【沖縄・登川】100円弁当が話題！ボリューム満点の手作り弁当がおいしい『ゆかり弁当』

　沖縄県沖縄市登川の、沖縄北ICから出てすぐのところにお店を構える『ゆかり弁当』。
　
　営業時間は朝の４時からお昼の14時。テイクアウトメインのお店ですが、店内にはイートインスペースもあります。置いているお弁当の種類も豊富で、なんと100円からの販売。

　2015年４月のオープン以降、“街のお弁当屋さん”として、地元のお客さまを中心に愛される同店を取材してきました。

沖縄北ICの出入り口にある、街のお弁当屋さん

　街のお弁当屋さんとして親しまれる『ゆかり弁当』は、2019年4月に、オープンからまる４年を迎えました。今回、取材に応じてくれたのは、同店のオーナー・ぎしさんです。

――お弁当屋さんをはじめようと思ったきっかけはどのようなものだったのですか？

　「以前から、飲食のお店をやりたいと思っていたんです。そしてはじめるならお弁当屋さんをやりたいね、って一緒にお店をはじめた従業員と話していて。タイミング良くこの物件を借りられたので、スタートしました。」

　お店があるのは、沖縄北ICの出入り口にほど近いところ。営業時間が朝４時からとあって、お仕事に向かう方々が立ち寄ることが多いそうです。

　店名『ゆかり弁当』は、ぎしさんのお名前からきているのだとか。店舗にはイートインスペースもあり、購入したお弁当を食べることもできます。太陽の日差しが暖かい季節には、外に置かれたベンチで食べることもできるそうです。

地元に方々に愛されるお弁当屋さんに

　お店が開くのは日が昇る朝の４時で、定休日は日曜日だけ。この営業スタイルはオープン当初から変わっていません。

――やはり、早朝からの営業は大変ですか？

　「オープン当初は夜中の一時から仕込みや準備をしていたので、すごく大変でしたね。今は従業員も増えましたが、お店が軌道に乗るまでは、家に帰ってもまたすぐ仕込みのために出るような感じで、休むひまもないくらい毎日がバタバタでしたよ。」

――その努力があって、多くのお客さまに愛されるお店となっているんですね。うれしかったことはありますか？

　「たくさんありますが、一番は、地域の人が応援してくれていることです。今では色々な自治体からお弁当の注文をいただくようになりました。それと、口コミが広がって、遠方から買いに来てくださるお客さまも多くなりました。」

　来店された方がお弁当のファンになることはもちろん、ここで働くスタッフのファンになることもよくあるのだとか。

　「従業員に会うためにわざわざ足を運んでくれるお客さまもいるんです。野菜を持ってきてくれたり。人とのつながりは、今後も大事にしていきたいですね。」

良心的な価格と、あたたかいサービス

　お店に並ぶお弁当は、ボリュームも満点でリーズナブルな価格のものばかりです。

――悩んでしまいそうなほどのラインナップですが、特に人気の商品を教えてください！

　「100円から買える牛丼やカレー、チャーハンは人気ですね、150円のお弁当もリピーターが多いです。」

　店頭に並ぶ商品のほか、「出来たてが食べたい！」という方に向けて、注文を受けてから詰めるお弁当の販売もしています。

――陳列さているお弁当を見ましたが、どれもボリューム満点ですね。

　「ご飯は結構盛っていると思います。このなかでも野菜弁当はボリューミーで、１キロくらいあるんじゃないかな。」

　この野菜弁当（430円）で使用するのは季節の野菜。時期によって違った味を楽しめるのもうれしいポイントです。

――１キロはすごい量ですね！お腹いっぱい食べたい男性にもおすすめできそうです。

　「そうですね、建設現場で体力勝負の仕事をされている方もも多く来られるので、喜んでいただいています。」

一人ひとりに合ったお弁当を

――店頭でのお弁当販売以外にどういったサービスがありますか？

　「お祝いだったり、法事ように重箱だったり、自治体や老人会にはオードブルも作っています。基本的にそういったご注文に対しては打ち合わせをして、量や具材を変えるように対応しています。」

　お客さまとの打ち合わせで、なんと一時間の話し合いをしたこともあるのだとか！そういったお客さまに寄り添ったサービスが、街のお弁当屋さんとして愛される秘訣なのかもしれません。

　「地元の方に嫌われたら商売できないです。この地域の方からの注文が非常に多いから感謝しないと。」と、笑いながらお話いただきました。

　ボリューム満点のお弁当がリーズナブルな価格でいただける街のお弁当屋さん、『ゆかり弁当』。イートインスペースでは、100円そばや100円おにぎりもいただけます。近くを訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。