※閉店※【東京・小金井】手作りパンが並ぶ『ファンタジスタ』は、昔懐かしの雰囲気が漂う街のパン屋さん♪

JR東小金井駅から徒歩3分のところにある、緑の看板が目印のお店『ファンタジスタ』。店長の浅野さんが家族と経営している昔ながらのパン屋です。
少し懐かしい雰囲気と、あたたかみのある手作りパンが人気の同店。地域密着型をコンセプトとして地産地消にこだわり、地域の方々からも愛されています。

親子でパン屋をオープン！

2005年にオープンして、もう10年以上になる『ファンタジスタ』。浅野さんがお店をはじめたきっかけは、お父さまからの提案によるものです。
もともとは浅野さんのお父さまが、フランチャイズで大手のパン屋を経営していました。　契約満了の時期が近づいて今後のことを考え、地元で新たにパン屋を開くことに。
「せっかく地元で開くなら一緒にやろう！」と浅野さんは誘われ、同店をスタートしました。お父さまに経営のノウハウがあったこともあり、お店づくりはとても順調だったそうです。
現在は浅野さんとお父さま、そしてお母さまとときどき奥さまにも手伝ってもらいながら、家族みんなで助け合って営業を続けています。

地産地消で小金井を盛り上げたい

おいしいパンを作るためには水がポイントです。硬度や加える量によって生地の仕上がりが変わり、食感や味にも大きく影響します。
同店で使用しているのは、小金井で有名な井戸水である“黄金の水”。ミネラルを含んでおり、まろやかな口当たりが特徴です。この水を仕込むことでおいしくなるだけではなく、地産地消で小金井を盛り上げていけたらとの思いがこめられています。
パンに使っている野菜や果物も、できるだけ小金井産をチョイス。直売所や農家が軒を連ねている小金井の名所“小金井江戸の農家みち”から仕入れています。そのまま食べてもおいしい新鮮なものばかりなので、味も間違いなしです。
また、ここでは江戸時代から伝わっている伝統的な野菜・江戸東京野菜が収穫できます。収穫時期にはその野菜を使ったパンを提供しているそうなので、見つけたらぜひ試してみてください。

シンプルだけど何度でも食べたくなる味

余計なものは一切使わずシンプルな材料で仕上げたパンは、どれもホッとする素朴な味わい。なかでもおすすめは、オーソドックスに食パンとバゲットです。
食パンはノーマルタイプのほかに、黒ゴマを練り込んだ“胡麻食ぱん”もあります。香ばしい風味が食欲をそそる、ゴマ好きにはたまらない食パンです。

外はガリっと、中はもっちりとした食感が特徴のバゲット。そのまま食べるも良し、トーストするも良し。二通りのおいしさが楽しめます。1本300円とリーズナブルな価格がうれしいですね。

こちらは、小金井市のイメージキャラクター・こきんちゃんの焼き印が押されたあんぱんです。中にはほど良い甘さのつぶあんがたっぷり。かわいらしい見た目に、つい手をのばしたくなってしまいます。

そのほか、お客さまから好評なのが小金井の野菜をたっぷり乗せたベジふぉんでゅです。日替わりで野菜が変わるので、今日はなにがあるかなとワクワクします。一度でいろいろな野菜を食べられるのも人気のポイントです。

パン以外にもラスクやクッキーといった焼き菓子や、プリンも販売しています。砂糖は控えめになっているので、ダイエット中の方や健康に気を遣っている方にもおすすめですよ。

お客さまに寄り添ったお店づくりを

「できるだけお客さまのニーズにこたえて、誰もが気軽に利用しやすいお店にしていけたらと思います。今後もリーズナブルでおいしいパン作りを続けていくので、ぜひ足を運んでいただけたらうれしいです。」

昔を思い出すような、どこか懐かしい雰囲気が漂う『ファンタジスタ』。
今日のごはんやおやつで、パンを買いに訪れてみてはいかがでしょうか。浅野さんの愛情と小金井の魅力がたっぷりつまった味わいに、一度食べたらきっとはまってしまいますよ。