【埼玉・西川口】ハンドメイド雑貨に囲まれて厳選豆のコーヒーを味わえる『FELICE』で社会貢献！

　京浜東北線西川口駅東口から徒歩6分のところに、のぼりが目をひくお店があります。ハンドメイド雑貨を選びながら、ちょっと一息ついてコーヒーや軽食がいただけるお店『FELICE（フェリーチェ）』です。元々はインターネット通販でハンドメイド作品を販売していましたが、2018年4月1日にカフェを併設した実店舗をオープンしました。ハンドメイド雑貨は小さなお子さまに必要な道具袋や、ぬいぐるみのコスチュームなどママさんには嬉しいものばかりです。しかも丈夫にできているので破けにくく、長く愛用できるのもこちらで販売している商品のポイントです。社会貢献活動にも熱心に取り組まれている同店の魅力をご紹介します。

第二の故郷でオープン

　元々この『FELICE』は、店舗を持たないハンドメイド雑貨とコーヒー豆を販売するインターネットショッピングサイトでした。大手ショッピングサイト内にも店を構え、ハンドメイド雑貨を中心として飛ぶように売れていたのだとか。しかし「買う前に実物を手に取って選びたい。」というお客さまの声があり、実店舗を構えることとなりました。
　オーナーの萩原さんは仕事の都合で日本各地を転々としながらも、いつも落ち着くところはなぜか川口市でした。かれこれ20年近くになり地元よりも長く住んでいるため、萩原さんにとっては第二の故郷ともいえる場所です。また子供支援に力を入れている町ということもあり、子供向けの雑貨を扱う同店にとってはもってこいの場所でした。今や商品の質の良さが人気を呼び、生産が追い付かないほどの人気だといいます。

丈夫で壊れにくい子供向けハンドメイド雑貨

　『FELICE』では、ハンドメイド作家の商品を全国から集め委託販売をしています。品質へのこだわりは徹底しており、耐久性、クオリティ、デザインなど、萩原さんがチェックしてOKを出したものしか取り扱っていないといいます。布小物は原材料の布がすぐ廃盤になるので、二つとして同じ柄のものはないという一点ものです。

　一番の人気商品は“水筒肩ひもカバー”や“ランドセル肩ひもカバー”。ランドセル肩ひもカバーは、重たいランドセルの肩ひもが子供の小さなからだに食い込むことを防ぐためのカバーだそうです。汗も吸い取ってくれて付け替えも楽なので、コレクションして楽しみたいですね。ほかには、ぬいぐるみ用の可愛いコスチュームも人気の商品です。

タカノ珈琲の希少な豆がいただけるコーヒーが自慢

　同店はカフェも併設しているので、ちょっと休憩したい時はコーヒーがいただけます。豆は高級コーヒー専門店・タカノ珈琲の豆を使用しており、全50種類あるうちの40種類ほどを扱っているそうです。中にはパナマ産の“ゲイシャ”という高級豆や、ジャコウネコの糞から採取した“コピ・ルアック”という貴重な豆もいただける日があるので、コーヒー好きの方には是非味わっていただきたいところです。
　これらコーヒーのお供には、障がい者施設で生産された手作りスイーツがおすすめです。カフェの接客においても、障がい者の方たちが社会復帰の訓練の場として活躍しており、いずれは自立できる場として任せられるようにしていきたいと考えているそうですよ。

　また“テイクアウトランチ”の販売もしています。カレー丼やハンバーグ丼、肉巻きおにぎりなどがワンコインほどでいただけます。“テイクアウトランチ”とはいうものの、店内でいただくこともできるうえ、営業時間内ならいつでも販売しているので、コーヒーと一緒に味わってみてくださいね。

『FELICE』の商品を買って社会貢献

　“テーブル・フォー・トゥー”という社会貢献活動の団体と提携している同店は、コーヒー一杯の売り上げの中から20円を寄付しています。この取り組みは世界の飢餓に苦しむ子供たちのために。そしてバウムクーヘンやラスクなどのお菓子の売り上げは川口市に寄付され、障がい者支援に役立てられています。

　また同店のスタッフが熊本県出身のため、熊本の復興支援もおこなっています。熊本の震災で使われたブルーシートを利用したトートバッグ“ブルーシートバッグ”は人気商品で、在庫も残り少ないそうです。こちらも売り上げが熊本に寄付されます。同店での消費活動が、社会貢献につながる仕組みとなっているのです。

高い目標を掲げ地域と社会に貢献する

　ゆくゆくは親子3世代で来店していただき、子供は遊んで、ママは商品を選び、おばあちゃんはカフェでコーヒーを楽しめるような空間をつくっていきたいとのこと。また、ハンドメイド作品のイメージアップにもつなげていきたいと意欲を燃やします。現在は、趣味で作っている方が販売して良いレベルではない仕上がりの品を安易に販売し、粗悪品が多く出回っている現状があります。そういったマイナスイメージを払拭し、職人技から生まれた“一点もの”という価値ある商品として広めていきたいそうです。
　ハンドメイド雑貨とコーヒーの店『FELICE』はさまざまな魅力が詰まっています。是非、お気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。