を受けますが、一歩店内に足を踏み入れると、かわいらしいクッションや雑貨が並べられた宅飲み感覚でくつろげる空間が広がっています。

 ドリンクを注文した方なら駄菓子が食べ放題!懐かしのあの駄菓子から、入手困難な駄菓子まで種類も豊富。このほか、手軽に食べられるおつまみも提供しています。オーナー・西平さんこともえぴさんに、同店の秘密を語っていただきました。

東京で出会った駄菓子バーを沖縄へ

 もえぴさんは18歳で上京し、原宿の古着屋で働くほどのファッション好き。幼い頃に読んだ少女漫画の影響で、お洒落でかわいいものが大好きになったのだそうです。やがてもえぴさんは、自身が接客の仕事に向いていることを自覚し、バーで働き始めます。それが駄菓子バーとの出会いでした。

 「駄菓子バーでは2年ほど働いたんですけど、その時に子どもの頃に駄菓子屋へ行っていたことを思い出して、駄菓子屋さんを始めたいと思うようになりました。でも、今すぐ駄菓子屋にはなれないので、沖縄に帰ってまずは駄菓子バーを始めようと思ったんです。面白そうだと思って。」

 そしてもえぴさんは23歳で沖縄に帰り、24歳で駄菓子バー『もえぴ』をオープンしました。これが2018年4月のこと。自分のお店を構えたもえぴさんは、今までコレクションしてきたお気に入りの雑貨を店に持ち込み、乙女の夢が詰まったかわいらしい空間を作り上げました。

ピンク色の乙女空間

 『もえぴ』の内装はまさに非日常の夢の中。ピンク色に染まる薄暗い店内に、電飾のお星さまの輝く壁。目隠しされたイケメンのマネキンは、妖しいコスチュームでお洒落しています。

 カウンターにはキュートな雑貨が並べられ、壁には駄菓子を詰めた棚がずらり。そして羽とハートがデザインされた『もえぴ』のネオンが、なんともラブリーです。この光景に圧倒されるか引き寄せられるかは、好みが分かれるそう。

 「このネオンは物件が決まってから作ってもらいました。好きな少女漫画にこんなデザインのブランドがあって、それを意識してデザインしました。内装の雑貨は家にあるものを持ってきただけなんです。かわいらしいものを集めて、飾ってみたらヤバイなって。マネキンはアパレルの仕事をやりたいので集めました。」

 アニメキャラのクッションが敷き詰められ、トラのじゅうたんが敷かれた小上がりの座敷。ここは宅飲み感覚でくつろげると人気の席なのだそう。ラブリーな座敷にスーツを着たサラリーマンやお父さん世代がくつろいでいる姿が、「ちょっとミスマッチで面白くてお気に入り!」と、もえぴさんは話します。

 店内には少女漫画のカバーを模したフライヤーが貼られています。題して“神里原(かんざとばる)物語”。

 このフライヤーは『もえぴ』の一周年記念のイベント告知として作られたもの。昔懐かしの少女漫画のコミックスをパロディして作られたのだとか。ちなみに、神里原とはこの近所の通称。イベントではこのイラストをデザインしたTシャツも販売され、男女を問わず大人気でした。

棚の駄菓子はドリンクオーダーで食べ放題

 壁のラブリーな棚に詰め込まれた駄菓子が、『もえぴ』の駄菓子バーたる象徴です。この駄菓子はドリンクをオーダーすれば食べ放題となっています。棚だけではなくカウンターのお皿の上にも飴やチョコ、おせんべいなどがぎっしり!

 イチオシの駄菓子はうまい棒納豆味とのこと。スナックなのに納豆の味と食感がして、ちょっとネバネバするのがクセになります。沖縄限定の駄菓子・粉ミルクもおすすめです。透明な袋に入った白い粉をストローで吸うと、ミルクの甘い味がして幸せな気分になれます。…こう表現すると、怪しいもののような気がしてしまいますが、県民ならだれもが知っている懐かしの駄菓子なのでご安心を。

 「駄菓子は農連プラザの角の駄菓子屋さんで仕入れています。わさびのり太郎やのし梅さん太郎なども人気ですよ!」

お酒も豊富だけど、『もえぴ』のおすすめドリンクは…

 ドリンクは種類豊富で、泡盛、焼酎、ウィスキー、カクテルなどが選べます。イチ押しは“ダイナーに置いてあるようなシェイク”。自分の店を持ったらぜひやってみたかったのが、このシェイクを作ることだったそう。味はバニラ、チョコ、ストロベリー、チョコミント、チョコクッキーの5種類。ホイップクリームとカラースプレーがトッピングされていて、見た目も味も大満足です。

 この物件は火気厳禁の物件のため、火を使った料理の提供ができません。そのため、電子レンジやノンフライイヤーで調理した簡単なおつまみであれば、提供できるとのこと。初めてのメニューは味玉(100円)でした。ノンフライのフライドポテトやナゲットなども選べるようです。同店では出前の取り寄せもできるので、お腹が空いた方はぜひ利用してみてください。

スナックといえばママのあだ名

 ところでこの『もえぴ』という店名。これは言わずもがな、あだ名をそのまま屋号にしています。

 「スナックといえばママのあだ名ですよね!ここはバーですが(笑)。いろいろ考えたんですけど、シンプルに名前でやろうと思いました。ピンク感のある名前で、かわいらしくて気に入っているんです。」

 今後の目標はステッカーを作ったり、イベントを催したり。いろいろな計画があるそうです。まるで夢の中の世界のような、非日常の世界を作りあげるのが目標だといいます。

 最後に開店ポータルをご覧の方に向けて、一言メッセージをいただいたところ、「ラブリーにお待ちしています!」と、もえぴさん。

 みなさんもラブリーな摩訶不思議空間を楽しみましょう。ここで開店ポータルをご覧の方に特典のお知らせです!
【OPEN特典!】
 「開店ポータルを見た。」と画面をご提示の方に、ワンドリンクサービスという特典をいただきました。

 この機会に『もえぴ』に足を運んでみてくださいね。

店舗名 大人の駄菓子屋 もえぴ
住所 沖縄県那覇市壺屋1-2-12-2F
電話番号 080-1546-2344
アクセス ゆいレール牧志駅から徒歩11分
営業時間 19:00〜27:00
定休日 水曜日、不定休
ホームページ https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47021910/
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