【宮城・仙台】店主の人柄と絶品炭火焼が魅力の『阿古』は、県外からも訪れる価値ありの名店
宮城県仙台市の繁華街・国分町で、長年にわたり愛されている人気店『阿古』(あこ)にお邪魔してきました。2002年の開店以来、変わらぬおいしさを守り、料理へのこだわりを貫いているのは、店主の百武(ももたけ)さん。炭火焼料理店で15年間ほど料理長として経験を積んできた百武さんが、その経験を活かして得意の炭火焼料理をふるまってくれます。ほかにも、地元である仙台の郷土料理や季節を感じる料理など、食通たちをも唸らせる逸品を提供してくれます。
震災を乗り越えて
開店から15年。この長い歴史の中での忘れられないエピソードを伺ったところ、このようなお話をお聞きすることができました。
「2011年の東日本大震災ですね。同じ東北地方に住んでいる多くの方が犠牲になったことで、心がとても傷みました。ライフラインも途絶えてしまい、生活すらままならず、店の営業もできない日々が続きました。半月ほど営業を停止していましたね。」
東日本大震災を乗り越えて、現在の同店があると百武さんは言います。奥さまや周りの方々など、多くの人に支えられて乗り越えられたそうです。
季節感溢れる食材と絶品炭火焼料理
季節ごとの厳選食材を、一番おいしい調理方法で提供している『阿古』。中でも炭火焼料理は必ず食べてほしい逸品が揃います。
「移ろう季節によって、提供する食材も変わります。たとえば、秋であればサンマやカツオ。日本酒ととてもよく合いますよ。」と百武さん。また、表面はこんがりと香ばしく炙られ中はクリーミーな“タラの白子焼き”、ふっくら熱々の仙台名物“笹かまぼこの炭焼き”など、同店でしか味わえない炭火焼料理がさまざまあります。寒さの厳しい冬の人気メニューは“鴨せり鍋”。天然の真鴨は、噛むたびにジューシーな鴨の脂が口の中に広がります。そこに、シャキシャキ食感のセリの特有の香りがプラスされて、スープも残さず飲み干したくなる冬季の看板料理です。
ライブ感あるカウンター席が魅力!
内装のこだわったポイントは蔵造り。懐かしさや温かみが感じられ、ついつい長居したくなるような心地の良い店内です。
そんな同店はカウンター席のみで、百武さんとの距離が近いことも魅力のひとつ。気さくな百武さんとの会話は、おいしい料理やお酒をもっとおいしくしてくれます。百武さんをぐるりと囲むような造りになっているカウンター席では、炭火焼などの調理の様子を見ることができて、とても迫力がありライブ感を楽しめます。
県外からも訪れる価値のある名店!
平日でも満席になるほど賑わっている『阿古』。「飛び込みでいらしていただいても、席が埋まっていてお断りしてしまうことも多々あります。だからご予約していただいたほうが確実ですね。」と言うほど、『阿古』はいつも多くのお客様で溢れています。
仙台市民の他にも、県外からのお客様も多いそうで、観光でいらした方が訪れることも多いのだとか。大阪や熊本、石垣島など遠方のお客様も多くこられるそうです。「県外から出張や旅行で当店に来てくださったお客様が、帰ってから当店のことを友人や知人にお話してくださっているみたいです。“○○さんのご紹介で来ました”というお客様も多くて、有難いですね。」と百武さんは言います。
仙台を訪れたら『阿古』で炭火焼を堪能して
百武さんを中心として周りのお客様との会話もできるので、おいしさだけでなく楽しさも味わうことができる同店。物腰が柔らかく、気さくで温かい百武さんですが、調理の時になると料理人の目になり、ストイックにおいしさを追求しています。その姿も、同店の魅力のひとつなのだと感じました。
全国の食通がわざわざ訪れるほどの名店『阿古』。仙台を訪れた際には必ず立ち寄りたい一店です。同店でしか食べられない季節ごとの料理を堪能してみてくださいね。
店舗名 | 阿古(あこ) |
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住所 | 宮城県仙台市青葉区国分町2-11-11 千松島ビル1F |
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電話番号 | 022-223-0341 |
アクセス | 仙台市営南北線 勾当台公園駅 徒歩4分/仙台市営南北線 広瀬通駅 徒歩7分 |
営業時間 | 【月・祝日明け】18:00~23:00【火・水・木・金・土】17:30~23:00 |
定休日 | 日・祝日・大型連休・年末年始 |
ホームページ | https://hitosara.com/0006067950/ |