【沖縄・浦添】『缶’sバー久遠』で缶詰を肴に一杯!アザラシやだし巻き玉子の缶詰まで!?
手軽なお酒のおつまみとして人気の缶詰。鯖の水煮やオイルサーディンなどの一般的な缶詰以外にも、全国各地にはさまざまな珍しい缶詰があるんです。
その希少な缶詰を、お酒と一緒に楽しめるのが、今回ご紹介する『缶’sバー久遠(くおん)』です。同店を経営するのは、飲食業未経験で、更には大阪で運送業を営んでいるというオーナーの新垣さん。
「不思議な巡り合わせで沖縄に来たんです。」と話す新垣さんへの取材から、同店の歩んできた軌跡と魅力を教えていただきました。
何かに呼ばれるかのように沖縄へ…
大阪生まれ、大阪育ちの新垣さんは、大阪で株式会社久遠を経営しています。ご両親が沖縄出身ということもあり、沖縄はもともと縁のある土地でもありました。
さかのぼること、2013年。新垣さんは自身の誕生日に、急に沖縄に行きたくなり、目的も何もなく飛行機に飛び乗ったそうです。「何かに呼ばれたかのような感覚でした。」と当時を振り返ります。
一泊二日の旅でしたが、不思議な巡り合わせで不動産屋さんと知り合うこととなり、たまたま空き物件を紹介されました。自社の“久しい人と永遠に”というコンセプトの通り、人との繋がりを大事にしている新垣さんは、人と人の触れ合える場所を作りたいと思い立ち、飲食店立ち上げを決めたそうです。
昔のことを回想しながらお酒を飲んでほしい
人脈も経験もない状態で沖縄へ来た新垣さん。「お酒も料理も作れない…。じゃあ、お客さまには何を提供しよう?と考えた時、調理する必要のない缶詰が思いつきました。」という持ち前のアイデア力で、缶詰バーを開くことを決めたのだとか。そうして、2015年に『缶’sバー久遠』が誕生したのです。
「私は今50代なのですが、若い頃は友人と缶詰一個をつまみにして、いくらでもお酒を飲んでいました。お金がないから、駄菓子を肴にしたことも。みんな、若い頃はそんな経験をしてきたのではないかと思うんです。だからこそ、当店で昔を懐かしみながら、お酒を酌み交わしてほしいという想いがあります。」
缶詰の数は約100種類!
『缶’sバー久遠』にある缶詰は、なんと100種類!スーパーで売っている缶詰の他にも、全国各地、更には海外の缶詰まで取り揃えています。
「おいしくて珍しい缶詰を食べていただきたい。こんなにいろいろな缶詰があると知っていただきたいし、話のネタにもなりますよね。そう思いながら仕入れていたら、いつのまにか100種類になっていました(笑)」と新垣さん。
あざらし、トド、クマ、シカなど、野生の動物の缶詰も豊富にあります。クセが強い味ですが、不思議とお酒との相性はばっちりなのだとか。
一番人気は、大阪から仕入れているだし巻き玉子の缶詰。ふっくらした卵焼きは、一口かむとジュワッと出汁が染み出てきます。
ほかにも入手困難な缶詰や限定品なども仕入れているそうなので、缶詰の常識が変わりますよ!
駄菓子は食べ放題!
『缶’sバー久遠』では、缶詰以外にも看板メニューがあります。それが、駄菓子の食べ放題!小さい頃は自分のお小遣いと相談しながら買っていた駄菓子が、大人になった今、好きなだけ食べることができるんです。
「小さい頃に食べていた駄菓子を社会人になってから食べると、なんとも言えない懐かしさが込み上げてきます。意外と味付けがしっかりしているものが多いので、お酒にも合うんですよ。」駄菓子の味わいと一緒に、懐かしさや想い出もつまみにしてお酒を飲むことができますね。
人と人が繋がる空間を楽しんで
オープン当初は右も左も分からない状態でしたが、今ではたくさんの人がワイワイとお酒を酌み交わす場所となっている『缶’sバー久遠』。新垣さんが大事にしている人と人の繋がりが、同店をきっかけに広がっていることを感じているそうです。
「開店してから苦労ばかりでしたが、お客さまが楽しそうにしている姿を見ると、続けていてよかったと思います。そして、これからも続けていきたいとも思いますね。」と話してくれました。
そんな同店ですが、現在は店長にお店を任せています。バーテンダーとしての経験が豊富な店長がお酒を作ってくれるので、レベルの高いカクテルも楽しめますよ。
珍しい缶詰や駄菓子と一緒に、本格カクテルもぜひ味わってみてくださいね。
店舗名 | 缶’s バー久遠(カンズバークオン) |
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住所 | 沖縄県浦添市屋富祖4-6-8 サニーパートナー浦添2F |
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電話番号 | 098-943-0940 |
アクセス | 古島駅から徒歩40分 |
営業時間 | 20:00~翌5:00 |
定休日 | 木曜日(GW等、年末一部休業あり) |
ホームページ | https://k-bar-quon.com/ |
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